6.日本の果たすべき役割
(1) 日本の果たすべき役割
日本は国際社会で,主としてどのような役割を果たすべきか聞いたところ,「環境・地球温暖化などの地球規模の課題解決への貢献」を挙げた者の割合が60.6%,「人的支援を含んだ,地域情勢の安定や紛争の平和的解決に向けた取組を通じた国際平和への貢献」を挙げた者の割合が59.5%と高く,以下,「開発途上国の発展のための協力」(40.7%),「軍縮・不拡散の取組等を通じた世界の平和と安定への貢献」(39.5%),「難民・避難民に対する人道的な支援」(39.0%),「世界経済の健全な発展への貢献」(37.7%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
前回の調査結果(平成24年10月調査結果をいう)と比較して見ると,「環境・地球温暖化などの地球規模の課題解決への貢献」(52.5%→60.6%)を挙げた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「環境・地球温暖化などの地球規模の課題解決への貢献」,「世界経済の健全な発展への貢献」を挙げた者の割合は大都市で,「軍縮・不拡散の取組等を通じた世界の平和と安定への貢献」を挙げた者の割合は中都市で, それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「開発途上国の発展のための協力」,「軍縮・不拡散の取組等を通じた世界の平和と安定への貢献」,「難民・避難民に対する人道的な支援」,「世界経済の健全な発展への貢献」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「環境・地球温暖化などの地球規模の課題解決への貢献」,「人的支援を含んだ,地域情勢の安定や紛争の平和的解決に向けた取組を通じた国際平和への貢献」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「開発途上国の発展のための協力」を挙げた者の割合は50歳代で,「軍縮・不拡散の取組等を通じた世界の平和と安定への貢献」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図34,表22-1(CSV形式:3KB),表22-2(CSV形式:2KB),表22参考1(CSV形式:1KB),表22参考2(CSV形式:2KB),表22参考3(CSV形式:1KB))