2 調査結果の概要
3.臓器移植に対する意識について
(1) 脳死判定後の臓器提供(心臓や肝臓など)に対する本人意思
仮に,自分が脳死と判定された場合,心臓や肝臓などの臓器提供をしたいと,今現在思うか聞いたところ,「提供したい」とする者の割合が35.4%(「提供したい」18.7%+「どちらかといえば提供したい」16.7%),「どちらともいえない」と答えた者の割合が26.4%,「提供したくない」とする者の割合が32.8%(「どちらかといえば提供したくない」10.4%+「提供したくない」22.3%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると,「提供したい」とする者の割合は大都市で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は町村で,「提供したくない」とする者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「提供したい」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「提供したくない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「提供したい」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「提供したくない」とする者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。(図18,表18)
前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると,「提供したい」とする者の割合は大都市で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は町村で,「提供したくない」とする者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「提供したい」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「提供したくない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「提供したい」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「提供したくない」とする者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。(図18,表18)
(2) 心臓停止後の臓器提供(腎臓や眼球)に対する本人意思
仮に,自分の心臓が停止した後に,腎臓や眼球の臓器提供をしたいと,今現在思うか聞いたところ,「提供したい」とする者の割合が34.9%(「提供したい」19.0%+「どちらかといえば提供したい」15.9%),「どちらともいえない」と答えた者の割合が25.8%,「提供したくない」とする者の割合が33.8%(「どちらかといえば提供したくない」10.7%+「提供したくない」23.1%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると,「提供したい」とする者の割合は大都市で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は町村で,「提供したくない」とする者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「提供したい」とする者の割合は30歳代で,「提供したくない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「提供したい」とする者,「どちらともいえない」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「提供したくない」とする者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。(図19,表19,参考表)
前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると,「提供したい」とする者の割合は大都市で,「どちらともいえない」と答えた者の割合は町村で,「提供したくない」とする者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「提供したい」とする者の割合は30歳代で,「提供したくない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「提供したい」とする者,「どちらともいえない」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「提供したくない」とする者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。(図19,表19,参考表)
(3) 脳死判定後の家族の臓器提供の意思を尊重し提供を認めるかどうか
仮に,家族の誰かが脳死と判定され,その者が脳死での臓器提供の意思を書面によって表示していた場合,その意思を尊重し,臓器提供を認めるか聞いたところ,「提供を認める」とする者の割合が67.2%(「尊重し,提供を認める」42.2%+「たぶん尊重し,提供を認める」25.0%),「提供を認めない」とする者の割合が8.8%(「たぶん尊重せず,提供を認めない」3.8%+「尊重せず,提供を認めない」5.0%),「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合が24.0%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「提供を認める」(63.4%→67.2%)とする者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は大都市で,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は男性で,「提供を認めない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「提供を認めない」とする者,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。
職業別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「提供を認めない」とする者,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。(図20,表20)
前回の調査結果と比較して見ると,「提供を認める」(63.4%→67.2%)とする者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は大都市で,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は男性で,「提供を認めない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「提供を認めない」とする者,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。
職業別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「提供を認めない」とする者,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。(図20,表20)
(4) 心臓停止後の家族の臓器提供の意思を尊重し提供を認めるかどうか
仮に,家族の誰かの心臓が停止し,死亡と判断された際に,その者が臓器提供の意思を書面によって表示していた場合,その意思を尊重し,臓器提供を認めるか聞いたところ,「提供を認める」とする者の割合が67.2%(「尊重し,提供を認める」41.4%+「たぶん尊重し,提供を認める」25.7%),「提供を認めない」とする者の割合が8.6%(「たぶん尊重せず,提供を認めない」3.6%+「尊重せず,提供を認めない」5.0%),「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合が24.3%となっている。
前回の調査結果と比較して見ると,「提供を認める」(63.9%→67.2%)とする者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は大都市で,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は男性で,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「提供を認めない」とする者,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。
職業別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「提供を認めない」とする者,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。(図21,表21)
前回の調査結果と比較して見ると,「提供を認める」(63.9%→67.2%)とする者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は大都市で,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は男性で,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「提供を認めない」とする者,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。
職業別に見ると,「提供を認める」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「提供を認めない」とする者,「その時になってみないとわからない」と答えた者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。(図21,表21)
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