2 調査結果の概要
1.治安に対する関心
(1) 日本は安全・安心な国か
現在の日本が,治安がよく,安全で安心して暮らせる国だと思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が46.1%(「そう思う」12.3%+「どちらかといえばそう思う」33.9%),「そう思わない」とする者の割合が52.5%(「あまりそう思わない」35.7%+「そう思わない」16.9%)となっている。
平成16年7月の調査と比較して見ると,「そう思う」(42.4%→46.1%)とする者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「そう思わない」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「そう思う」とする者の割合は男性で,「そう思わない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は40歳代で高くなっている。(図1,表1−1,表1−2)
平成16年7月の調査と比較して見ると,「そう思う」(42.4%→46.1%)とする者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「そう思わない」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「そう思う」とする者の割合は男性で,「そう思わない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は40歳代で高くなっている。(図1,表1−1,表1−2)
(2) 最近の治安に関する認識
ここ10年間で日本の治安はよくなったと思うか,それとも悪くなったと思うか聞いたところ,「よくなったと思う」とする者の割合が11.3%(「よくなったと思う」2.4%+「どちらかといえばよくなったと思う」8.9%),「悪くなったと思う」とする者の割合が84.3%(「どちらかといえば悪くなったと思う」46.6%+「悪くなったと思う」37.7%)となっている。
平成16年7月の調査と比較して見ると,「よくなったと思う」(7.1%→11.3%)とする者の割合が上昇し,「悪くなったと思う」(86.6%→84.3%)とする者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「悪くなったと思う」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「よくなったと思う」とする者の割合は男性で,「悪くなったと思う」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「よくなったと思う」とする者の割合は20歳代,70歳以上で,「悪くなったと思う」とする者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図2,表2−1,表2−2)
平成16年7月の調査と比較して見ると,「よくなったと思う」(7.1%→11.3%)とする者の割合が上昇し,「悪くなったと思う」(86.6%→84.3%)とする者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「悪くなったと思う」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「よくなったと思う」とする者の割合は男性で,「悪くなったと思う」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「よくなったと思う」とする者の割合は20歳代,70歳以上で,「悪くなったと思う」とする者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図2,表2−1,表2−2)
ア 治安が悪くなった原因は何か
ここ10年間で日本の治安は「悪くなったと思う」とする者(1,513人)に,治安が悪くなった原因は何だと思うか聞いたところ,「来日外国人による犯罪が増えたから」を挙げた者の割合が55.1%と最も高く,以下,「地域社会の連帯意識が希薄となったから」(49.0%),「青少年の教育が不十分だから」(48.1%),「様々な情報が氾濫し,それが容易に手に入るようになったから」(43.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
平成16年7月の調査と比較して見ると,「地域社会の連帯意識が希薄となったから」(43.8%→49.0%)とする者の割合が上昇している。
性別に見ると,「様々な情報が氾濫し,それが容易に手に入るようになったから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「来日外国人による犯罪が増えたから」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「地域社会の連帯意識が希薄となったから」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「様々な情報が氾濫し,それが容易に手に入るようになったから」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図3,表3,参考)
平成16年7月の調査と比較して見ると,「地域社会の連帯意識が希薄となったから」(43.8%→49.0%)とする者の割合が上昇している。
性別に見ると,「様々な情報が氾濫し,それが容易に手に入るようになったから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「来日外国人による犯罪が増えたから」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「地域社会の連帯意識が希薄となったから」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「様々な情報が氾濫し,それが容易に手に入るようになったから」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図3,表3,参考)
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