• 社会と法制度

税金に関する世論調査(昭和56年10月調査)

2002年11月18日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

内閣府政府広報室


調査の概要

調査の目的


税金についての関心,負担感,不公平感及び所得の申告等に関する意識を調査し,今後の施策の参考とする。

調査項目


(1)税金についての関心
(2)納税意識
(3)負担感の程度と不公平感の有無
(4)所得の申告割合についての一般的認識
(5)職業別の所得申告割合についての意識

調査対象


(1) 母集団 全国20歳以上の普通世帯の世帯主
(2) 標本数 5,000人
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法

調査時期

  昭和56年10月21日〜昭和56年10月27日

回収結果


(1) 有効回収数(率) 3,722人(74.4%)
(2) 調査不能数(率) 1,278人(25.6%)
−不能内訳−
転居 62 長期不在 157 一時不在 586
住所不明 57 拒否 343 その他
73

性・年齢別回収結果

性・年齢別回収結果



調査票
Q1  あなたのご職業は何ですか。・・・・どんな内容のお仕事ですか。(具体的に記入したうえ,下の該当する項目に○をする。
<自営業>
( 9.8) 農(林)漁業 →SQへ
( 0.6) 漁業
(17.2) 商工業
( 3.3) サービス業
( 1.2) 自由業
<被傭者>
( 3.4) 管理職
( 0.7) 専門技術職
(21.0) 事務職
(28.9) 労務職
( 0.4) 家族従業者
(13.4) 無職

SQ  そのほかにもお勤めなどのお仕事をお持ちですか。
(N=365)
(29.6) はい
(70.4) いいえ

Q2  お宅には,あなたのほかにも収入のある仕事についている方はいますか。それはどなたですか。(M.A.)
(23.8) 配偶者
(26.2)
( 2.2)
( 1.0) 兄弟・姉妹
( 1.3) その他
(53.4) いない
(M.T.=107.9)


Q3  お宅の暮らし向きは2,3年前とくらべてどうでしょうか,楽になっていますか,苦しくなっていますか,同じようなものですか。
( 3.4) 楽になった
(44.9) 同じようなもの
(50.1) 苦しくなった
( 1.6) わからない

〔税一般についての意識〕
Q4 〔回答票1〕 ところで,あなたは税金について関心がありますか,それともあまり関心はありませんか。この中ではどうでしょうか。
(24.3) (ア) 非常に関心がある →SQへ
(47.3) (イ) まあ関心がある →SQへ
(22.5) (ウ) あまり関心がない →Q5へ
( 4.9) (エ) ほとんど(全然)関心がない →Q5へ
( 1.0) わからない →Q5へ

SQ 〔回答票2〕 税金のどのようなことについて最も関心がありますか。この中ではどうでしょうか。
(N=2,665)
(52.8) (ア) 自分の負担する税金
(24.9) (イ) 税金の使途
(13.4) (ウ) 税制,税体系などのしくみ
( 6.4) (エ) 税金の調査,実際の徴税の仕方など
( 0.3) その他
( 2.2) わからない

Q5 〔回答票3〕 では,あなたの税金についての考え方はこの中ではどれに近いですか。あなたのお考えに最も近いものを1つだけあげてみてください。
(33.2) (ア) 税金は社会の共通の経費だから正しく申告する(納める)のは当然である
(49.1) (イ) 正しく申告する(納める)のは国民の義務だからやむをえない
( 4.3) (ウ) 自分が苦労して得た所得だから,税務署にみつからないかぎり少なく申告する(納める)のはやむをえない
( 3.6) (エ) 税金が適正に使われていないと思われるから,少なく申告する(納める)のはやむをえない
( 1.1) (オ) 他人が正しく申告する(納める)とは思えないから,少なく申告する(納める)のはやむをえない
( 0.3) その他
( 8.3) 特にない(わからない)

〔負担感〕
Q6 〔回答票4〕 あなたは,現在納めている税金について,どのように感じていますか,この中ではどうでしょうか。
( 2.7) (ア) 全然負担には感じていない →Q7へ
(18.5) (イ) あまり負担を感じていない →Q7へ
(53.4) (ウ) ある程度負担を感じている →SQへ
(20.5) (エ) 非常に負担と感じている →SQへ
( 4.8) わからない →Q7へ

SQ 〔回答票5〕 あなたが日頃最も負担を感じている税金はこの中のどれでしょうか。1つだけあげてください。
(N=2,752)
(45.8) (ア) 所得税
( 0.9) (イ) 法人税
(14.0) (ウ) 市町村民税,都道府県民税
( 1.1) (エ) 事業税
( 1.5) (オ) 相続税,贈与税
(10.1) (カ) 固定資産税
(23.5) (キ) 国民健康保険税等の社会保険料負担
( 0.7) その他
( 2.4) わからない

Q7  あなたは税金について不公平があると思いますか,ある程度はあると思いますか,それとも不公平はないと思いますか。
(39.2) 不公平があると思う →SQへ
(34.1) ある程度は不公平があると思う →SQへ
( 7.3) 不公平はないと思う →Q8へ
( 9.8) どちらともいえない →Q8へ
( 9.6) わからない →Q8へ

SQ  あなたが不公平だと思う事柄はどんなことですか。1つか2つあげてみてください。(F.A.・M.A.)
(N=2,730)
(27.3) 「所得の高低と税負担の関係に問題がある」とするもの
(24.9) 「政策的優遇に問題がある」とするもの
(26.2) 「脱税がある(脱税が摘発されていない)から」とするもの
(30.8) 「サラリーマンと商工業,農業等の自営業者の間の納税方法の差に問題がある」とするもの
(14.7) 「特定の職業の者と他の職業の者との税負担の差に問題がある」とするもの
( 1.5) 「各種の所得制限の実情に対して不公平がある」とするもの
( 2.1) 「税金の使途(一般的な意味での税金の還元)に納得がいかないから」とするもの
( 4.8) 「地方税等の課税に問題がある」とするもの(固定資産税や健康保険税についてふれたもの)
(10.2) 「なんとなく」とするもの
(M.T.=142.5)


Q8(1)  たとえば,夫婦と子ども2人のサラリーマン家庭(標準世帯)の場合,次のそれぞれの年間収入に対しては,年間の所得税はどのくらい負担するのが適当だと思いますか。この場合,住民税,固定資産税,相続税は含みません。まず,年間収入が300万円の場合はどうでしょうか,いくらぐらいの所得税が適当だと思いますか。あなたの感じで結構ですから具体的な金額をあげてみてください。(F.A. )〔以下 4)1,500万円までを順次たずねる〕〔具体的な金額を記入し,該当する項目に○をする〕1)300万円の場合 約 ____ 円
( 9.4) 1万円未満
(10.6) 1〜3万円未満
(10.7) 3〜5万円未満
( 8.6) 5〜7万円未満
( 5.5) 7〜10万円未満
( 7.0) 10〜15万円未満
( 4.9) 15〜30万円未満
( 1.7) 30〜50万円未満
( 0.2) 50万円以上
(41.4) わからない

Q8(2)  2)500万円の場合 約 ____ 円
( 5.6) 5万円未満
(11.1) 5〜10万円未満
(16.1) 10〜20万円未満
(10.0) 20〜30万円未満
( 3.4) 30〜40万円未満
( 3.8) 40〜50万円未満
( 4.4) 50〜70万円未満
( 0.6) 70〜100万円未満
( 0.3) 100万円以上
(44.6) わからない

Q8(3)  3)1,000万円の場合 約 ____ 円
( 5.5) 20万円未満
( 6.1) 20〜40万円未満
( 8.9) 40〜70万円未満
( 8.5) 70〜100万円未満
(11.0) 100〜130万円未満
( 3.5) 130〜160万円未満
( 1.2) 160〜200万円未満
( 2.8) 200〜250万円未満
( 2.4) 250万円以上
(50.2) わからない

Q8(4)  4)1,500万円の場合 約 ____ 円
( 6.0) 50万円未満
( 5.9) 50〜100万円未満
( 7.3) 100〜150万円未満
( 7.6) 150〜200万円未満
( 7.7) 200〜260万円未満
( 5.5) 260〜320万円未満
( 1.2) 320〜400万円未満
( 2.4) 400〜500万円未満
( 4.0) 500万円以上
(52.3) わからない

〔所得の申告〕
Q9  あなたは,クロヨン(9・6・4),あるいはトーゴーサン(10・5・3)というような言葉を見たり聞いたりしたことがありますか。
(29.2) 見聞きしたことがある →SQへ
(70.8) 見聞きしたことはない →Q10へ

SQ  あなたは,その言葉の意味を知っていますか。
(N=1,087)
(45.3) 知っている
(33.5) だいたい知っている
(21.3) 知らない

Q10 〔回答票6〕 世間一般では,「納税者が申告(納税)をしている所得は,実際の所得金額からみて,サラリーマンでは9割程度,自営業者では6割程度,農業自営業者では4割程度である」といわれることがあります。あなたはこのことについてどう思いますか。この中ではどうでしょうか。
( 9.7) (ア) 実際は職業の違いによる差はないと思う →Q11へ
(27.5) (イ) これほど極端ではないが,ある程度の差はあると思う →SQ1へ
(22.1) (ウ) このとおりの差があると思う →SQ1へ
(14.7) (エ) 実際はもっと差があると思う →SQ1へ
(12.0) (人によって差があり)一概にはいえない →Q11へ
(13.9) わからない →Q11へ

SQ1 〔回答票7〕 なぜ,そのように思いますか,この中から1つだけ選んで下さい。
(N=2,395)
(25.7) (ア) 世間ではそう言われているから
(29.1) (イ) 大口脱税が報道されているから
(20.2) (ウ) 脱税が見過ごされている事実を知っているから
(20.0) (エ) 自分よりいい生活をしている人の税金が安いということを知っているから
( 2.0) その他
( 3.0) わからない

SQ2 〔回答票8〕 では,そのように差が生じてくる最も大きな原因は何だと思いますか。この中から1つだけ選んで下さい。
(N=2,395)
(12.8) (ア) 申告者の中には帳面をつけずに「めやす」で申告をしている者がいるから
(21.2) (イ) 申告者の中には家計の経費も事業上の経費に含めている者がいるから
(31.4) (ウ) 申告者の中には正しく申告しないことを悪いと思っていない者がいるから
(12.6) (エ) 税務調査が少ししか行われていないから
(14.5) (オ) 社会一般が脱税者をきびしく批判しないから
( 1.8) その他
( 5.8) わからない

SQ3(1)  それでは,脱税をなくし,正しい申告をしてもらうためには,あなたはどうしたらよいと思いますか。次のそれぞれについて「はい」「いいえ」でお答えください。1)税務署員を増やして申告書のチェックや税務調査をきびしくする
(N=2,395)
(58.7) はい
(28.4) いいえ
(12.9) わからない

SQ3(2)  2)事業を営んでいる人は必らず帳簿をつけるよう法律で定める
(N=2,395)
(79.4) はい
(11.4) いいえ
( 9.2) わからない

SQ3(3)  3)脱税者の罰則を重くする
(N=2,395)
(82.9) はい
( 8.4) いいえ
( 8.7) わからない

SQ3(4)  4)納税者についての税金に関する資料や情報が税務署に十分に集まるようにする
(N=2,395)
(72.0) はい
(12.7) いいえ
(15.4) わからない

SQ3(5)  5)脱税者の氏名を公表する
(N=2,395)
(63.9) はい
(22.3) いいえ
(13.8) わからない

Q11(1)  次の職業の人は自分の所得をどの程度正しく申告(納税)していると思いますか。正確な申告を100パーセントとした場合,あなたの感じる程度お答えください。まず,「商店経営者」についてはどうですか,どの程度申告(納税)していると思いますか。〔以下,「6)サラリーマン」までを順次たずねること〕(1)商店経営者
( 1.5) 10%台
( 1.3) 20%台
( 3.5) 30%台
( 4.2) 40%台
(16.3) 50%台
(12.7) 60%台
(14.2) 70%台
( 9.3) 80%台
( 5.3) 90%以上100%まで
(31.7) わからない

Q11(2)  (2)製造業経営者
( 0.8) 10%台
( 0.9) 20%台
( 2.3) 30%台
( 3.4) 40%台
(14.8) 50%台
(10.6) 60%台
(14.6) 70%台
(10.7) 80%台
( 6.8) 90%以上100%まで
(35.2) わからない

Q11(3)  (3)農業自営業
( 1.4) 10%台
( 1.8) 20%台
( 4.7) 30%台
( 8.0) 40%台
(14.7) 50%台
( 7.8) 60%台
( 8.0) 70%台
( 8.0) 80%台
( 9.8) 90%以上100%まで
(35.7) わからない

Q11(4)  (4)開業医などの自由業者
( 5.1) 10%台
( 5.3) 20%台
(11.0) 30%台
( 8.2) 40%台
(19.5) 50%台
( 7.7) 60%台
( 5.6) 70%台
( 3.3) 80%台
( 1.9) 90%以上100%まで
(32.4) わからない

Q11(5)  (5)飲食店,旅館などのサービス業者
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(18.4) 50%台
(11.6) 60%台
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