2 調査結果の概要
2 ペットの飼育に関する意識について
(1)ペット飼育がよい理由
ペットとして動物を飼うことについて,よいと思うことはどのようなことかを聞いたところ,「生活に潤いや安らぎが生まれる」を挙げた者の割合が61.4%と最も高く,以下,「家庭がなごやかになる」(55.3%),「子どもたちが心豊かに育つ」(47.2%),「育てることが楽しい」(31.6%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「生活に潤いや安らぎが生まれる」(54.6%→61.4%),「家庭がなごやかになる」(45.2%→55.3%),「子どもたちが心豊かに育つ」(41.2%→47.2%),「育てることが楽しい」(27.2%→31.6%)を挙げた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「生活に潤いや安らぎが生まれる」,「子どもたちが心豊かに育つ」,「育てることが楽しい」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「子どもたちが心豊かに育つ」,「育てることが楽しい」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「生活に潤いや安らぎが生まれる」,「家庭がなごやかになる」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代,50歳代で,「子どもたちが心豊かに育つ」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「育てることが楽しい」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図13,表10−1,表10−2)
前回の調査結果と比較して見ると,「生活に潤いや安らぎが生まれる」(54.6%→61.4%),「家庭がなごやかになる」(45.2%→55.3%),「子どもたちが心豊かに育つ」(41.2%→47.2%),「育てることが楽しい」(27.2%→31.6%)を挙げた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「生活に潤いや安らぎが生まれる」,「子どもたちが心豊かに育つ」,「育てることが楽しい」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「子どもたちが心豊かに育つ」,「育てることが楽しい」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「生活に潤いや安らぎが生まれる」,「家庭がなごやかになる」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代,50歳代で,「子どもたちが心豊かに育つ」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,「育てることが楽しい」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図13,表10−1,表10−2)
(2)ペット飼育による迷惑
他人がペットを飼うことについて,どのようなことに迷惑を感じるか聞いたところ,「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」を挙げた者の割合が55.9%と最も高く,以下,「猫がやって来てふん尿をしていく」(37.8%),「鳴き声がうるさい」(31.7%),「犬の放し飼い」(28.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」(60.3%→55.9%),「猫がやって来てふん尿をしていく」(42.6%→37.8%),「鳴き声がうるさい」(35.1%→31.7%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」を挙げた者の割合は大都市,中都市で高くなっている。
性別に見ると,「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」,「猫がやって来てふん尿をしていく」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」を挙げた者の割合は30歳代,50歳代で,「猫がやって来てふん尿をしていく」を挙げた者の割合は60歳代で,「犬の放し飼い」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図14,表11−1,表11−2)
前回の調査結果と比較して見ると,「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」(60.3%→55.9%),「猫がやって来てふん尿をしていく」(42.6%→37.8%),「鳴き声がうるさい」(35.1%→31.7%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」を挙げた者の割合は大都市,中都市で高くなっている。
性別に見ると,「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」,「猫がやって来てふん尿をしていく」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」を挙げた者の割合は30歳代,50歳代で,「猫がやって来てふん尿をしていく」を挙げた者の割合は60歳代で,「犬の放し飼い」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図14,表11−1,表11−2)
(3)飼えなくなったペットの処置
一般的に飼っている犬や猫が,いろいろな事情で飼えなくなった場合,どうするのがよいと思うか聞いたところ,「新たな飼い主をさがす」を挙げた者の割合が65.9%と最も高く,以下,「動物愛護団体に引き取ってもらう」(52.0%),「保健所や動物管理センターに引き取ってもらう」(30.3%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
都市規模別に見ると,「新たな飼い主をさがす」,「動物愛護団体に引き取ってもらう」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「新たな飼い主をさがす」,「動物愛護団体に引き取ってもらう」を挙げた者の割合は女性で,「保健所や動物管理センターに引き取ってもらう」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「新たな飼い主をさがす」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「動物愛護団体に引き取ってもらう」を挙げた者の割合は40歳代で,「保健所や動物管理センターに引き取ってもらう」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図15,表12−1,表12−2,参考)
都市規模別に見ると,「新たな飼い主をさがす」,「動物愛護団体に引き取ってもらう」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「新たな飼い主をさがす」,「動物愛護団体に引き取ってもらう」を挙げた者の割合は女性で,「保健所や動物管理センターに引き取ってもらう」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「新たな飼い主をさがす」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「動物愛護団体に引き取ってもらう」を挙げた者の割合は40歳代で,「保健所や動物管理センターに引き取ってもらう」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図15,表12−1,表12−2,参考)
(4)ペットの安楽死処分
全国の自治体において,年間に犬が約11万頭,猫が約20万頭引き取られており,引き取られた犬や猫の約9割は,新たな引取り手が出てこないなどの理由からなるべく苦痛を与えないように殺処分されているが,犬や猫の殺処分についてどう思うか聞いたところ,「殺処分を行う必要がある」と答えた者の割合が55.8%,「殺処分を行う必要はない」と答えた者の割合が29.3%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が11.4%となっている。
都市規模別に見ると,「殺処分を行う必要はない」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「殺処分を行う必要がある」と答えた者の割合は男性で,「殺処分を行う必要はない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「殺処分を行う必要がある」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,「殺処分を行う必要はない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図16,表13,参考)
都市規模別に見ると,「殺処分を行う必要はない」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「殺処分を行う必要がある」と答えた者の割合は男性で,「殺処分を行う必要はない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「殺処分を行う必要がある」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,「殺処分を行う必要はない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図16,表13,参考)
(5)ペットの死体の処分方法
一般的に飼っている犬や猫が死んでしまった場合,死体の処理をペット葬祭業者に依頼しようと思うか聞いたところ,「思う」と答えた者の割合が62.2%,「思わない」と答えた者の割合が32.1%となっている。
性別に見ると,「思う」と答えた者の割合は女性で,「思わない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「思わない」と答えた者の割合は60歳代で高くなっている。(図17,表14)
性別に見ると,「思う」と答えた者の割合は女性で,「思わない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「思わない」と答えた者の割合は60歳代で高くなっている。(図17,表14)
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