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2ページ目-人権擁護に関する世論調査(平成15年2月調査)

2003年4月14日掲載

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電話番号 03-5253-2111(代表)

2 調査結果の概要


1 人権問題について

 (1) 基本的人権についての周知度
 基本的人権は侵すことのできない永久の権利として,憲法で保障されていることを知っているか聞いたところ,「知っている」と答えた者の割合が80.0%,「知らない」と答えた者の割合が20.0%となっている。
 前回の調査結果(平成9年7月の調査結果をいう。以下同じ)と比較してみると,大きな変化は見られない。(図1
 都市規模別に見ると,「知っている」と答えた者の割合は中都市で,「知らない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。  性別に見ると,「知っている」と答えた者の割合は男性で,「知らない」と答えた割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「知らない」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。(表1

 (2) 人権侵害の推移
 新聞やテレビなどで「人権問題」とか「人権が侵害された」というニュースが報道されることがあるが,この5〜6年の間に,日本で,人権が侵害されるようなことは,次第に少なくなってきたと思うか,あまり変わらないと思うか,それとも次第に多くなってきたと思うか聞いたところ,「少なくなってきた」と答えた者の割合が12.3%,「あまり変わらない」と答えた者の割合が39.5%,「多くなってきた」と答えた者の割合が36.2%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が11.9%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「少なくなってきた」(9.4%→12.3%)と答えた者の割合が上昇し,「多くなってきた」(39.6%→36.2%)と答えた者の割合が低下している。(図2
 都市規模別で見ると,「あまり変わらない」と答えた者の割合は大都市で,「多くなってきた」と答えた者の割合は中都市で,「わからない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「あまり変わらない」と答えた者の割合は30歳代で,「多くなってきた」と答えた者の割合は50歳代で,「わからない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表2

 (3) 人権侵害の経験
 今までに,自分の人権が侵害されたと思ったことがあるか聞いたところ,「ある」と答えた者の割合が13.9%,「ない」と答えた者の割合が86.1%となっている。
 前回の調査結果と比較してみると,大きな変化は見られない。(図3
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「ある」と答えた者の割合は40歳代で,「ない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表3

  ア 人権侵害の内容
 続いて,人権侵害の経験が「ある」と答えた者(287人)に,それはどのような場合かを聞いたところ,「あらぬ噂,他人からの悪口,かげ口」を挙げた者の割合が30.7%と最も高く,以下,「プライバシーの侵害」(21.3%),「差別待遇(人種・信条・性別・社会的身分等により,不平等又は不利益な取扱いをされた)」(13.2%),「名誉・信用のき損、侮辱」(12.2%)などの順となっている。なお,「答えたくない」を挙げた者の割合が13.9%となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較してみると,「あらぬ噂,他人からの悪口,かげ口」(42.5%→30.7%)を挙げた者の割合が低下している。(図4
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(表4参考表4

 (4) 人権尊重と権利主張による他人への迷惑
 「人権尊重が叫ばれる一方で,権利のみを主張して,他人の迷惑を考えない人が増えてきた」と言う意見についてどう思うか聞いたところ,「そう思う」とする者の割合が76.7%(「非常にそう思う」25.5%+「かなりそう思う」51.2%),「そうは思わない」とする者の割合が16.3%(「あまりそうは思わない」14.5%+「全くそうは思わない」1.8%)となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「そう思う」(82.9%→76.7%)とする者の割合が低下し,「そうは思わない」(13.3%→16.3%)とする者の割合が上昇している。(図5
 都市規模別に見ると,「そう思う」とする者の割合は小都市で,「そうは思わない」とする者の割合は中都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「そうは思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「そう思う」とする者の割合は50歳代で,「そうは思わない」とする者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。(表5


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