2 調査結果の概要
4.防災訓練等に関する意識について
(1) 防災訓練へ参加したり見学した経験の有無 国や地方公共団体などでは,毎年,地震や豪雨などを想定した防災訓練を行っているが,今までに防災訓練に参加したり見学したことがあるか聞いたところ,「参加したことがある」と答えた者の割合が33.2%,「参加したことはないが,見学したことはある」と答えた者の割合が7.4%,「訓練が行われていることは知っていたが,参加したり見学したことはない」と答えた者の割合が39.1%,「訓練が行われていることを知らなかった」と答えた者の割合が18.8%となっている。
性別に見ると,「参加したことがある」と答えた者の割合は男性で,「訓練が行われていることは知っていたが,参加したり見学したことはない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「参加したことがある」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「訓練が行われていることは知っていたが,参加したり見学したことはない」と答えた者の割合は40歳代で,「訓練が行われていることを知らなかった」と答えた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図22,表22)
性別に見ると,「参加したことがある」と答えた者の割合は男性で,「訓練が行われていることは知っていたが,参加したり見学したことはない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「参加したことがある」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「訓練が行われていることは知っていたが,参加したり見学したことはない」と答えた者の割合は40歳代で,「訓練が行われていることを知らなかった」と答えた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(図22,表22)
ア 防災訓練に参加したり見学してみて感じたこと
「参加したことがある」,「参加したことはないが,見学したことはある」と答えた者(876人)に防災訓練に参加したり見学してみてどのようなことを感じたか聞いたところ,「防災の大切さを知る機会となった」を挙げた者の割合が49.2%と最も高く,以下,「災害時に自らが取るべき行動について知る機会となった」(36.9%),「参加者が限られているので,より多くの人が参加できるようにするとよいと思った」(31.2%),「災害時の防災組織の活動について知る機会となった」(25.9%),「内容が形式的であったりイベント化していた」(25.6%)などの順となっている。(複数回答,図23)
都市規模別に見ると,「防災の大切さを知る機会となった」を挙げた者の割合は中都市で,「内容が形式的であったりイベント化していた」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「参加者が限られているので,より多くの人が参加できるようにするとよいと思った」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(表23)
都市規模別に見ると,「防災の大切さを知る機会となった」を挙げた者の割合は中都市で,「内容が形式的であったりイベント化していた」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「参加者が限られているので,より多くの人が参加できるようにするとよいと思った」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。(表23)
イ 防災訓練に参加したり見学したことがない理由
「訓練が行われていることは知っていたが,参加したり見学したことはない」と答えた者(843人)に防災訓練に参加したり見学したことがないのはなぜか聞いたところ,「忙しいなど時間的余裕がなかったから」を挙げた者の割合が41.2%と最も高く,以下,「具体的な日時・場所,申し込み方法がわからなかったから」(24.3%),「時間的に拘束されると思ったから」(15.5%)などの順となっている。
なお,「特に理由はない」と答えた者の割合が11.4%となっている。(複数回答,図24)
都市規模別に見ると,「忙しいなど時間的余裕がなかったから」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。(表24)
なお,「特に理由はない」と答えた者の割合が11.4%となっている。(複数回答,図24)
都市規模別に見ると,「忙しいなど時間的余裕がなかったから」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。(表24)
(2) 防災全般に関して得たいと思う知識や情報
防災全般に関してどのような知識や情報を得たいと思うか聞いたところ,「地震発生の予測」を挙げた者の割合が48.8%と最も高く,以下,「家庭でできる防災の心構え・準備」(43.5%),「地域の自治会や町内会での防災体制」(32.3%),「学校・勤務先や外出先での避難方法」(25.6%)などの順となっている。(複数回答,図25)
都市規模別に見ると,「地震発生の予測」を挙げた者の割合は中都市で,「学校・勤務先や外出先での避難方法」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「家庭でできる防災の心構え・準備」,「学校・勤務先や外出先での避難方法」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「地震発生の予測」,「家庭でできる防災の心構え・準備」を挙げた者の割合は30歳代で,「地域の自治会や町内会での防災体制」を挙げた者の割合は50歳代で,「学校・勤務先や外出先での避難方法」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(表25)
都市規模別に見ると,「地震発生の予測」を挙げた者の割合は中都市で,「学校・勤務先や外出先での避難方法」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「家庭でできる防災の心構え・準備」,「学校・勤務先や外出先での避難方法」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「地震発生の予測」,「家庭でできる防災の心構え・準備」を挙げた者の割合は30歳代で,「地域の自治会や町内会での防災体制」を挙げた者の割合は50歳代で,「学校・勤務先や外出先での避難方法」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(表25)
(3) 防災全般に関する知識や情報を得る方法
防災全般に関する知識や情報を何によって提供されたらよいと思うか聞いたところ,「テレビやラジオ」を挙げた者の割合が72.8%と最も高く,以下,「新聞や雑誌」(43.0%),「国や自治体で配布するパンフレット」(37.7%),「学校での教育」(28.8%)などの順となっている。(複数回答,図26)
都市規模別に見ると,「新聞や雑誌」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「テレビやラジオ」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「新聞や雑誌」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「国や自治体で配布するパンフレット」を挙げた者の割合は40歳代で,「学校での教育」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(表26)
都市規模別に見ると,「新聞や雑誌」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「テレビやラジオ」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「新聞や雑誌」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「国や自治体で配布するパンフレット」を挙げた者の割合は40歳代で,「学校での教育」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(表26)
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