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世論調査内閣府

2 調査結果の概要


2 ごみの3Rの推進に対する意識について

 (1) ごみの問題の原因
 ごみ問題の原因は何だと思うか聞いたところ,「大量生産,大量消費,大量廃棄の生活様式」を挙げた者の割合が62.8%と最も高く,以下,「使い捨て製品が身の回りに多すぎる」(56.5%),「不法投棄に対する規制や取組が不十分」(40.1%),「ごみの行方やその処理方法について,ごみを排出した人や企業の関心が低く,ごみの排出者としての責任の認識が浅い」(39.2%),「ものを再使用(リユース)したり,再生利用(リサイクル)したりするための取組が不十分」(38.4%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 平成13年7月の調査結果と比較して見ると,「大量生産,大量消費,大量廃棄の生活様式」(70.5%→62.8%),「使い捨て製品が身の回りに多すぎる」(65.1%→56.5%),「不法投棄に対する規制や取組が不十分」(46.2%→40.1%),「ごみの行方やその処理方法について,ごみを排出した人や企業の関心が低く,ごみの排出者としての責任の認識が浅い」(47.0%→39.2%),「ものを再使用(リユース)したり,再生利用(リサイクル)したりするための取組が不十分」(46.9%→38.4%)を挙げた者の割合が低下している。(図7
 都市規模別に見ると,「大量生産,大量消費,大量廃棄の生活様式」,「不法投棄に対する規制や取組が不十分」,「ごみの行方やその処理方法について,ごみを排出した人や企業の関心が低く,ごみの排出者としての責任の認識が浅い」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「使い捨て製品が身の回りに多すぎる」,「ものを再使用(リユース)したり,再生利用(リサイクル)したりするための取組が不十分」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「大量生産,大量消費,大量廃棄の生活様式」を挙げた者の割合は,30歳代から50歳代で,「ごみの行方やその処理方法について,ごみを排出した人や企業の関心が低く,ごみの排出者としての責任の認識が浅い」を挙げた者の割合は30歳代で,「ものを再使用(リユース)したり,再生利用(リサイクル)したりするための取組が不十分」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(表7


 (2) 国の施策の方向性についての意識
 我が国では,ごみの最終処分場(埋立施設)の残余年数がひっ迫しており,平成14年度末時点で一般廃棄物であと約13年,産業廃棄物であと約5年分の残余年数しかないといわれている。このような現状に対し,国は今後どのような対応を最も重点的に行うべきと考えるか聞いたところ,「リサイクルや焼却をする前に,まず,ごみの発生を減らすこと(リデュース)に取り組むべきだ」と答えた者の割合が47.3%,「ごみや不要品を,再使用(リユース)や再生利用(リサイクル)することに取り組むべきだ」と答えた者の割合が35.6%,「ごみを処分するための焼却施設や最終処分場の整備に努めるべきだ」と答えた者の割合が13.2%となっている。
 年齢別に見ると,「リサイクルや焼却をする前に,まず,ごみの発生を減らすこと(リデュース)に取り組むべきだ」と答えた者の割合は40歳代で,「ごみや不要品を,再使用(リユース)や再生利用(リサイクル)することに取り組むべきだ」と答えた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図8表8参考表


 (3) ごみを少なくするために心がけていること
 日頃,ごみを少なくするために心がけていることはあるか聞いたところ,「詰め替え製品をよく使う」を挙げた者の割合が55.0%と最も高く,以下,「買いすぎ,作りすぎをせず,残り物は上手に使いきって,生ごみを少なくするなどの料理方法(エコクッキング)を心がけている」(39.3%),「すぐに流行遅れとなったり飽きたりしそうな不要なものは買わない」(36.9%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 平成13年7月の調査結果と比較して見ると,「詰め替え製品をよく使う」(47.0%→55.0%),「買いすぎ,作りすぎをせず,残り物は上手に使いきって,生ごみを少なくするなどの料理方法(エコクッキング)を心がけている」(31.6%→39.3%)を挙げた者の割合が上昇している。(図9
 都市規模別に見ると,「詰め替え製品をよく使う」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「詰め替え製品をよく使う」,「買いすぎ,作りすぎをせず,残り物は上手に使い切って,生ごみを少なくするなどの料理方法(エコクッキング)を心がけている」,「すぐに流行遅れとなったり飽きたりしそうな不要なものは買わない」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「詰め替え製品をよく使う」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「買いすぎ,作りすぎをせず,残り物は上手に使い切って,生ごみを少なくするなどの料理方法(エコクッキング)を心がけている」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(表9


 (4) 再使用や再生利用のために心がけていること
 日頃,ごみや,一度使ったものが再使用(リユース),再生利用(リサイクル)がされやすいように,心がけていることはあるか聞いたところ,「家庭で出たごみはきちんと種類ごとに分別して,定められた場所に出している」を挙げた者の割合が82.2%と最も高く,以下,「リサイクルしやすいように,資源ごみとして出すびんなどは洗っている」(63.9%),「古着を雑巾とするなど,不要になったものでも他の目的で使用する」(41.9%),「びん牛乳など再使用可能な容器を使った製品を買う」(17.0%),「再生原料で作られたリサイクル製品を積極的に購入している」(15.7%),「不要品を,中古品を扱う店やバザーやフリーマーケットで売っている」(13.9%)などの順となっている。(複数回答,上位6項目)
 平成13年7月の調査結果と比較して見ると,「リサイクルしやすいように,資源ごみとして出すびんなどは洗っている」(57.2%→63.9%),「不要品を,中古品を扱う店やバザーやフリーマーケットで売っている」(10.3%→13.9%)を挙げた者の割合が上昇している。(図10
 性別に見ると,「家庭で出たごみはきちんと種類ごとに分別して,定められた場所に出している」,「リサイクルしやすいように,資源ごみとして出すびんなどは洗っている」,「古着を雑巾とするなど,不要になったものでも他の目的で使用する」,「びん牛乳など再使用可能な容器を使った製品を買う」,「再生原料で作られたリサイクル製品を積極的に購入している」,「不要品を,中古品を扱う店やバザーやフリーマーケットで売っている」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「家庭で出たごみはきちんと種類ごとに分別して,定められた場所に出している」を挙げた者の割合は40歳代,60歳代で,「リサイクルしやすいように,資源ごみとして出すびんなどは洗っている」,「再生原料で作られたリサイクル製品を積極的に購入している」を挙げた者の割合は50歳代で,「不要品を,中古品を扱う店やバザーやフリーマーケットで売っている」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(表10


 (5) 使い捨て容器・リユース容器の選択
 ファーストフード店,コーヒーショップなどの飲食店での店内の飲食において,使い捨て容器(紙コップなど一回使用したら捨てる容器)とリユース容器(洗浄して繰り返し使用できる容器)のどちらを使ってほしいと思うか聞いたところ,「使い捨て容器」と答えた者の割合が19.3%,「リユース容器」と答えた者の割合が54.4%,「どちらでもいい」と答えた者の割合が22.7%となっている。
 性別に見ると,「使い捨て容器」と答えた者の割合は女性で,「どちらでもいい」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図11表11


   ア 使い捨て容器を選択する理由
 ファーストフード店,コーヒーショップなどの飲食店での店内の飲食において,使い捨て容器(紙コップなど一回使用したら捨てる容器)とリユース容器(洗浄して繰り返し使用できる容器)のどちらを使ってほしいと思うか聞いたところ,「使い捨て容器」と答えた者(366人)に,その理由を聞いたところ,「リユース容器は洗浄などの衛生面が気になる」を挙げた者の割合が70.8%と最も高く,以下,「使い捨て容器は扱いやすい(割れにくい,軽い,持ち運びに便利など)」(37.2%),「リユース容器は返却の手間がかかる,持ち帰りができない」(14.2%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「使い捨て容器は扱いやすい(割れにくい,軽い,持ち運びに便利など)」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。(図12表12


   イ リユース容器を選択する理由
 ファーストフード店,コーヒーショップなどの飲食店での店内の飲食において,使い捨て容器(紙コップなど一回使用したら捨てる容器)とリユース容器(洗浄して繰り返し使用できる容器)のどちらを使ってほしいと思うか聞いたところ,「リユース容器」と答えた者(1,031人)に,その理由を聞いたところ,「資源の有効利用ができるから」を挙げた者の割合が78.1%と最も高く,以下,「使い捨て容器より美味しく味わうことができそう」(29.4%),「リユース容器のほうが扱いやすい」(13.5%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「使い捨て容器より美味しく味わうことができそう」,「リユース容器のほうが扱いやすい」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
 年齢別に見ると,「資源の有効利用ができるから」を挙げた者の割合は,30歳代から50歳代で,「使い捨て容器より美味しく味わうことができそう」を挙げた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。(図13表13


 (6) 使い捨て容器のために上乗せしてよい費用
 もし飲食店などにおいて,リユース容器と使い捨て容器が選択できるとして,使い捨て容器(店内,持ち帰りとも)に料金が上乗せされる場合,1つ当たり何円程度までであれば使い捨て容器を使用するか聞いたところ,「1〜5円」と答えた者の割合が42.0%,「6〜10円」と答えた者の割合が20.2%,「11〜20円」と答えた者の割合が4.9%,「21〜50円」と答えた者の割合が1.8%,「51円以上」と答えた者の割合が1.2%,「金額にかかわらず,使い捨て容器を使用しない」と答えた者の割合が22.1%となっている。
 性別に見ると,「1〜5円」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「1〜5円」と答えた者の割合は50歳代で,「6〜10円」と答えた者の割合は,20歳代から40歳代で,「金額にかかわらず,使い捨て容器を使用しない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図14表14


 (7) レジ袋無料配布禁止についての賛否
 容器包装廃棄物の発生抑制の観点から,レジ袋などの無料配布を禁止する動きがあるが,どう思うか聞いたところ,「賛成」と答えた者の割合が55.1%,「反対」と答えた者の割合が21.9%,「賛成・反対どちらでもない」と答えた者の割合が23.0%となっている。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「賛成」と答えた者の割合は60歳代で,「反対」と答えた者の割合は20歳代で,「賛成・反対どちらでもない」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(図15表15


   ア レジ袋無料配布禁止賛成の理由
 容器包装廃棄物の発生抑制の観点から,レジ袋などの無料配布を禁止する動きがあるが,どう思うか聞いたところ,「賛成」と答えた者(1,044人)に,その理由を聞いたところ,「資源の消費を抑制できるため」を挙げた者の割合が67.0%と最も高く,以下,「もらったレジ袋などが無駄になっているため」(36.4%),「マイバッグを持参して買い物をしているため」(36.0%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「マイバッグを持参して買い物をしているため」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「マイバッグを持参して買い物をしているため」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で高くなっている。(図16表16


   イ レジ袋無料配布禁止反対の理由
 容器包装廃棄物の発生抑制の観点から,レジ袋などの無料配布を禁止する動きがあるが,どう思うか聞いたところ,「反対」と答えた者(416人)に,その理由を聞いたところ,「レジ袋などは家庭で再使用しており,無駄にはしていない」を挙げた者の割合が73.6%と最も高く,以下,「レジ袋などの無料配布はサービスの一環であるべき」(28.1%),「マイバッグなどの持参は手間がかかるため」(22.1%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 性別に見ると,「レジ袋などは家庭で再使用しており,無駄にはしていない」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(図17表17


 (8) レジ袋のために払ってもよい費用
 レジ袋などの配布が有料となった場合,何円程度までであれば,レジ袋などを使用するか聞いたところ,「1〜2円」と答えた者の割合が31.7%,「3〜5円」と答えた者の割合が29.5%,「6〜10円」と答えた者の割合が12.6%,「11円以上」と答えた者の割合が1.6%,「金額にかかわらず,レジ袋などを使用しない」と答えた者の割合が20.4%となっている。
 都市規模別に見ると,「3〜5円」と答えた者の割合は大都市で,「金額にかかわらず,レジ袋などを使用しない」と答えた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「3〜5円」と答えた者の割合は50歳代で,「6〜10円」と答えた者の割合は20歳代,40歳代で,「金額にかかわらず,レジ袋などを使用しない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図18表18


 (9) 循環型社会の形成についての意識
 大量生産,大量消費,大量廃棄型の社会を見直して,天然資源の消費を抑制し,ごみを減らしてリユースやリサイクルをすることで環境への負荷が低減されるような循環型社会を形成する施策を進めていくことについて,どのように思うか聞いたところ,「現在の生活水準(物質的な豊かさや便利さ)を落とすことであり,受け入れられない」と答えた者の割合が1.7%,「現在の生活水準を落とさず,大量生産,大量消費は維持しながら廃棄物のリユースやリサイクルを積極的に進めればよい」と答えた者の割合が29.3%,「廃棄物の処理場や天然資源がなくなってくるのであれば,循環型社会への移行はやむを得ない」と答えた者の割合が21.7%,「現在の生活水準が多少落ちることになっても,循環型社会に移行すべきである」と答えた者の割合が17.6%,「現在の「もの」の所有や消費を重視した価値観は変わりつつあり,生活水準が落ちることにはつながらないため,循環型社会に移行すべきである」と答えた者の割合が14.5%,「循環型社会とは,どのような社会かわからない」と答えた者の割合が7.1%となっている。
 性別に見ると,「廃棄物の処理場や天然資源がなくなってくるのであれば,循環型社会への移行はやむを得ない」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「現在の「もの」の所有や消費を重視した価値観は変わりつつあり,生活水準が落ちることにはつながらないため,循環型社会に移行するべきである」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。(図19表19参考表



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