2 調査結果の概要
3.生き方,考え方について
(1)家庭の役割
家庭はどのような意味をもっているか聞いたところ,「家族の団らんの場」を挙げた者の割合が65.4%と最も高く,以下,「休息・やすらぎの場」(57.7%),「家族の絆(きずな)を強める場」(54.4%),「親子が共に成長する場」(39.0%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「家族の団らんの場」,「家族の絆(きずな)を強める場」,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「家族の団らんの場」を挙げた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代から40歳代で,「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「家族の絆(きずな)を強める場」を挙げた者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「家族の団らんの場」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,生産・輸送・建設・労務職で,「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,販売・サービス・保安職で,「家族の絆(きずな)を強める場」,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図41,図42,表23−1,表23−2,参考)
都市規模別に見ると,「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「家族の団らんの場」,「家族の絆(きずな)を強める場」,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「家族の団らんの場」を挙げた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代から40歳代で,「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「家族の絆(きずな)を強める場」を挙げた者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「家族の団らんの場」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,生産・輸送・建設・労務職で,「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,販売・サービス・保安職で,「家族の絆(きずな)を強める場」,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図41,図42,表23−1,表23−2,参考)
(2)働く目的は何か
働く目的は何か聞いたところ,「お金を得るために働く」と答えた者の割合が51.6%,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合が14.8%,「自分の才能や能力を発揮するために働く」と答えた者の割合が9.1%,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合が20.0%となっている。
前回の調査結果と比較してみると,「社会の一員として,務めを果たすために働く」(13.3%→14.8%)と答えた者の割合が上昇し,「生きがいをみつけるために働く」(21.7%→20.0%)と答えた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は男性で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると「お金を得るために働く」と答えた者の割合は20歳代から50歳代で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は60歳代で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代から50歳代で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は男性の50歳代から70歳以上で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上,女性の60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は雇用者で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は自営業主,その他の無職で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は主婦,その他の無職で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は販売・サービス・保安職で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は農林漁業職で,それぞれ高くなっている。(図43,図44,表24−1,表24−2)
前回の調査結果と比較してみると,「社会の一員として,務めを果たすために働く」(13.3%→14.8%)と答えた者の割合が上昇し,「生きがいをみつけるために働く」(21.7%→20.0%)と答えた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は男性で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると「お金を得るために働く」と答えた者の割合は20歳代から50歳代で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は60歳代で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代から50歳代で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は男性の50歳代から70歳以上で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上,女性の60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は雇用者で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は自営業主,その他の無職で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は主婦,その他の無職で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は販売・サービス・保安職で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は農林漁業職で,それぞれ高くなっている。(図43,図44,表24−1,表24−2)
(3)どのような仕事が理想的だと思うか
どのような仕事が理想的だと思うか聞いたところ,「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合が61.2%と最も高く,以下,「自分にとって楽しい仕事」(57.7%),「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」(41.6%),「健康を損なう心配がない仕事」(31.9%),「失業の心配がない仕事」(31.5%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
都市規模別に見ると,「自分にとって楽しい仕事」,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は大都市で,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「自分にとって楽しい仕事」,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は女性で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「収入が安定している仕事」,「自分にとって楽しい仕事」,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代から40歳代で,「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は男性の20歳代,40歳代,女性の30歳代から50歳代で,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は女性の50歳代から70歳以上で,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代で,それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると,「収入が安定している仕事」,「自分にとって楽しい仕事」,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は雇用者で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は雇用者,自営業主で,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は主婦で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,販売・サービス・保安職,生産・輸送・建設・労務職で,「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,販売・サービス・保安職で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は農林漁業職で,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は生産・輸送・建設・労務職で,それぞれ高くなっている。(図45,参考,表25,参考)
都市規模別に見ると,「自分にとって楽しい仕事」,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は大都市で,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「自分にとって楽しい仕事」,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は女性で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「収入が安定している仕事」,「自分にとって楽しい仕事」,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代から40歳代で,「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は男性の20歳代,40歳代,女性の30歳代から50歳代で,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は女性の50歳代から70歳以上で,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は男性の30歳代,40歳代,女性の20歳代で,それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると,「収入が安定している仕事」,「自分にとって楽しい仕事」,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は雇用者で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は雇用者,自営業主で,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は主婦で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,販売・サービス・保安職,生産・輸送・建設・労務職で,「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,販売・サービス・保安職で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「健康を損なう心配がない仕事」を挙げた者の割合は農林漁業職で,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は生産・輸送・建設・労務職で,それぞれ高くなっている。(図45,参考,表25,参考)
(4)収入と自由時間についての考え方
収入と自由時間について,自由時間をもっと増やしたいと思うか,収入をもっと増やしたいと思うか聞いたところ,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合が32.9%,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合が49.3%となっている。なお,「どちらともいえない」と答えた者の割合が16.2%となっている。
性別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は20歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男性の50歳代,60歳代で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は雇用者で高くなっている。
職業別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は販売・サービス・保安職,生産・輸送・建設・労務職で,それぞれ高くなっている。(図46,図47,参考,表26−1,表26−2)
性別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は20歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男性の50歳代,60歳代で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
従業上の地位別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は雇用者で高くなっている。
職業別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は販売・サービス・保安職,生産・輸送・建設・労務職で,それぞれ高くなっている。(図46,図47,参考,表26−1,表26−2)
目次 | 戻る | 次へ