2 調査結果の概要
2.自然共生社会に関する意識について
(1) 自然に対する関心
自然についてどの程度関心があるか聞いたところ,「関心がある」とする者の割合が91.7%(「非常に関心がある」35.2%+「ある程度関心がある」56.5%),「関心がない」とする者の割合が8.0%(「あまり関心がない」7.2%+「まったく関心がない」0.8%)となっている。
前回の調査結果(平成18年6月調査)と比較して見ると,「関心がある」(85.7%→91.7%)とする者の割合が上昇している。
年齢別に見ると,「関心がある」とする者の割合は50歳代,60歳代で高くなっている。(図11,表11−1,表11−2)
前回の調査結果(平成18年6月調査)と比較して見ると,「関心がある」(85.7%→91.7%)とする者の割合が上昇している。
年齢別に見ると,「関心がある」とする者の割合は50歳代,60歳代で高くなっている。(図11,表11−1,表11−2)
(2) 生物多様性の言葉の認知度
「生物多様性」の言葉の意味を知っているか聞いたところ,「言葉の意味を知っている」と答えた者の割合が12.8%,「意味は知らないが,言葉は聞いたことがある」と答えた者の割合が23.6%,「聞いたこともない」と答えた者の割合が61.5%となっている。
都市規模別に見ると,「意味は知らないが,言葉は聞いたことがある」と答えた者の割合は中都市で,「聞いたこともない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「言葉の意味を知っている」と答えた者の割合は男性で,「聞いたこともない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「聞いたこともない」と答えた者の割合は30歳代で高くなっている。(図12,表12)
都市規模別に見ると,「意味は知らないが,言葉は聞いたことがある」と答えた者の割合は中都市で,「聞いたこともない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「言葉の意味を知っている」と答えた者の割合は男性で,「聞いたこともない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「聞いたこともない」と答えた者の割合は30歳代で高くなっている。(図12,表12)
(3) 生物多様性国家戦略の認知度
「生物多様性国家戦略」について知っているか聞いたところ,「内容を知っている」と答えた者の割合が3.6%,「内容は知らないが,聞いたことがある」と答えた者の割合が16.2%,「聞いたこともない」と答えた者の割合が77.8%となっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「聞いたこともない」と答えた者の割合は30歳代で高くなっている。(図13,表13)
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「聞いたこともない」と答えた者の割合は30歳代で高くなっている。(図13,表13)
(4) 生物多様性条約締約国会議の認知度
生物多様性条約締約国会議について知っているか聞いたところ,「知っている」と答えた者の割合が3.8%,「名前は聞いたことがある」と答えた者の割合が9.3%,「聞いたこともない」と答えた者の割合が84.2%となっている。
性別に見ると,「聞いたこともない」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「聞いたこともない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で高くなっている。(図14,表14)
性別に見ると,「聞いたこともない」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「聞いたこともない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で高くなっている。(図14,表14)
ア 生物多様性条約第10回締約国会議の認知度
生物多様性条約締約国会議について「知っている」,「名前は聞いたことがある」と答えた者(252人)に,生物多様性条約第10回締約国会議が愛知県名古屋市で開催されることを知っているか聞いたところ,「知っている」と答えた者の割合が39.7%,「知らない」と答えた者の割合が60.3%となっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。(図15,表15)
性別に見ると,大きな差異は見られない。(図15,表15)
(5) 生物多様性の保全のための取組に対する意識
生物多様性の保全のため,地球上のさまざまな生物やそれらが生息できる環境を守る取組が進められているが,このことについてどのように考えているか聞いたところ,「人間の生活がある程度制約されても,多種多様な生物が生息できる環境の保全を優先する」と答えた者の割合が41.1%,「人間の生活が制約されない程度に,多種多様な生物が生息できる環境の保全を進める」と答えた者の割合が50.4%,「人間の生活の豊かさや便利さを確保するためには,多種多様な生物が生息できる環境が失われてもやむを得ない」と答えた者の割合が2.7%となっている。
前回の調査結果(平成18年6月調査)と比較して見ると,「人間の生活がある程度制約されても,多種多様な生物が生息できる環境の保全を優先する」(37.0%→41.1%)と答えた者の割合が上昇し,「人間の生活が制約されない程度に,多種多様な生物が生息できる環境の保全を進める」(55.8%→50.4%)と答えた者の割合が低下している。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「人間の生活がある程度制約されても,多種多様な生物が生息できる環境の保全を優先する」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,「人間の生活が制約されない程度に,多種多様な生物が生息できる環境の保全を進める」と答えた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図16,表16−1,表16−2)
前回の調査結果(平成18年6月調査)と比較して見ると,「人間の生活がある程度制約されても,多種多様な生物が生息できる環境の保全を優先する」(37.0%→41.1%)と答えた者の割合が上昇し,「人間の生活が制約されない程度に,多種多様な生物が生息できる環境の保全を進める」(55.8%→50.4%)と答えた者の割合が低下している。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「人間の生活がある程度制約されても,多種多様な生物が生息できる環境の保全を優先する」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,「人間の生活が制約されない程度に,多種多様な生物が生息できる環境の保全を進める」と答えた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図16,表16−1,表16−2)
(6) 生物多様性に配慮した生活のためのこれまでの取組
生物多様性に配慮したライフスタイルとして,どのようなことを行っているか聞いたところ,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組んでいる」を挙げた者の割合が62.8%と最も高く,以下,「旬のもの,地のものを選んで購入している」(53.2%),「生きものを最後まで責任を持って育てている」(41.8%),「身近な生きものを観察したり,外に出て自然と積極的にふれあうようにしている」(27.0%),「環境に配慮した商品を優先的に購入している」(26.3%)などの順となっている。なお,「特に行っていない」と答えた者の割合が10.6%となっている。(複数回答,上位5項目)
都市規模別に見ると,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組んでいる」,「環境に配慮した商品を優先的に購入している」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組んでいる」,「旬のもの,地のものを選んで購入している」,「身近な生きものを観察したり,外に出て自然と積極的にふれあうようにしている」,「環境に配慮した商品を優先的に購入している」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組んでいる」を挙げた者の割合は30歳代で,「旬のもの,地のものを選んで購入している」,「身近な生きものを観察したり,外に出て自然と積極的にふれあうようにしている」を挙げた者の割合は60歳代で,「生きものを最後まで責任を持って育てている」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図17,表17)
都市規模別に見ると,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組んでいる」,「環境に配慮した商品を優先的に購入している」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組んでいる」,「旬のもの,地のものを選んで購入している」,「身近な生きものを観察したり,外に出て自然と積極的にふれあうようにしている」,「環境に配慮した商品を優先的に購入している」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組んでいる」を挙げた者の割合は30歳代で,「旬のもの,地のものを選んで購入している」,「身近な生きものを観察したり,外に出て自然と積極的にふれあうようにしている」を挙げた者の割合は60歳代で,「生きものを最後まで責任を持って育てている」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図17,表17)
(7) 生物多様性に配慮した生活のための今後の取組
生物多様性に配慮したライフスタイルとして,これからどのようなことを行いたいと思うか聞いたところ,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組む」を挙げた者の割合が63.2%と最も高く,以下,「旬のもの,地のものを選んで購入する」(49.7%),「環境に配慮した商品を優先的に購入する」(43.1%),「生きものを最後まで責任を持って育てる」(37.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
性別に見ると,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組む」,「旬のもの,地のものを選んで購入する」,「環境に配慮した商品を優先的に購入する」,「生きものを最後まで責任を持って育てる」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組む」を挙げた者の割合は50歳代で,「旬のもの,地のものを選んで購入する」を挙げた者の割合は60歳代で,「環境に配慮した商品を優先的に購入する」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図18,表18)
性別に見ると,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組む」,「旬のもの,地のものを選んで購入する」,「環境に配慮した商品を優先的に購入する」,「生きものを最後まで責任を持って育てる」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「節電や適切な冷暖房温度の設定など地球温暖化対策に取り組む」を挙げた者の割合は50歳代で,「旬のもの,地のものを選んで購入する」を挙げた者の割合は60歳代で,「環境に配慮した商品を優先的に購入する」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図18,表18)
(8) 生物多様性に配慮した企業活動への意識
「生物多様性に配慮している」と表明している企業を評価するか聞いたところ,「評価する」と答えた者の割合が82.4%,「評価しない」と答えた者の割合が3.1%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が14.5%となっている。
都市規模別に見ると,「評価する」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「評価する」と答えた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図19,表19)
都市規模別に見ると,「評価する」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「評価する」と答えた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図19,表19)
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