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世論調査内閣府

2 調査結果の概要


5 文化財の保護

 (1) 伝統芸能への関心度
 歌舞伎,文楽や民俗芸能(民謡,神楽,祭礼行事等)などの伝統芸能にどの程度関心があるか聞いたところ,「関心がある」とする者の割合が49.8%(「非常に関心がある」10.5%+「ある程度関心がある」39.3%),「関心がない」とする者の割合が49.6%(「あまり関心がない」34.4%+「全く関心がない」15.1%)となっている。
 都市規模別に見ると,「関心がない」とする者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「関心がある」とする者の割合は女性で,「関心がない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「関心がある」とする者の割合は50歳代から70歳以上で,「関心がない」とする者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「関心がある」とする者の割合は主婦で,「関心がない」とする者の割合は労務職で,それぞれ高くなっている。(図17表17


 (2) 会場での伝統芸能の直接鑑賞経験
 この1年間に,会場で直接鑑賞した伝統芸能はあるか聞いたところ,「ある」とする者の割合が25.7%となっており,その内容として「民俗芸能(民謡,神楽,祭礼行事など)」を挙げた者の割合が10.8%と最も高く,以下,「演芸(落語,浪曲,漫才など)」(7.8%),「歌舞伎」(5.3%),「日本舞踊」(5.2%),「邦楽(三味線,箏,尺八など)」(4.7%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が74.2%となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「特にない」(71.1%→74.2%)と答えた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「ある」とする者の割合は女性で,「特にない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「ある」とする者の割合は50歳代から70歳以上で,「民俗芸能(民謡,神楽,祭礼行事など)」を挙げた者の割合は60歳代で,「特にない」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図18表18


  ア 会場で直接鑑賞しなかった理由
 この1年間に,会場で直接鑑賞した伝統芸能は,「特にない」と答えた者(1,553人)に,鑑賞しなかった理由は何か聞いたところ,「関心がないから」を挙げた者の割合が39.5%と最も高く,以下,「時間がなかなかとれないから」(34.6%),「近くで公演をやっていないから」(24.6%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「関心がないから」(29.1%→39.5%)を挙げた者の割合が上昇し,「時間がなかなかとれないから」(46.9%→34.6%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「近くで公演をやっていないから」を挙げた者の割合は小都市,町村で高くなっている。
 性別に見ると,「関心がないから」を挙げた者の割合は男性で,「時間がなかなかとれないから」,「近くで公演をやっていないから」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「関心がないから」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「時間がなかなかとれないから」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図19表19


 (3) テレビ等による伝統芸能の鑑賞経験
 この1年間に,テレビ,ビデオ,ラジオ,CD,DVD,カセットテープ,CD−ROMなどで鑑賞した伝統芸能はあるか聞いたところ,「鑑賞したものがある」とする者の割合が59.3%となっており,その内容として「演芸(落語,浪曲,漫才など)」を挙げた者の割合が43.9%と最も高く,以下,「民俗芸能(民謡,神楽,祭礼行事など)」(19.0%),「歌舞伎」(15.9%),「邦楽(三味線,箏,尺八など)」(11.2%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が40.5%となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「邦楽(三味線,箏,尺八など)」(8.6%→11.2%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「歌舞伎」を挙げた者の割合は大都市で,「邦楽(三味線,箏,尺八など)」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「演芸(落語,浪曲,漫才など)」を挙げた者の割合は男性で,「歌舞伎」,「邦楽(三味線,箏,尺八など)」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「鑑賞したものがある」とする者,「民俗芸能(民謡,神楽,祭礼行事など)」,「歌舞伎」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,「演芸(落語,浪曲,漫才など)」を挙げた者の割合は60歳代で,「特にない」と答えた者の割合20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「鑑賞したものがある」とする者,「演芸(落語,浪曲,漫才など)」を挙げた者の割合は自営業主で,「民俗芸能(民謡,神楽,祭礼行事など)」を挙げた者の割合は自営業主,その他の無職で,「特にない」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で,それぞれ高くなっている。(図20表20


 (4) 今後もっと鑑賞したいと思う伝統芸能
 今後,もっと鑑賞したいと思う伝統芸能はあるか聞いたところ,「鑑賞したいものがある」とする者の割合が59.8%となっており,その内容として「演芸(落語,浪曲,漫才など)」を挙げた者の割合が28.5%と最も高く,以下,「歌舞伎」(21.1%),「民俗芸能(民謡,神楽,祭礼行事など)」(15.6%),「邦楽(三味線,箏,尺八など)」(11.3%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が39.5%となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「鑑賞したいものがある」(56.2%→59.8%)とする者,「演芸(落語,浪曲,漫才など)」(25.6%→28.5%),「邦楽(三味線,箏,尺八など)」(7.9%→11.3%)を挙げた者の割合が上昇し,「特にない」(42.8%→39.5%)と答えた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「歌舞伎」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,「特にない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「鑑賞したいものがある」とする者,「歌舞伎」を挙げた者の割合は女性で,「演芸(落語,浪曲,漫才など)」を挙げた者,「特にない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「鑑賞したいものがある」とする者,「演芸(落語,浪曲,漫才など)」を挙げた者の割合は60歳代で,「歌舞伎」を挙げた者の割合は40歳代で,「民俗芸能(民謡,神楽,祭礼行事など)」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,「特にない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「鑑賞したいものがある」とする者,「邦楽(三味線,箏,尺八など)」を挙げた者の割合は家族従業者,主婦で,「演芸(落語,浪曲,漫才など)」を挙げた者の割合は自営業主で,「歌舞伎」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職,主婦で,「民俗芸能(民謡,神楽,祭礼行事など)」を挙げた者の割合は自営業主,家族従業者,その他の無職で,「特にない」と答えた者の割合は労務職で,それぞれ高くなっている。(図21表21


 (5) 伝統芸能の保護に関する要望
 伝統芸能の保護に関して,今後,国や地方公共団体に力を入れてもらいたいと思うことは何か聞いたところ,「手頃な値段で鑑賞できる公演を行う」を挙げた者の割合が44.6%と最も高く,以下,「地方での公演を増やす」(33.5%),「学校教育で伝統芸能のことを取り上げる」(27.8%),「後継者を養成する」(20.8%),「伝統芸能に関する情報を提供する」(19.0%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が13.3%となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「学校教育で伝統芸能のことを取り上げる」(23.7%→27.8%)を挙げた者の割合が上昇し,「後継者を養成する」(31.7%→20.8%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「手頃な値段で鑑賞できる公演を行う」,「学校教育で伝統芸能のことを取り上げる」を挙げた者の割合は大都市で,「地方での公演を増やす」を挙げた者の割合は中都市,小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「手頃な値段で鑑賞できる公演を行う」,「地方での公演を増やす」を挙げた者の割合は女性で,「後継者を養成する」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「手頃な値段で鑑賞できる公演を行う」を挙げた者の割合は50歳代で,「地方での公演を増やす」,「後継者を養成する」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「学校教育で伝統芸能のことを取り上げる」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「伝統芸能に関する情報を提供する」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図22表22


 (6) 有形文化財への関心度
 古墳,歴史のある神社仏閣,歴史的町並み,古美術品などの文化財にどの程度関心があるか聞いたところ,「関心がある」とする者の割合が66.9%(「非常に関心がある」18.6%+「ある程度関心がある」48.2%),「関心がない」とする者の割合が32.9%(「あまり関心がない」24.5%+「全く関心がない」8.3%)となっている。
 都市規模別に見ると,「関心がない」とする者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「関心がある」とする者の割合は男性で,「関心がない」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「関心がある」とする者の割合は50歳代,60歳代で,「関心がない」とする者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「関心がある」とする者の割合は自営業主,管理・専門技術・事務職で,「関心がない」とする者の割合は労務職で,それぞれ高くなっている。(図23表23


 (7) 有形文化財の保護に関する要望
 古墳,歴史のある神社仏閣,歴史的町並み,古美術品などの文化財の保護に関して,今後,国や地方公共団体に力を入れてもらいたいと思うことは何か聞いたところ,「文化財の公開の機会を増やす」を挙げた者の割合が33.7%,「文化財の保存や活用を積極的に進める」を挙げた者の割合が30.8%と高く,以下,「文化財に関する情報を提供する」(27.1%),「文化財の保護を行う団体などに対する支援・助成を行う」(24.3%),「伝統的な技術などについて後継者の養成を行う」(23.3%),「伝統的な技術などの記録・保存を行う」(21.9%),「博物館を整備・充実する」(20.6%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合は13.1%となっている。(複数回答)
 前回の調査結果と比較して見ると,「文化財の公開の機会を増やす」(38.2%→33.7%),「文化財の保存や活用を積極的に進める」(35.0%→30.8%),「文化財の保護を行う団体などに対する支援・助成を行う」(27.2%→24.3%),「伝統的な技術などについて後継者の養成を行う」(32.5%→23.3%),「伝統的な技術などの記録・保存を行う」(24.6%→21.9%),「博物館を整備・充実する」(25.5%→20.6%)を挙げた者の割合が低下し,「文化財に関する情報を提供する」(20.5%→27.1%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「伝統的な技術などの記録・保存を行う」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「文化財の保存や活用を積極的に進める」,「伝統的な技術などの記録・保存を行う」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「文化財の公開の機会を増やす」,「文化財に関する情報を提供する」,「伝統的な技術などについて後継者の養成を行う」,「伝統的な技術などの記録・保存を行う」を挙げた者の割合は50歳代で,「文化財の保存や活用を積極的に進める」,「文化財の保護を行う団体などに対する支援・助成を行う」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「博物館を整備・充実する」を挙げた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「文化財の公開の機会を増やす」,「文化財に関する情報を提供する」,「文化財の保護を行う団体などに対する支援・助成を行う」,「伝統的な技術などについて後継者の養成を行う」,「博物館を整備・充実する」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「文化財の保存や活用を積極的に進める」を挙げた者の割合は自営業主,管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図24表24


 (8) 文化財情報の入手におけるインターネットの利用度
 全国の美術館・博物館の所蔵品を始め,建造物,記念物,伝統芸能などの文化財に関する情報を入手しようとする際,インターネットをどの程度活用しているか聞いたところ,「よく使う」とする者の割合が12.6%(「非常によく使う」5.1%+「どちらかと言えばよく使う」7.5%),「使わない」とする者の割合が85.5%(「どちらかと言えばあまり使わない」12.8%+「全く(ほとんど)使わない」72.7%)となっている。
 都市規模別に見ると,「使わない」とする者の割合は町村で高くなっている。
 年齢別に見ると,「よく使う」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「使わない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図25表25



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