• 治安・安全

6ページ目-治安に関する世論調査(平成16年7月調査)

2004年9月21日掲載

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電話番号 03-5253-2111(代表)

2 調査結果の概要


5 安全で安心なまちづくり

 (1) 安心確保のために効果的な地域の取組み
 安全で安心な地域社会を実現するための地域の取組みとして,どのようなものが効果的だと考えるか聞いたところ,「街路灯の設置や公園の見通しなどの整備」を挙げた者の割合が64.2%と最も高く,以下,「住民によるパトロールなどの活動」(46.0%),「自治体,学校と警察との間で協議会を設置するなど連携の強化」(38.3%),「防犯カメラの設置」(34.7%),「防犯ブザー,玄関や窓の鍵の取替えなど個人による防犯器具などの設置」(34.0%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 都市規模別に見ると,「住民によるパトロールなどの活動」を挙げた者の割合は大都市で,「防犯カメラの設置」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「街路灯の設置や公園の見通しなどの整備」,「防犯ブザー,玄関や窓の鍵の取替えなど個人による防犯器具などの設置」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「街路灯の設置や公園の見通しなどの整備」を挙げた者の割合は30歳代で,「自治体,学校と警察との間で協議会を設置するなど連携の強化」,「防犯カメラの設置」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「街路灯の設置や公園の見通しなどの整備」,「防犯ブザー,玄関や窓の鍵の取替えなど個人による防犯器具などの設置」を挙げた者の割合は主婦で,「自治体,学校と警察との間で協議会を設置するなど連携の強化」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図20表20

 (2) 自主的な防犯活動への参加
 近年,都市化や核家族化により地域の連携が希薄化し,犯罪や青少年非行を防止する社会環境の機能が低下しているため,地域住民やボランティア団体が自主的なパトロールや防犯活動を行い,犯罪や青少年非行が起こりにくい,安心で安全なまちづくりをしていく必要があるといわれている。こうした自主的な防犯活動に参加したいと思うか聞いたところ,「参加したい」とする者の割合が58.6%(「参加したい」7.8%+「できれば参加したい」50.8%),「参加したくない」とする者の割合が33.6%(「あまり参加したくない」25.2%+「参加したくない」8.4%)となっている。
 都市規模別に見ると,「参加したい」とする者の割合は小都市で高くなっている。
 年齢別に見ると,「参加したい」とする者の割合は50歳代で,「参加したくない」とする者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「参加したい」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図21表21

   ア 参加したい防犯活動団体等
 自主的な防犯活動に「参加したい」とする者(1,229人)に,どのような団体などの防犯活動に参加したいと思うか聞いたところ,「学校や町内会による活動」を挙げた者の割合が76.6%と最も高く,以下,「顔見知りなどによる自主的な活動」(25.2%),「任意団体としてのボランティア団体の活動」(18.5%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「学校や町内会による活動」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「顔見知りなどによる自主的な活動」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図22表22

   イ 参加したい防犯活動
 自主的な防犯活動に「参加したい」とする者(1,229人)に,どのような内容の防犯活動に参加したいと思うか聞いたところ,「防犯パトロール」を挙げた者の割合が48.8%,「通学路内の横断歩道などでの子どもの保護や誘導を行う活動」を挙げた者の割合が46.3%と高く,以下,「暗がりなどの地域において防犯上危険な場所を点検する活動」(34.5%),「地域における危険個所などを示した地域安全マップの作成を行う活動」(25.3%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「防犯パトロール」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「防犯パトロール」を挙げた者の割合は男性で,「通学路内の横断歩道などでの子どもの保護や誘導を行う活動」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「通学路内の横断歩道などでの子どもの保護や誘導を行う活動」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「暗がりなどの地域において防犯上危険な場所を点検する活動」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「防犯パトロール」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「地域における危険個所などを示した地域安全マップの作成を行う活動」を挙げた者の割合は自営業主で,それぞれ高くなっている。(図23表23

   ウ 参加したくない理由
 自主的な防犯活動に「参加したくない」とする者(705人)に,防犯活動に参加したくない理由を聞いたところ,「忙しくて時間がとれないから」を挙げた者の割合が55.9%と最も高く,以下,「危険な目に遭うかも知れないから」(19.7%)などの順となっている。なお,「その他」を挙げた者の割合が17.9%となっている。(複数回答,上位2項目)
 都市規模別に見ると,「忙しくて時間がとれないから」を挙げた者の割合は大都市で,「危険な目に遭うかも知れないから」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「忙しくて時間がとれないから」を挙げた者の割合は男性で,「危険な目に遭うかも知れないから」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「忙しくて時間がとれないから」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。
 職業別に見ると,「忙しくて時間がとれないから」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で,「危険な目に遭うかも知れないから」を挙げた者の割合は主婦で,それぞれ高くなっている。(図24表24


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