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4ページ目-国民生活に関する世論調査(平成14年6月調査)

2002年9月2日掲載

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電話番号 03-5253-2111(代表)

2 調査結果の概要


3.生き方,考え方について

 (1) 家庭の役割
 あなたにとって家庭はどのような意味をもっているかと聞いたところ,「家族の団らんの場」を挙げた者の割合が60.2%と最も高く,以下,「休息・やすらぎの場」(54.0%),「家族の絆(きずな)を強める場」(45.1%),「親子が共に成長する場」(34.5%)などの順となっている。(複数回答,図36
 前回の調査結果と比較してみると,「家族の団らんの場」(62.5%→60.2%),「休息・やすらぎの場」(59.4%→54.0%)を挙げた者の割合が低下している。
 性別に見ると,「家族の絆(きずな)を強める場」,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は女性で,高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「家族の団らんの場」を挙げた者の割合は,男性の30歳代,40歳代と女性の20歳代,30歳代で,「休息・やすらぎの場」を挙げた者の割合は,男性の40歳代と女性の20歳代,40歳代,50歳代で,「家族の絆(きずな)を強める場」を挙げた者の割合は,女性の20歳代から50歳代で,「親子が共に成長する場」を挙げた者の割合は,男性の30歳代と女性の20歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(表21

 (2) 子育ての楽しさ,辛さについて
  ア 子育てを楽しいと感じることが多いか
 自分にとって,子育てを楽しいと感じることが多いと思うか,それとも辛いと感じることが多いと思うか聞いたところ,「楽しいと感じることの方が多い」と答えた者の割合が42.9%,「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」と答えた者の割合が38.6%,「辛いと感じることの方が多い」と答えた者の割合が6.5%となっている。
 性別に見ると,「楽しいと感じることの方が多い」,「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」と答えた者の割合は,女性で高くなっている。(図37
 性・年齢別に見ると,「楽しいと感じることの方が多い」と答えた者の割合は,女性の40歳代から60歳代で,「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」と答えた者の割合は,女性の30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(表22

  イ 子育ての辛さの内容
 続いて,子育てについて「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」,「辛いと感じることの方が多い」と答えた者(3,265人)に,子育ての辛さとはどんなことだと思うか聞いたところ,「子どもの将来の教育にお金がかかること」を挙げた者の割合が43.9%と最も高く,以下,「子どもの相手は体力や根気がいること」(34.5%),「自分の自由な時間がなくなること」(31.0%),「子どもが小さいときの子育てにお金がかかること」(24.1%)などの順となっている。(複数回答,図38
 性別に見ると,「子どもの将来の教育にお金がかかること」,「子どもが小さいときの子育てにお金がかかること」を挙げた者の割合は男性で,「子どもの相手は体力や根気がいること」,「自分の自由な時間がなくなること」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「子どもの将来の教育にお金がかかること」を挙げた者の割合は,男性の40歳代,50歳代と女性の30歳代,40歳代で,「子どもの相手は体力や根気がいること」を挙げた者の割合は,男性の20歳代,30歳代と女性の20歳代から40歳代で,「自分の自由な時間がなくなること」を挙げた者の割合は,男女とも20歳代,30歳代で,「子どもが小さいときの子育てにお金がかかること」を挙げた者の割合は,男性の20歳代で,それぞれ高くなっている。
 世帯構成別に見ると,「子どもの将来の教育にお金がかかること」,「子どもの相手は体力や根気がいること」,「自分の自由な時間がなくなること」を挙げた者の割合は,2世代世帯(親と子)で高くなっている。(表23

 (3) 働く目的は何か
 働く目的は何か聞いたところ,「お金を得るために働く」と答えた者の割合が52.8%と最も高く,以下,「生きがいを見つけるために働く」(20.9%),「社会の一員として,務めを果たすために働く」(11.1%),「自分の才能や能力を発揮するために働く」(10.7%)の順となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「お金を得るために働く」(49.5%→52.8%),「社会の一員として,務めを果たすために働く」(10.0%→11.1%),「自分の才能や能力を発揮するために働く」(9.0%→10.7%)と答えた者の割合が上昇し,「生きがいを見つけるために働く」(24.4%→20.9%)と答えた者の割合が低下している。
 性別に見ると,「お金を得るために働く」,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は男性で,「生きがいを見つけるために働く」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図39
 性・年齢別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は,男性の30歳代から50歳代と女性の30歳代から40歳代で,「生きがいを見つけるために働く」と答えた者の割合は,男性の60歳代,70歳以上と女性の50歳代から70歳以上で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は,男性の50歳代から70歳以上で,「自分の才能や能力を発揮するために働く」と答えた者の割合は,男女とも20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「お金を得るために働く」と答えた者の割合は労務職で,「生きがいを見つけるために働く」と答えた者の割合は主婦,その他の無職で,「社会の一員として,務めを果たすために働く」と答えた者の割合は,商工サービス業・自由業(自営業主),商工サービス業・自由業(家族従業者),管理職・専門技術職・事務職で,「自分の才能や能力を発揮するために働く」と答えた者の割合は,商工サービス業・自由業(自営業主),管理職・専門技術職・事務職で,それぞれ高くなっている。(表24

 (4) どのような仕事が理想的だと思うか
 どのような仕事が理想的だと思うか聞いたところ,「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合が52.1%と最も高く,以下,「自分にとって楽しい仕事」(46.3%),「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」(30.8%),「失業の心配がない仕事」(17.0%)などの順となっている。(2つまでの複数回答)
 前回の調査結果と比較して見ると,「収入が安定している仕事」(48.9%→52.1%),「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」(27.7%→30.8%)を挙げた者の割合が上昇している。(図40
 性別に見ると,「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は女性で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 性・年齢別に見ると,「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合は,男性の50歳代と女性の40歳代で,「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は,男性の20歳代と女性の20歳代から50歳代で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は,男性の20歳代から40歳代と女性の20歳代,30歳代で,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は,男性の50歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「収入が安定している仕事」を挙げた者の割合は,農林漁業(自営業主),労務職で,「自分にとって楽しい仕事」を挙げた者の割合は,商工サービス業・自由業(家族従業者),管理職・専門技術職・事務職,労務職,学生で,「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」を挙げた者の割合は,商工サービス業・自由業(自営業主),管理職・専門技術職・事務職,学生で,「失業の心配がない仕事」を挙げた者の割合は,農林漁業(自営業主),労務職で,それぞれ高くなっている。(表25

 (5) 収入と自由時間についての考え方
 収入と自由時間の関係について,自由時間をもっと増やしたいと思うか,収入をもっと増やしたいと思うか聞いたところ,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合が35.4%,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合が44.1%となっている。なお,「どちらともいえない」と答えた者の割合が17.8%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「自由時間をもっと増やしたい」(32.0%→35.4%)と答えた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は,男性で高くなっている。(図41
 性・年齢別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は,男性の30歳代と女性の20歳代で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は,男性の20歳代から50歳代と女性の30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
 職業別に見ると,「自由時間をもっと増やしたい」と答えた者の割合は,商工サービス業・自由業(家族従業者),管理職・専門技術職・事務職,学生で,「収入をもっと増やしたい」と答えた者の割合は,商工サービス業・自由業(自営業主),労務職で,それぞれ高くなっている。(表26


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