• 社会と法制度

基本的法制度に関する世論調査(令和6年10月調査)

2025年3月14日掲載

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〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

調査結果

調査の概要

1.調査目的

基本的法制度に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考とする。

2.調査項目

  1. 基本的法制度に対する関心
  2. 死刑制度に対する意識

3.関係省庁

法務省

4.調査対象

  1. 母集団  全国18歳以上の日本国籍を有する者
  2. 標本数  3,000人
  3. 抽出方法  層化2段無作為抽出法

5.調査時期

令和6年10月24日~12月1日

6.調査方法

郵送法

7.調査実施機関

一般社団法人  中央調査社

8.回収結果

  • 有効回収率  60.5%、調査不能率  39.5%
  • 有効回収数  1,815人
  • 調査不能数  1,185人
    • うち宛先不明による返送  28人
    • うち未返送  1,082人
    • うち白票  4人
    • うち代理回答・記入不備  58人
    • うち期間外  3人
    • うち災害  0人
    • うちその他  10人

9.性・年齢別回収結果

本調査の性・年齢別の標本数、回収数及び回収率を示しています。このうちの回収数は、ページ下部にある集計表1から8の該当者数にてご確認いただけます。

調査結果の概要

1.基本的法制度に対する関心

(1) 裁判所の見学や裁判の傍聴の有無

 今までに、裁判所を見学したり、裁判を傍聴(ぼうちょう)したりしたことがあるか聞いたところ、「ある」と答えた者の割合が12.3%、「ない」と答えた者の割合が87.0%となっている。
 都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
 性別に見ると、「ある」と答えた者の割合は男性で、「ない」と答えた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「ない」と答えた者の割合は18~29歳で高くなっている。

調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表1裁判所の見学や裁判の傍聴の有無 」をご確認ください。

2.死刑制度に対する意識

(1) 死刑制度の存廃

 死刑制度に関して、「死刑は廃止すべきである」、「死刑もやむを得ない」という意見があるが、どちらの意見に賛成か聞いたところ、「死刑は廃止すべきである」と答えた者の割合が16.5%、「死刑もやむを得ない」と答えた者の割合が83.1%となっている。
 都市規模別に見ると、「死刑は廃止すべきである」と答えた者の割合は町村で、「死刑もやむを得ない」と答えた者の割合は小都市で、それぞれ高くなっている。
 性別に見ると、大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると、「死刑は廃止すべきである」と答えた者の割合は60歳代、70歳以上で、「死刑もやむを得ない」と答えた者の割合は18~29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表2死刑制度の存廃 」をご確認ください。

ア 死刑制度を廃止する理由

 死刑制度に関して、「死刑は廃止すべきである」と答えた者(300人)に、賛成の理由はどのようなことか聞いたところ、「裁判に誤りがあったとき、死刑にしてしまうと取り返しがつかない」を挙げた者の割合が71.0%と最も高く、以下、「生かしておいて罪の償いをさせた方がよい」(53.3%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位2項目まで掲載)
 性別に見ると、「裁判に誤りがあったとき、死刑にしてしまうと取り返しがつかない」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。

調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表3死刑制度を廃止する理由 」をご確認ください。

イ 即時死刑廃止か、いずれ死刑廃止か

 死刑制度に関して、「死刑は廃止すべきである」と答えた者(300人)に、死刑を廃止する場合には、すぐに全面的に廃止するのがよいと思うか、それともだんだんに死刑を減らしていって、いずれ全面的に廃止する方がよいと思うか聞いたところ、「すぐに、全面的に廃止する」と答えた者の割合が43.0%、「だんだん死刑を減らしていき、いずれ全面的に廃止する」と答えた者の割合が53.3%となっている。
 性別に見ると、大きな差異は見られない。

調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表4即時死刑廃止か、いずれ死刑廃止か  」をご確認ください。

ウ 死刑制度を存置する理由

 死刑制度に関して、「死刑もやむを得ない」と答えた者(1,508人)に、賛成の理由はどのようなことか聞いたところ、「死刑を廃止すれば、被害を受けた人やその家族の気持ちがおさまらない」を挙げた者の割合が62.2%と最も高く、以下、「凶悪な犯罪は命をもって償うべきだ」(55.5%)、「死刑を廃止すれば、凶悪な犯罪が増える」(53.4%)、「凶悪な犯罪を犯す人は生かしておくと、また同じような犯罪を犯す危険がある」(48.6%)の順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
 都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
 性別に見ると、「凶悪な犯罪を犯す人は生かしておくと、また同じような犯罪を犯す危険がある」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「死刑を廃止すれば、被害を受けた人やその家族の気持ちがおさまらない」を挙げた者の割合は60歳代で、「凶悪な犯罪を犯す人は生かしておくと、また同じような犯罪を犯す危険がある」を挙げた者の割合は18~29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表5死刑制度を存置する理由 」をご確認ください。

エ 将来も死刑存置か

 死刑制度に関して、「死刑もやむを得ない」と答えた者(1,508人)に将来も死刑を廃止しない方がよいと思うか、それとも、状況が変われば、将来的には、死刑を廃止してもよいと思うか聞いたところ、「将来も死刑を廃止しない」と答えた者の割合が64.2%、「状況が変われば、将来的には、死刑を廃止してもよい」と答えた者の割合が34.4%となっている。
 性別に見ると、「将来も死刑を廃止しない」と答えた者の割合は男性で、「状況が変われば、将来的には、死刑を廃止してもよい」と答えた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「将来も死刑を廃止しない」と答えた者の割合は30歳代で高くなっている。

調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表6将来も死刑存置か」をご確認ください。

(2) 死刑の犯罪抑止力

 死刑がなくなった場合、凶悪な犯罪が増えるという意見と増えないという意見があるが、どのように考えるか聞いたところ、「増える」と答えた者の割合が71.2%、「増えない」と答えた者の割合が27.7%となっている。
 都市規模別に見ると、「増える」と答えた者の割合は小都市で、「増えない」と答えた者の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
 性別に見ると、大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると、「増えない」と答えた者の割合は40歳代で高くなっている。

調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表7死刑の犯罪抑止力」をご確認ください。

(3) 終身刑を導入した場合の死刑制度の存廃

 もし、仮釈放のない「終身刑」が新たに導入されるならば、死刑を廃止する方がよいと思うか、それとも、終身刑が導入されても、死刑を廃止しない方がよいと思うか聞いたところ、「死刑を廃止する方がよい」と答えた者の割合が37.5%、「死刑を廃止しない方がよい」と答えた者の割合が61.8%となっている。
 都市規模別に見ると、「死刑を廃止する方がよい」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると、「死刑を廃止する方がよい」と答えた者の割合は女性で、「死刑を廃止しない方がよい」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「死刑を廃止する方がよい」と答えた者の割合は60歳代、70歳以上で、「死刑を廃止しない方がよい」と答えた者の割合は30歳代、40歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表8終身刑を導入した場合の死刑制度の存廃」をご確認ください。

集計表

集計表中*印のある質問文および回答肢は、一部省略のあることを示す。

あなたと裁判のかかわりについておうかがいします
この下の問1からお答えください

左右にスクロールできます。
問1  あなたは、今までに、裁判所を見学したり、裁判を傍聴(ぼうちょう)したりしたことがありますか。(○は1つ)
回答割合選択肢番号選択肢の内容次に回答する問
(12.3)1ある 
(87.0)2ない 
(0.7) 無回答 

ここからは、死刑制度についておうかがいします

左右にスクロールできます。
問2  死刑制度に関して、次のような意見がありますが、あなたは、どちらの意見に賛成ですか。(〇は1つ)
回答割合選択肢番号選択肢の内容次に回答する問
(16.5)1死刑は廃止すべきである→問3へ
(83.1)2死刑もやむを得ない→問5へ
(0.4) 無回答→問7へ

問2で「1.死刑は廃止すべきである」と答えた方への質問

左右にスクロールできます。
問3  「死刑は廃止すべきである」という意見に賛成の理由はどのようなことですか。次の中から、あなたの考えに近いものを選んでください。(○はいくつでも)
(n=300)
回答割合選択肢番号選択肢の内容次に回答する問
(29.7)1人を殺すことは刑罰であっても人道に反し、野蛮である 
(35.0)2国家であっても人を殺すことは許されない 
(71.0)3裁判に誤りがあったとき、死刑にしてしまうと取り返しがつかない 
(24.7)4凶悪な犯罪を犯した者でも、更生の可能性がある 
(26.3)5死刑を廃止しても、そのために凶悪な犯罪が増加するとは思わない 
(53.3)6生かしておいて罪の償いをさせた方がよい 
(8.7)7その他 
(2.3) 無回答 
(M.T.=251.0)

問2で「1.死刑は廃止すべきである」と答えた方への質問

左右にスクロールできます。
問4  死刑を廃止する場合には、すぐに全面的に廃止するのがよいと思いますか、それともだんだんに死刑を減らしていって、いずれ全面的に廃止する方がよいと思いますか。(○は1つ)
(n=300)
回答割合選択肢番号選択肢の内容次に回答する問
(43.0)1すぐに、全面的に廃止する 
(53.3)2だんだん死刑を減らしていき、いずれ全面的に廃止する 
(3.7) 無回答 

問2で「2.死刑もやむを得ない」と答えた方への質問

左右にスクロールできます。
問5  「死刑もやむを得ない」という意見に賛成の理由はどのようなことですか。次の中から、あなたの考えに近いものを選んでください。(○はいくつでも)
(n=1,508)
回答割合選択肢番号選択肢の内容次に回答する問
(55.5)1凶悪な犯罪は命をもって償うべきだ 
(62.2)2死刑を廃止すれば、被害を受けた人やその家族の気持ちがおさまらない 
(53.4)3死刑を廃止すれば、凶悪な犯罪が増える 
(48.6)4凶悪な犯罪を犯す人は生かしておくと、また同じような犯罪を犯す危険がある 
(9.0)5その他 
(1.7) 無回答 
(M.T.=230.4)

問2で「2.死刑もやむを得ない」と答えた方への質問

左右にスクロールできます。
問6  将来も死刑を廃止しない方がよいと思いますか、それとも、状況が変われば、将来的には、死刑を廃止してもよいと思いますか。(○は1つ)
(n=1,508)
回答割合選択肢番号選択肢の内容次に回答する問
(64.2)1将来も死刑を廃止しない 
(34.4)2状況が変われば、将来的には、死刑を廃止してもよい 
(1.4) 無回答 

ここからは全員の方がお答えください

左右にスクロールできます。
問7  死刑がなくなった場合、凶悪な犯罪が増えるという意見と増えないという意見がありますが、あなたはどのようにお考えになりますか。(○は1つ)
回答割合選択肢番号選択肢の内容次に回答する問
(71.2)1増える 
(27.7)2増えない 
(1.0) 無回答 

ここからは全員の方が【説明】を読んでから下の問8をお答えください

【説明】

現在、死刑の次に重い刑は、一生刑務所に入らなければならない「無期懲役」ですが、仮釈放される場合があります。これに対して、仮釈放される場合がない、いわゆる「終身刑」は、現在の日本にはありません。

左右にスクロールできます。
問8  もし、仮釈放のない「終身刑」が新たに導入されるならば、死刑を廃止する方がよいと思いますか、それとも、終身刑が導入されても、死刑を廃止しない方がよいと思いますか。(○は1つ)
回答割合選択肢番号選択肢の内容次に回答する問
(37.5)1死刑を廃止する方がよい 
(61.8)2死刑を廃止しない方がよい 
(0.8) 無回答 
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