世論調査内閣府

2 調査結果の概要


1.裁判に対する関心等

 (1) 刑事事件に対する関心度
 日ごろ,新聞記事やテレビなどのニュースで報道される刑事事件について,どの程度の関心を持っているか聞いたところ,「関心を持っている」とする者の割合が85.0%(「関心を持っている」37.5%+「有名な事件や自分の知っている事件については,関心を持っている」47.5%),「関心がない」とする者の割合が15.0%(「あまり関心がない」13.4%+「全く関心がない」1.6%)となっている。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「関心を持っている」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「関心がない」とする者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図1表1

  ア 特に関心の高い刑事事件の内容
 日ごろ,新聞記事やテレビなどのニュースで報道される刑事事件について,「関心を持っている」,「有名な事件や自分の知っている事件については,関心を持っている」と答えた者(1,745人)に,最も関心を持ったのはどんな犯罪か聞いたところ,「殺人,強盗殺人,強盗などの凶悪犯罪」と答えた者の割合が75.4%,「暴行,傷害,脅迫などの粗暴な犯罪」と答えた者の割合が5.4%,「窃盗,詐欺などの財産に関する犯罪」と答えた者の割合が3.8%,「強姦,強制わいせつなどの性犯罪」と答えた者の割合が2.7%,「贈収賄などの汚職犯罪」と答えた者の割合が9.9%となっている。
 性別に見ると,「贈収賄などの汚職犯罪」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「殺人,強盗殺人,強盗などの凶悪犯罪」と答えた者の割合は50歳代で高くなっている。(図2表2

 (2) 現在の裁判に対する問題点
 これまでの裁判の制度や手続,判決などに関していろいろな問題点が指摘されることがあるが,そのような意見のうち,そのとおりだと思うものを聞いたところ,「これまでの裁判は,時間がかかりすぎる」を挙げた者の割合が68.6%と最も高く,以下,「裁判所や裁判官は,身近に感じられない」(47.7%),「これまでの裁判は,専門的すぎてわかりにくい」(42.1%),「これまでの裁判は,一般の常識に合わないところがある」(22.2%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「裁判所や裁判官は,身近に感じられない」,「これまでの裁判は,一般の常識に合わないところがある」を挙げた者の割合は大都市で,「これまでの裁判は,専門的すぎてわかりにくい」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「これまでの裁判は,時間がかかりすぎる」を挙げた者の割合は男性で,「裁判所や裁判官は,身近に感じられない」,「これまでの裁判は,専門的すぎてわかりにくい」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「これまでの裁判は,時間がかかりすぎる」を挙げた者の割合は40歳代,60歳代で,「これまでの裁判は,専門的すぎてわかりにくい」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(図3表3




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