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世論調査内閣府

2 調査結果の概要


1 文化芸術の鑑賞活動及び創作活動

 (1) ホール等での文化芸術の直接鑑賞経験
 文化の分野の大別に関するカードAを提出した上で,この1年間に,プロの公演や作品をホール,会館,劇場,映画館,美術館・博物館などで直接鑑賞したことはあるか聞いたところ,「鑑賞したことがある」とする者の割合が50.9%となっており,その内容として「映画」を挙げた者の割合が24.7%,「音楽」を挙げた者の割合が23.4%と高く,以下,「美術」(18.4%),「演劇・演芸」(12.9%)などの順となっている。なお,「鑑賞したものはない」と答えた者の割合が48.8%となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果(平成8年11月調査のうち20歳以上の者についての結果をいう。以下同じ。)と比較して見ると,「鑑賞したことがある」(54.4%→50.9%)とする者,「美術」(24.8%→18.4%),「演劇・演芸」(16.3%→12.9%)を挙げた者の割合が低下し,「鑑賞したものはない」(45.3%→48.8%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「鑑賞したことがある」とする者,「映画」,「音楽」を挙げた者の割合は大都市で,「美術」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,「演劇・演芸」を挙げた者の割合は中都市で,「鑑賞したものはない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「鑑賞したことがある」とする者,「音楽」,「演劇・演芸」を挙げた者の割合は女性で,「鑑賞したものはない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「鑑賞したことがある」とする者の割合は20歳代,40歳代で,「映画」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「音楽」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「美術」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「鑑賞したものはない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図1表1参考


  ア ホール等で直接鑑賞しなかった理由
 この1年間に,プロの公演や作品をホール,会館,劇場,映画館,美術館・博物館などで直接,「鑑賞したものはない」と答えた者(1,022人)に,鑑賞しなかった理由は何か聞いたところ,「時間がなかなかとれないから」を挙げた者の割合が47.1%と最も高く,以下,「あまり関心がないから」(39.5%),「近くで公演や展覧会などをやっていないから」(13.0%),「入場料・交通費など費用がかかり過ぎるから」(8.8%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「時間がなかなかとれないから」(52.2%→47.1%),「近くで公演や展覧会などをやっていないから」(20.3%→13.0%)を挙げた者の割合が低下し,「あまり関心がないから」(27.8%→39.5%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「近くで公演や展覧会などをやっていないから」を挙げた者の割合は小都市,町村で高くなっている。
 性別に見ると,「時間がなかなかとれないから」,「近くで公演や展覧会などをやっていないから」を挙げた者の割合は女性で,「あまり関心がないから」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図2表2参考


 (2) テレビ等による文化芸術の鑑賞経験
 この1年間に,テレビ,ビデオ,ラジオ,CD,DVD,カセットテープ,CD−ROMなどで鑑賞したものはあるか聞いたところ,「鑑賞したものがある」とする者の割合が86.5%となっており,その内容として「音楽」を挙げた者の割合が65.9%,「映画」を挙げた者の割合が63.3%と高く,以下,「演劇・演芸」(28.3%),「美術」(17.2%),「生活文化」(15.4%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が13.4%となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「音楽」(61.7%→65.9%)を挙げた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「映画」,「美術」を挙げた者の割合は大都市で,「特にない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「演劇・演芸」,「生活文化」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「鑑賞したものがある」とする者の割合は20歳代,30歳代で,「音楽」,「映画」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「演劇・演芸」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,「特にない」と答えた者の割合は50歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「鑑賞したものがある」とする者,「音楽」,「映画」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「演劇・演芸」を挙げた者の割合は自営業主,主婦で,「美術」を挙げた者の割合は自営業主で,「特にない」と答えた者の割合はその他の無職で,それぞれ高くなっている。(図3表3


 (3) 今後もっと鑑賞したいと思う文化芸術
 今後もっと鑑賞したいと思うものはあるか聞いたところ,「鑑賞したいものがある」とする者の割合が80.1%となっており,その内容として「映画」を挙げた者の割合が47.0%と最も高く,以下,「音楽」(42.3%),「演劇・演芸」(29.0%),「美術」(19.5%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が19.3%となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「鑑賞したいものがある」(77.6%→80.1%)とする者,「映画」(39.0%→47.0%),「音楽」(39.2%→42.3%),「演劇・演芸」(26.1%→29.0%)を挙げた者の割合が上昇し,「美術」(21.9%→19.5%)を挙げた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「鑑賞したいものがある」とする者,「映画」,「音楽」,「美術」を挙げた者の割合は大都市で,「特にない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「音楽」,「演劇・演芸」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「鑑賞したいものがある」とする者,「映画」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「音楽」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「特にない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図4表4


 (4) 文化芸術の創作経験
 この1年間に,自分で演じたり,作ったりしたものはあるか聞いたところ,「ある」とする者の割合が16.4%となっており,その内容として「生活文化」を挙げた者の割合が7.0%と最も高く,以下,「美術」(4.7%),「音楽」(4.1%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が83.5%となっている。(複数回答,上位3項目)
 性別に見ると,「ある」とする者の割合は女性で,「特にない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「特にない」と答えた者の割合は30歳代で高くなっている。
 職業別に見ると,「ある」とする者の割合は自営業主で,「特にない」と答えた者の割合は労務職で,それぞれ高くなっている。(図5表5


 (5) 今後創作したいと思う文化芸術
 今後,自分で演じたり,作ったりしてみたいと思うものはあるか聞いたところ,「ある」とする者の割合が26.6%となっており,その内容として「美術」を挙げた者の割合が10.6%,「生活文化」を挙げた者の割合9.9%と高く,以下,「音楽」(6.7%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が72.3%となっている。(複数回答,上位3項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「美術」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「ある」とする者の割合は女性で,「特にない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「ある」とする者の割合は20歳代で,「特にない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図6表6


 (6) 文化芸術の鑑賞と文化活動の重要性
 日常生活の中で,優れた文化芸術を鑑賞したり,自ら文化活動を行ったりすることは,大切だと思うか聞いたところ,「大切だ」とする者の割合が86.2%(「非常に大切だ」31.2%+「ある程度大切だ」55.0%),「大切ではない」とする者の割合が10.5%(「あまり大切ではない」8.5%+「全く大切ではない」2.0%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「大切だ」(92.1%→86.2%)とする者の割合が低下し,「大切ではない」(4.6%→10.5%)とする者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「大切ではない」とする者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「大切だ」とする者の割合は女性で,「大切ではない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「大切だ」とする者の割合は管理・専門技術・事務職,主婦で,「大切ではない」とする者の割合は労務職,その他の無職で,それぞれ高くなっている。(図7表7



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