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2 調査結果の概要

1.循環型社会に関する意識について

 (1) 3Rの言葉の認知度
 「3R」の言葉の意味を知っているか聞いたところ,「言葉の意味を知っている」と答えた者の割合が33.3%,「意味は知らないが,言葉は聞いたことがある」と答えた者の割合が24.8%,「聞いたこともない」と答えた者の割合が40.5%となっている。
 前回の調査結果(平成21年6月調査をいう,以下同じ)と比較して見ると,「言葉の意味を知っている」(29.7%→33.3%)と答えた者の割合が上昇し,「聞いたこともない」(45.0%→40.5%)と答えた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「言葉の意味を知っている」と答えた者の割合は大都市で,「聞いたこともない」と答えた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「言葉の意味を知っている」と答えた者の割合は男性で,「意味は知らないが,言葉は聞いたことがある」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「言葉の意味を知っている」と答えた者の割合は20歳代,40歳代で,「意味は知らないが,言葉は聞いたことがある」と答えた者の割合は40歳代で,「聞いたこともない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図1表1-1表1-2

 (2) ごみの問題に対する重要度
 日頃の暮らしの中で,ごみの問題は重要だと思うか聞いたところ,「重要だと思う」とする者の割合が98.4%(「重要だと思う」81.6%+「どちらかといえば重要だと思う」16.7%),「重要だと思わない」とする者の割合が1.2%(「どちらかといえば重要だと思わない」0.8%+「重要だと思わない」0.4%)となっている。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「重要だと思う」とする者の割合は女性で高くなっている。(図2表2

 (3) ごみを少なくする配慮やリサイクルの実施
 日頃の暮らしの中で,ごみを少なくする配慮やリサイクルを実施していると思うか聞いたところ,「実施している」とする者の割合が86.8%(「いつも実施している」34.9%+「ある程度実施している」51.9%),「実施していない」とする者の割合が13.0%(「あまり実施していない」11.9%+「ほとんど(全く)実施していない」1.1%)となっている。
 性別に見ると,「実施している」とする者の割合は女性で,「実施していない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「実施している」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,「実施していない」とする者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図3表3

 (4) ごみを少なくするための心がけ
 ごみを少なくするために大切だと思う行動はあるか聞いたところ,「食べ残しをしない,買いすぎや作りすぎをしないなど,食品を捨てないようにする」を挙げた者の割合が69.0%,「詰め替え製品を使う」を挙げた者の割合が66.2%,「レジ袋をもらわない(買い物袋を持参する),簡易包装を店に求める」を挙げた者の割合が66.0%と高く,以下,「壊れたものは修理して長く使う」(48.4%),「壊れにくく,長持ちする製品を選ぶ」(47.1%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 性別に見ると,「食べ残しをしない,買いすぎや作りすぎをしないなど,食品を捨てないようにする」,「詰め替え製品を使う」,「レジ袋をもらわない(買い物袋を持参する),簡易包装を店に求める」,「壊れにくく,長持ちする製品を選ぶ」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「詰め替え製品を使う」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「レジ袋をもらわない(買い物袋を持参する),簡易包装を店に求める」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図4表4参考1参考2

 (5) ごみを少なくするために行っていること
 日頃,ごみを少なくするために行っている行動はあるか聞いたところ,「詰め替え製品を使う」を挙げた者の割合が59.2%,「レジ袋をもらわない(買い物袋を持参する),簡易包装を店に求める」を挙げた者の割合が59.1%,「食べ残しをしない,買いすぎや作りすぎをしないなど,食品を捨てないようにする」を挙げた者の割合が55.8%と高く,以下,「壊れにくく,長持ちする製品を選ぶ」(37.1%),「壊れたものは修理して長く使う」(36.2%),「すぐに流行遅れになったり飽きたりしそうなものは買わない」(34.0%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 性別に見ると,「詰め替え製品を使う」,「レジ袋をもらわない(買い物袋を持参する),簡易包装を店に求める」,「食べ残しをしない,買いすぎや作りすぎをしないなど,食品を捨てないようにする」,「壊れにくく,長持ちする製品を選ぶ」,「すぐに流行遅れになったり飽きたりしそうなものは買わない」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「詰め替え製品を使う」を挙げた者の割合は30歳代で,「食べ残しをしない,買いすぎや作りすぎをしないなど,食品を捨てないようにする」を挙げた者の割合は70歳以上で,「壊れたものは修理して長く使う」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図5表5参考1参考2

 (6) 再使用や再生利用のための心がけ
 ごみや,一度使ったものがリユース,リサイクルされやすいようにするために大切だと思う行動はあるか聞いたところ,「家庭で出たごみは種類ごとに分別して,定められた場所に出す」を挙げた者の割合が85.8%と最も高く,以下,「リサイクルしやすいように,資源として回収されるびんなどは洗う」(71.7%),「トレイや牛乳パックなどの店頭回収に協力する」(58.8%),「古着を雑巾とするなど,不要になったものを他の目的で使用する」(53.6%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「家庭で出たごみは種類ごとに分別して,定められた場所に出す」,「リサイクルしやすいように,資源として回収されるびんなどは洗う」,「トレイや牛乳パックなどの店頭回収に協力する」,「古着を雑巾とするなど,不要になったものを他の目的で使用する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「古着を雑巾とするなど,不要になったものを他の目的で使用する」を挙げた者の割合は70歳以上で高くなっている。(図6表6参考1参考2

 (7) 再使用や再生利用のために行っていること
 日頃,ごみや,一度使ったものがリユース,リサイクルされやすいようにするために行っている行動はあるか聞いたところ,「家庭で出たごみは種類ごとに分別して,定められた場所に出す」を挙げた者の割合が83.3%と最も高く,以下,「リサイクルしやすいように,資源として回収されるびんなどは洗う」(62.7%),「トレイや牛乳パックなどの店頭回収に協力する」(48.7%),「古着を雑巾とするなど,不要になったものを他の目的で使用する」(44.1%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「家庭で出たごみは種類ごとに分別して,定められた場所に出す」,「リサイクルしやすいように,資源として回収されるびんなどは洗う」を挙げた者の割合は中都市で,「古着を雑巾とするなど,不要になったものを他の目的で使用する」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「家庭で出たごみは種類ごとに分別して,定められた場所に出す」,「リサイクルしやすいように,資源として回収されるびんなどは洗う」,「トレイや牛乳パックなどの店頭回収に協力する」,「古着を雑巾とするなど,不要になったものを他の目的で使用する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「古着を雑巾とするなど,不要になったものを他の目的で使用する」を挙げた者の割合は70歳以上で高くなっている。(図7表7参考1参考2

 (8) 循環型社会の形成についての意識
 大量生産,大量消費,大量廃棄型の社会から脱却し,循環型社会を形成する施策を進めていくことについて,どのように思うか聞いたところ,「現在の生活水準(物質的な豊かさや便利さ)を落とすことであり,循環型社会への移行は受け入れられない」と答えた者の割合が3.1%,「現在の生活水準(物質的な豊かさや便利さ)を落とさず,大量生産,大量消費は維持しながら,廃棄物の再使用(リユース)や再生利用(リサイクル)を積極的に進めるなど,できる部分から循環型社会に移行するべきである」と答えた者の割合が49.5%,「現在の生活水準(物質的な豊かさや便利さ)が多少落ちることになっても,循環型社会への移行はやむを得ない」と答えた者の割合が31.2%,「現在の生活水準(物質的な豊かさや便利さ)が落ちることになっても,循環型社会に移行するべきである」と答えた者の割合が9.8%となっている。
 年齢別に見ると,「現在の生活水準(物質的な豊かさや便利さ)を落とさず,大量生産,大量消費は維持しながら,廃棄物の再使用(リユース)や再生利用(リサイクル)を積極的に進めるなど,できる部分から循環型社会に移行するべきである 」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「現在の生活水準(物質的な豊かさや便利さ)が多少落ちることになっても,循環型社会への移行はやむを得ない」と答えた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図8表8参考1参考2

 (9) 3Rの推進に対する必要性
 ごみの減量やリユース,リサイクルを進めるために,必要と考えることを聞いたところ,「レジ袋をもらわないことや簡易包装にしたことに対する値引きやポイントの付与」を挙げた者の割合が60.0%,「リサイクルなどのための技術開発」を挙げた者の割合が56.0%と高く,以下,「学校などにおける3R教育の推進」(43.9%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「リサイクルなどのための技術開発」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「レジ袋をもらわないことや簡易包装にしたことに対する値引きやポイントの付与」,「学校などにおける3R教育の推進」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「レジ袋をもらわないことや簡易包装にしたことに対する値引きやポイントの付与」を挙げた者の割合は30歳代で,「リサイクルなどのための技術開発」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図9表9

 (10) ごみの問題の具体的な認知度
 ごみ問題について,どのようなことを知っているか聞いたところ,「野山や河原等への不法投棄が大きな社会問題となっている」を挙げた者の割合が87.9%と最も高く,以下,「海岸に漂着したごみなどにより,海岸の景観が損なわれたり,生態系などに影響を及ぼしている」(79.3%),「携帯電話など小型電子機器の中には,金やレアメタルなどの有用金属が含まれている」(70.0%),「使用済みのペットボトルを原料として再びペットボトルを製造した商品や,使用済みプラスチックを再生して外装材に使った家電製品が流通し始めている」(69.2%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「携帯電話など小型電子機器の中には,金やレアメタルなどの有用金属が含まれている」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(図10表10参考1参考2

 (11) 災害廃棄物の広域処理に対しての意識
 東日本大震災により大量のがれきなどの災害廃棄物が発生し,被災地のみでその処理を迅速に進めることが困難な状況のため,政府は,放射性物質が不検出または低く,安全性が確認された岩手県及び宮城県の災害廃棄物の一部について,被災県以外で処理を行う広域処理を推進しているが,東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理を進めるべきだと思うか聞いたところ,「進めるべきだと思う」とする者の割合が88.3%(「進めるべきだと思う」63.5%+「どちらかといえば進めるべきだと思う」24.8%),「進めるべきだと思わない」とする者の割合が8.8%(「どちらかといえば進めるべきだと思わない」5.0%+「進めるべきだと思わない」3.9%)となっている。(図11表11




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