世論調査

2 調査結果の概要


4.裁判上の離婚原因

 (1) 裁判上の離婚原因
 現在,離婚訴訟においては,裁判を起こした人に,夫婦の関係を悪化させた主な原因があり,相手が離婚を望んでいない場合には,離婚は認められにくくなっていることを説明した上で,夫婦の関係が悪化した原因がどちらにあるかには関係なく,別居などによって,夫婦としての関係がなくなっている状態が一定期間続いた場合には,裁判を起こした人の言い分が正義に反するような勝手なものでない限り,離婚を認めてもよいという考え方があるが,このような考え方についてどのように考えるか聞いたところ,「夫婦の関係を悪化させた原因がどちらにあるかには関係なく,一定期間夫婦としての関係がなくなっている場合は,原則として,離婚を認めてもよい」と答えた者の割合が58.8%,「一定期間夫婦としての関係がなくなっていることだけで,原則として離婚を認めるということはよくない」と答えた者の割合が16.6%,「どちらともいえない」と答えた者の割合が21.9%となっている。
 平成8年6月調査と比較して見ると,「夫婦の関係を悪化させた原因がどちらにあるかには関係なく,一定期間夫婦としての関係がなくなっている場合は,原則として,離婚を認めてもよい」(54.3%→58.8%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「一定期間夫婦としての関係がなくなっていることだけで,原則として離婚を認めるということはよくない」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「夫婦の関係を悪化させた原因がどちらにあるかには関係なく,一定期間夫婦としての関係がなくなっている場合は,原則として,離婚を認めてもよい」と答えた者の割合は40歳代,50歳代で, 「一定期間夫婦としての関係がなくなっていることだけで,原則として離婚を認めるということはよくない」と答えた者の割合は30歳代,60歳代で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 また,性・年齢別に見ると,「夫婦の関係を悪化させた原因がどちらにあるかには関係なく,一定期間夫婦としての関係がなくなっている場合は,原則として,離婚を認めてもよい」と答えた者の割合は女性の40歳代,50歳代で, 「一定期間夫婦としての関係がなくなっていることだけで,原則として離婚を認めるということはよくない」と答えた者の割合は男性の30歳代,60歳代で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は男性の20歳代と女性の70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図21表21表21−2

  ア 離婚を認めるための期間
 「夫婦の関係を悪化させた原因がどちらにあるかには関係なく,一定期間夫婦としての関係がなくなっている場合は,原則として,離婚を認めてよい」と答えた者(1,626人)に,離婚を認めるための期間として,どのくらいの期間が適当だと思うか聞いたところ,「2年以上4年未満」と答えた者の割合が27.2%と最も高く,以下,「2年未満」(22.1%),「4年以上6年未満」(16.0%)などの順となっている。なお,「一概に言えない」と答えた者の割合が26.8%となっている。
 平成8年6月調査と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「2年未満」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図22表22表22−2




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