• 治安・安全

6ページ目-水害・土砂災害等に関する世論調査(平成17年6月調査)

2005年9月20日掲載

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2 調査結果の概要


5.防災活動について

 (1) 防災訓練への参加経験
 国や地方公共団体では,毎年,地震や豪雨などを想定した防災訓練を行っているが,今までに防災訓練を見学や参加したことがあるか聞いたところ,「積極的に参加している」と答えた者の割合が5.4%,「参加したことがある」と答えた者の割合が27.5%,「参加したことはないが,見学したことがある」と答えた者の割合が8.4%,「参加したことも見学したこともない」と答えた者の割合が57.6%となっている。
 都市規模別に見ると,「参加したことも見学したこともない」と答えた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「参加したことも見学したこともない」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「参加したことも見学したこともない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で高くなっている。(図23表23参考表1参考表2

   ア 防災訓練に参加や見学したきっかけ
 防災訓練に「積極的に参加している」,「参加したことがある」,「参加したことはないが,見学したことがある」と答えた者(641人)に,見学したり参加したきっかけは何か聞いたところ,「市町村の広報誌や行事等を通じて知ったから」を挙げた者の割合が46.0%と最も高く,以下,「学校や職場で聞いたから」(30.6%),「家族や地域の知人等から誘われたから」(23.6%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 性別に見ると,「家族や地域の知人等から誘われたから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「市町村の広報誌や行事等を通じて知ったから」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で高くなっている。(図24表24参考表

   イ 防災訓練に参加や見学しない理由
 防災訓練に「参加したことも見学したこともない」と答えた者(894人)に,その理由を聞いたところ,「訓練があることを知らなかったから」を挙げた者の割合が47.0%と最も高く,以下,「訓練があることは知っていたが,仕事や他の用事があったから」(26.6%),「見学したり参加したいと思わなかったから」(11.7%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「訓練があることを知らなかったから」を挙げた者の割合は中都市で,「訓練があることは知っていたが,仕事や他の用事があったから」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「訓練があることは知っていたが,仕事や他の用事があったから」を挙げた者の割合は50歳代で高くなっている。(図25表25参考表

 (2) 自主防災活動への参加状況
 災害から住民を守るために,町内会や自治会などを単位として,消防団とは別に,住民などによる自主的な防災活動が行われている。現在の自主防災活動への参加状況を聞いたところ,「参加している」とする者の割合が27.7%(「町内会などの地域単位で行っている防災活動」19.1%+「職場で行っている防災活動」8.2%+「防災ボランティア活動」1.7%+「その他」0.4%),「参加していない」と答えた者の割合が72.3%となっている。
 都市規模別に見ると,「参加している」とする者の割合は小都市で,「参加していない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「参加している」とする者の割合は男性で,「参加していない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「参加している」とする者の割合は50歳代で高くなっている。(図26表26

   ア 自主防災活動に参加したきっかけ
 自主防災活動に「参加している」とする者(429人)に,自主防災活動に参加したきっかけは何か聞いたところ,「町内の代表者や家族,知人などから誘われたから」を挙げた者の割合が36.4%,「自分の判断で,積極的に参加すべきと考えたから」を挙げた者の割合が29.4%,「市町村の広報誌などで参加を呼びかけていたから」,「職場の上司や同僚などから誘われたから」を挙げた者の割合がともに24.9%などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「町内の代表者や家族,知人などから誘われたから」(27.7%→36.4%)を挙げた者の割合が上昇し,「職場の上司や同僚などから誘われたから」(34.9%→24.9%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「市町村の広報誌などで参加を呼びかけていたから」を挙げた者の割合は小都市で,「職場の上司や同僚などから誘われたから」を挙げた者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「町内の代表者や家族,知人などから誘われたから」を挙げた者の割合は女性で,「職場の上司や同僚などから誘われたから」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図27表27

   イ 自主防災活動に参加しない理由
 自主防災活動に「参加していない」と答えた者(1,122人)に,その理由を聞いたところ,「情報不足でそのような活動が行われていることを知らなかったから」を挙げた者の割合が32.3%と最も高く,以下,「地域や職場などに自主防災活動の組織がないから」(18.9%),「参加する方法がわからないから」(16.6%),「自主防災活動のため,仕事や他の用事が制約されるから」(15.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「地域や職場などに自主防災活動の組織がないから」(29.7%→18.9%)を挙げた者の割合が低下し,「自主防災活動のため,仕事や他の用事が制約されるから」(12.4%→15.8%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「情報不足でそのような活動が行われていることを知らなかったから」,「参加する方法がわからないから」を挙げた者の割合は中都市で,「地域や職場などに自主防災活動の組織がないから」を挙げた者の割合は町村で,「自主防災活動のため,仕事や他の用事が制約されるから」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「地域や職場などに自主防災活動の組織がないから」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「情報不足でそのような活動が行われていることを知らなかったから」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「地域や職場などに自主防災活動の組織がないから」を挙げた者の割合は60歳代で,「参加する方法がわからないから」を挙げた者の割合は40歳代で,「自主防災活動のため,仕事や他の用事が制約されるから」を挙げた者の割合は30歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図28表28




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