2 調査結果の概要
2 栄典の意義について
問 2 |
栄典とは、国や社会に対する永年の功労あるいは社会の各分野における優れた行いを顕彰する制度で、日本国憲法により、天皇が国民のために行う国事行為の一つとして、天皇陛下から授与されるものです。このような制度は洋の東西を問わず広く世界各国共通に存在しております。
栄典の意義について、「栄典制度の在り方に関する懇談会」においては次のような意義が挙げられていますが、この中からあなたのお考えに近いものをいくつでもお選びください。
- 我が国の栄典制度は明治以来120年余の長い歴史と伝統を持ち、日本の文化の一つとなっている
- 栄典は、国や社会に対する永年の功労など金銭では評価されない功労を評価し、これに報い、栄誉を称えるものとして意義がある
- 栄典は世界各国に広く存在しており、国賓の来日等の機会に相互に勲章が交換されたり、我が国に対し功労のある外国人に勲章が贈られるなど、国際的な友好親善を深める役割を果たしている
- 栄典は国や社会に対する貢献を評価するものであり、「公共心」や「公共性」というものを国民に提示するという意味で意義がある
- 栄典は、象徴天皇制の下、天皇が国民のために行う国事行為として天皇陛下から授与されるものであり、天皇陛下と国民を直接結ぶものとして意義がある
- 栄典は、広く国民の間に定着しており、志を持ち、社会の支えとなって活動している人々の励みになっている
- 上記以外の意義がある( )
- その他( )
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分野間の比較で見ると,「栄典は、国や社会に対する永年の功労など金銭では評価されない功労を評価し、これに報い、栄誉を称えるものとして意義がある」を挙げた者の割合は公務員,各種団体役員で,「栄典は国や社会に対する貢献を評価するものであり、「公共心」や「公共性」というものを国民に提示するという意味で意義がある」を挙げた者の割合は各種団体役員で,「栄典は世界各国に広く存在しており、国賓の来日等の機会に相互に勲章が交換されたり、我が国に対し功労のある外国人に勲章が贈られるなど、国際的な友好親善を深める役割を果たしている」を挙げた者の割合はマスコミ関係者・自由業者,企業経営者,各種団体役員で,「栄典は、広く国民の間に定着しており、志を持ち、社会の支えとなって活動している人々の励みになっている」を挙げた者の割合は地方自治体の首長・議会議長,各種団体役員で,それぞれ高くなっている。
分野毎に見ると,各分野で,「栄典は、国や社会に対する永年の功労など金銭では評価されない功労を評価し、これに報い、栄誉を称えるものとして意義がある」を挙げた者の割合が最も高くなっている。
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