2 調査結果の概要
- 交通事故現場における応急手当について
交通事故の現場では,一般市民による応急手当は, 今まで積極的に行われていないが, これは,どこに原因があると思うか聞いたところ,「手当の方法がわからないから」を挙げた者の割合が73.7%と最も高く, 以下, 「手当した結果, かえって症状が悪化したりすると,責任を問われかねないから」(38.7%)などの順となっている。(複数回答,図5)
都市規模別に見ると,「手当した結果, かえって症状が悪化したりすると,責任を問われかねないから」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
性別に見ると,「手当の方法がわからないから」,「手当した結果, かえって症状が悪化したりすると,責任を問われかねないから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると,「手当の方法がわからないから」, 「手当した結果, かえって症状が悪化したりすると, 責任を問われかねないから」を挙げた者の割合は30歳代で高くなっている。(表5)
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