8.がん対策に関する政府への要望について
(1) 政府に対する要望
がん対策について,政府としてどういったことに力を入れてほしいと思うか聞いたところ,「がんの早期発見(がん検診)」を挙げた者の割合が67.2%と最も高く,以下,「がん医療に関わる医療機関の整備(拠点病院の充実など)」(54.2%),「がんによって就労が困難になった際の相談・支援体制の整備」(50.0%),「がんに関する専門的医療従事者の育成」(48.0%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
性別に見ると,「がんによって就労が困難になった際の相談・支援体制の整備」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「がんの早期発見(がん検診)」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「がん医療に関わる医療機関の整備(拠点病院の充実など)」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「がんによって就労が困難になった際の相談・支援体制の整備」,「がんに関する専門的医療従事者の育成」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(図16,表16-1(CSV形式:3KB),表16-2(CSV形式:1KB))