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3ページ目-地球温暖化対策に関する世論調査(平成19年8月調査)

2007年10月8日掲載

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2 調査結果の概要


2.家庭や職場で行う地球温暖化対策について

 (1) 家庭で行っている地球温暖化対策
 家庭でできる地球温暖化対策について,実際に取り組んでいる対策を聞いたところ,「こまめに電気を消し,毎月の電力消費量の削減に努める」を挙げた者の割合が71.7%と最も高く,以下,「シャワーを流しっぱなしにしない」(60.2%),「冷暖房温度を,目安として夏は28℃・冬は20℃に調節をする」(53.8%),「風呂の残り湯を洗濯に使い回す」(49.6%),「冷蔵庫,テレビ,エアコン等の電化製品や家庭用品の買い替えや新規購入の際に,省エネ効果の高い製品を選ぶ」(48.1%),「買い物袋を持ち歩いたり,省包装の商品等を選ぶ」(44.4%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 性別に見ると,「こまめに電気を消し,毎月の電力消費量の削減に努める」,「シャワーを流しっぱなしにしない」,「冷暖房温度を,目安として夏は28℃・冬は20℃に調節をする」,「風呂の残り湯を洗濯に使い回す」,「冷蔵庫,テレビ,エアコン等の電化製品や家庭用品の買い替えや新規購入の際に,省エネ効果の高い製品を選ぶ」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図4表4

 (2) 家庭で行いたい地球温暖化対策
 家庭でできる地球温暖化対策について,取り組みたい対策を聞いたところ,「冷蔵庫,テレビ,エアコン等の電化製品や家庭用品の買い替えや新規購入の際に,省エネ効果の高い製品を選ぶ」を挙げた者の割合が40.4%,「こまめに電気を消し,毎月の電力消費量の削減に努める」(36.4%),「買い物袋を持ち歩いたり,省包装の商品等を選ぶ」(35.6%)と高く,以下,「シャワーを流しっぱなしにしない」(29.1%),「冷暖房温度を,目安として夏は28℃・冬は20℃に調節をする」(28.3%),「風呂の残り湯を洗濯に使い回す」(25.7%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 都市規模別に見ると,「冷蔵庫,テレビ,エアコン等の電化製品や家庭用品の買い替えや新規購入の際に,省エネ効果の高い製品を選ぶ」を挙げた者の割合は小都市で,「こまめに電気を消し,毎月の電力消費量の削減に努める」,「シャワーを流しっぱなしにしない」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「こまめに電気を消し,毎月の電力消費量の削減に努める」,「買い物袋を持ち歩いたり,省包装の商品等を選ぶ」,「シャワーを流しっぱなしにしない」,「冷暖房温度を,目安として夏は28℃・冬は20℃に調節をする」,「風呂の残り湯を洗濯に使い回す」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「冷蔵庫,テレビ,エアコン等の電化製品や家庭用品の買い替えや新規購入の際に,省エネ効果の高い製品を選ぶ」,「シャワーを流しっぱなしにしない」,「冷暖房温度を,目安として夏は28℃・冬は20℃に調節をする」を挙げた者の割合は40歳代で高くなっている。(図5表5

 (3) 地球温暖化対策を行っていない理由
 提示した地球温暖化対策のうち,実際に取り組んでいない対策について,取り組んでいない理由を聞いたところ,「経済的なコストがかかるため」を挙げた者の割合が56.3%と最も高く,以下,「日常生活の中で常に意識して行動するのが難しいため」(22.9%),「どのように取り組めばよいか情報が不足しているため」(22.5%),「温暖化対策としてどれだけ効果があるのか疑問があるため」(13.2%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「温暖化対策としてどれだけ効果があるのか疑問があるため」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「経済的なコストがかかるため」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「日常生活の中で常に意識して行動するのが難しいため」を挙げた者の割合は30歳代で,「どのように取り組めばよいか情報が不足しているため」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図6表6

 ア 電化製品等を選ぶ際の省エネ意識
 地球温暖化対策を行っていない理由として「経済的なコストがかかるため」を挙げた者(1,016人)に,冷蔵庫,テレビ,エアコン等の電化製品や家庭用品の買い替えや新規購入に関して,省エネ効果をどのように考えるか聞いたところ,「買い替え等の時期を待たずに,積極的に省エネ効果の高い製品にする」と答えた者の割合が15.6%,「買い替え等の際には,性能,デザイン等より省エネ効果の高い製品を優先して選ぶ」と答えた者の割合が39.9%,「買い替え等の際には,性能,デザイン等と省エネ効果を同程度に比較して選ぶ」と答えた者の割合が37.7%,「買い替え等の際には,省エネ効果より性能,デザイン等を優先して選ぶ」と答えた者の割合が3.1%となっている。
 都市規模別に見ると,「買い替え等の際には,性能,デザイン等と省エネ効果を同程度に比較して選ぶ」と答えた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図7表7

 (4) 白熱電球と電球蛍光灯ランプの使用状況
 現在の自宅で使っているの電球のうち,白熱電球と電球蛍光灯ランプはどのぐらいあるか聞いたところ,「すべて白熱電球であり,電球蛍光灯ランプは使っていない」と答えた者の割合が13.1%,「白熱電球と電球蛍光灯ランプの両方を使っている」と答えた者の割合が62.5%,「すべて電球蛍光灯ランプであり,白熱電球は使っていない」と答えた者の割合が16.5%,「電球を使っていない」と答えた者の割合が4.9%となっている。
 都市規模別に見ると,「すべて白熱電球であり,電球蛍光灯ランプは使っていない」と答えた者の割合は小都市で,「すべて電球蛍光灯ランプであり,白熱電球は使っていない」と答えた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「すべて白熱電球であり,電球蛍光灯ランプは使っていない」,「すべて電球蛍光灯ランプであり,白熱電球は使っていない」と答えた者の割合と答えた者の割合は70歳以上で,「白熱電球と電球蛍光灯ランプの両方を使っている」と答えた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図8表8

 ア 白熱電球を使う理由
 白熱電球と電球蛍光灯ランプの自宅での使用状況について「すべて白熱電球であり,電球蛍光灯ランプは使っていない」,「白熱電球と電球蛍光灯ランプの両方を使っている」と答えた者(1,365人)に,電球蛍光灯ランプは白熱電球よりも割高であるが,消費電力が最大4分の1に節約でき,また,寿命も白熱電球の6倍あるため,長期的には電球蛍光灯ランプの方が経済的になるが,白熱電球を使う理由を聞いたところ,「わざわざ取り替える必要性はないと考えているため」を挙げた者の割合が36.9%と最も高く,以下,「今使っている白熱電球を使い切ってから買い替えることを予定しているため」(26.5%),「白熱電球と比べて電球蛍光灯ランプは値段が高いため」(15.5%),「電球蛍光灯ランプの方が経済的になることを知らなかったため」(13.7%)などとなっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「今使っている白熱電球を使い切ってから買い替えることを予定しているため」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「わざわざ取り替える必要性はないと考えているため」を挙げた者の割合は男性で,「今使っている白熱電球を使い切ってから買い替えることを予定しているため」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「わざわざ取り替える必要性はないと考えているため」を挙げた者の割合は70歳以上で,「今使っている白熱電球を使い切ってから買い替えることを予定しているため」を挙げた者の割合は40歳代で,「白熱電球と比べて電球蛍光灯ランプは値段が高いため」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「電球蛍光灯ランプの方が経済的になることを知らなかったため」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図9表9

 (5) 24時間営業店舗を利用する頻度
 24時間営業している店舗(コンビニエンスストアやスーパー,外食チェーン店など)を深夜から早朝にかけて,どのくらい利用するか聞いたところ,「頻繁に(1〜2日に1回以上)利用する」と答えた者の割合が5.9%,「ときどき(月に1〜2回程度)利用する」と答えた者の割合が20.6%,「ほとんど利用しない」と答えた者の割合が73.5%となっている。
 都市規模別に見ると,「ほとんど利用しない」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「ときどき(月に1〜2回程度)利用する」と答えた者の割合は男性で,「ほとんど利用しない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「ときどき(月に1〜2回程度)利用する」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「ほとんど利用しない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図10表10

 ア 24時間営業店舗を利用する理由
 24時間営業店舗を「頻繁に(1〜2日に1回以上)利用する」,「ときどき(月に1〜2回程度)利用する」と答えた者(478人)に,24時間営業している店舗を深夜から早朝にかけて利用する理由について聞いたところ,「仕事などの都合上,深夜から早朝にかけてしか店舗を利用できないため」と答えた者の割合が36.6%,「日中に店舗を利用することも出来るが,深夜から早朝にかけても利用した方が便利であるため」と答えた者の割合が24.3%,「特に理由はない」と答えた者の割合が39.1%となっている。
 性別に見ると,「仕事などの都合上,深夜から早朝にかけてしか店舗を利用できないため」と答  えた者の割合は男性で,「特に理由はない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図11表11

 (6) 自動車からの二酸化炭素排出量削減のために推進すべき取り組み
 家庭や企業で使用される自動車からの二酸化炭素排出量削減のために,政府が推進すべきだと思う取り組みを聞いたところ,「ハイブリッド自動車のような低燃費車をさらに普及させる」を挙げた者の割合が63.9%と最も高く,以下,「使用時に二酸化炭素を全く排出しない燃料電池自動車を早期に実用化する」(38.0%),「燃費の良い車の税金は軽く,燃費の悪い車の税金は重くする」(35.5%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 前回の調査結果と比較してみると,「ハイブリッド自動車のような低燃費車をさらに普及させる」(59.7%→63.9%),「使用時に二酸化炭素を全く排出しない燃料電池自動車を早期に実用化する」(34.5%→38.0%),「燃費の良い車の税金は軽く,燃費の悪い車の税金は重くする」(29.3%→35.5%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「ハイブリッド自動車のような低燃費車をさらに普及させる」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「ハイブリッド自動車のような低燃費車をさらに普及させる」,「使用時に二酸化炭素を全く排出しない燃料電池自動車を早期に実用化する」,「燃費の良い車の税金は軽く,燃費の悪い車の税金は重くする」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「ハイブリッド自動車のような低燃費車をさらに普及させる」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「使用時に二酸化炭素を全く排出しない燃料電池自動車を早期に実用化する」を挙げた者の割合は50歳代で,「燃費の良い車の税金は軽く,燃費の悪い車の税金は重くする」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(図12表12−1表12−2




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