8ページ目-外交に関する世論調査（平成17年10月調査）

　日本は国際社会で，主としてどのような役割を果たすべきか聞いたところ，「人的支援を含んだ，地域紛争の平和的解決に向けた努力などの国際平和の維持への貢献」を挙げた者の割合が49.3％と最も高く，以下，「地球環境問題などの地球的規模の問題解決への貢献」（42.8％），「難民・避難民（特に子供，女性）に対する人道的な支援」（25.1％），「世界経済の健全な発展への貢献」（19.7％）などの順となっている。（複数回答，上位４項目）
　前回の調査結果と比較して見ると，「地球環境問題などの地球的規模の問題解決への貢献」（38.4％→42.8％）を挙げた者の割合が上昇している。（図44）
　性別に見ると，「人的支援を含んだ，地域紛争の平和的解決に向けた努力などの国際平和の維持への貢献」を挙げた者の割合は女性で，「世界経済の健全な発展への貢献」を挙げた者の割合は男性で，それぞれ高くなっている。
　年齢別に見ると，「人的支援を含んだ，地域紛争の平和的解決に向けた努力などの国際平和の維持への貢献」を挙げた者の割合は30歳代，40歳代で，「地球環境問題などの地球的規模の問題解決への貢献」を挙げた者の割合は40歳代で，それぞれ高くなっている。（表44，参考表）