2 調査結果の概要
- 文化交流について
(1) 文化交流で重点を置くべき分野
諸外国との文化交流を進める上で,どの分野に重点を置くべきだと思うか2つまで聞いたところ,「青少年の交流」を挙げた者の割合が29.0%と最も高く,以下,「スポーツ交流」(21.5%),「留学生の交流」(17.3%),「学者,芸術家,文化人などの交流」(17.0%),「現代日本の紹介(公演・展示・映像等を通じ,現代の日本の姿を海外に正しく伝える)」(15.6%)などの順となっている。(2つまでの複数回答)
平成10年11月の調査結果と比較して見ると,「留学生の交流」(21.0%→17.3%)を挙げた者の割合が低下し,「学者,芸術家,文化人などの交流」(13.0%→17.0%)を挙げた者の割合が上昇している。(図18)
性別に見ると,「スポーツ交流」を挙げた者の割合は,男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「青少年の交流」を挙げた者の割合は,50歳代で,「留学生の交流」を挙げた者の割合は,20歳代で,それぞれ高くなっている。(表16,参考表)(2) 文化交流で重点を置くべき地域
諸外国との文化交流を進める上で,どの地域の国々に重点を置くべきだと思うか聞いたところ,「東アジア(韓国,中国など)」を挙げた者の割合が44.9%と最も高く,以下,「東南アジア(タイ,インドネシアなど)」(20.4%),「大洋州(オーストラリア,ニュージーランド,南太平洋諸国)」(16.4%),「どの地域とも同じように進める」(27.7%)などとなっている。(複数回答)
平成10年11月の調査結果と比較して見ると,「東アジア(韓国,中国など)」(55.0%→44.9%)を挙げた者の割合が低下し,「大洋州(オーストラリア,ニュージーランド,南太平洋諸国)」(11.2%→16.4%)と「どの地域とも同じように進める」(15.9%→27.7%)を挙げた者の割合が,それぞれ上昇している。(図19)
性別に見ると,「東アジア(韓国,中国など)」,「東南アジア(タイ,インドネシアなど)」,「大洋州(オーストラリア,ニュージーランド,南太平洋諸国)」を挙げた者の割合は,男性で,「どの地域とも同じように進める」を挙げた者の割合は,女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「大洋州(オーストラリア,ニュージーランド,南太平洋諸国)」を挙げた者の割合は,50歳代で高くなっている。(表17)
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