2 調査結果の概要
- 反射材について
(1) 反射材の周知度・使用度
夜間の交通事故を防ぐためには, 反射材を身につけたり, 自転車につけたりすることが効果的と言われているが, 反射材というものを知っているか聞いたところ, 「知っており, ふだんから使用している」と答えた者の割合が29.6%,「知っているが, 使用していない」と答えた者の割合が60.6%, 「知らない」と答えた者の割合が 9.8%となっている。(図10)
前回の調査結果と比較して見ると,「知っているが, 使用していない」と答えた者の割合が上昇(56.7%→60.6%)し,「知らない」と答えた者の割合が低下(12.4%→ 9.8%)している。
都市規模別に見ると,「知っており,ふだんから使用している」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると, 「知らない」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「知っており, ふだんから使用している」と答えた者の割合は40歳代で,「知っているが, 使用していない」と答えた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。
管区区分別に見ると, 「知っており, ふだんから使用している」と答えた者の割合は東京で,「知らない」と答えた者の割合は近畿で,それぞれ高くなっている。(表10)(2) 反射材を使用しない理由
続いて, 「知っているが, 使用していない」と答えた者( 1,301人)に,反射材を身につけない理由を聞いたところ,「いちいち身につけるのが面倒だから」を挙げた者の割合が23.1%と最も高く, 以下,「どこで手に入れたらよいのかわからないから」(18.7%),「ふだんから交通安全を心がけており,そのようなものを身につける必要がないから」(10.7%)などの順となっている。なお,特に理由はないと答えた者の割合は24.4%となっている。(複数回答,図11)
前回の調査結果と比較して見ると,「いちいち身につけるのが面倒だから」を挙げた者の割合が上昇(16.8%→23.1%)している。
都市規模別に見ると,「どこで手に入れたらよいのかわからないから」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「どこで手に入れたらよいのかわからないから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると, 「いちいち身につけるのが面倒だから」を挙げた者の割合は30歳代で, 「どこで手に入れたらよいのかわからないから」を挙げた者の割合は20歳代で, それぞれ高くなっている。(表11)
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