2 調査結果の概要
- 将来の海辺について
(1) 将来の海辺への要望
海辺を将来,どのようにしていくべきと思うか聞いたところ,「海岸にゴミを捨てないなどのモラル向上の啓発に努める」を挙げた者の割合が66.4%と最も高く,以下,「白砂青松や緩傾斜堤防などがある,美しくて利用しやすい海岸づくりに努める」(44.2%),「動物や植物の生息・生育地を守ることに努める」(40.0%),「津波や高潮・侵食などの災害から人命・財産を守る堤防等を造ることに努める」(34.3%),「車や水上バイク等の乗り入れ規制などのルールづくりに努める」(32.3%),「津波や高潮等の緊急時の情報伝達や避難体制の強化に努める」(31.3%)などの順となっている。(複数回答,図36)
都市規模別に見ると,「白砂青松や緩傾斜堤防などがある,美しくて利用しやすい海岸づくりに努める」,「動物や植物の生息・生育地を守ることに努める」,「車や水上バイク等の乗り入れ規制などのルールづくりに努める」,「津波や高潮等の緊急時の情報伝達や避難体制の強化に努める」を挙げた者の割合は大都市で,「津波や高潮・侵食などの災害から人命・財産を守る堤防等を造ることに努める」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「海岸にゴミを捨てないなどのモラル向上の啓発に努める」,「津波や高潮等の緊急時の情報伝達や避難体制の強化に努める」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「海岸にゴミを捨てないなどのモラル向上の啓発に努める」を挙げた者の割合は女性の20歳代,30歳代,40歳代で,「白砂青松や緩傾斜堤防などがある,美しくて利用しやすい海岸づくりに努める」を挙げた者の割合は女性の40歳代で,「動物や植物の生息・生育地を守ることに努める」を挙げた者の割合は男性の20歳代と女性の15〜19歳,20歳代,30歳代,40歳代で,「津波や高潮・侵食などの災害から人命・財産を守る堤防等を造ることに努める」を挙げた者の割合は男性の60歳代と女性の50歳代で,「車や水上バイク等の乗り入れ規制などのルールづくりに努める」を挙げた者の割合は男性の40歳代と女性の30歳代,40歳代で,「津波や高潮等の緊急時の情報伝達や避難体制の強化に努める」を挙げた者の割合は女性の20歳代,30歳代,40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(表31,参考8)
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