内閣府政府広報室
調査の概要
調査の目的
一般国民の社会福祉に対する意識・評価,社会奉仕活動への参加意識などを調査し,施策の参考とする。
調査項目
(1)暮らしに対する評価
(2)社会福祉のための奉仕活動
(3)心身障害児・心身障害者福祉
(4)福祉と経済
調査対象
(1) 母集団 全国20歳以上の者 |
(2) 標本数 3,000人 |
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法 |
調査時期
昭和55年1月17日〜昭和55年1月23日
回収結果
(1) 有効回収数(率) 2,394人(79.8%)
(2) 調査不能数(率) 606人(20.2%)
−不能内訳−
転居 | 62 | 長期不在 | 64 | 一時不在 | 249 |
住所不明 | 24 | 拒否 | 180 | その他
| 27 |
性・年齢別回収結果
調査票
Q1 | 〔回答票1〕 お宅の暮らしについて伺いますが,お宅の現在の暮らしは世間一般からみて恵まれていると思いますか。この中ではどうでしょうか。 |
( 7.2) |
(ア) |
十分恵まれている |
(66.2) |
(イ) |
まあ恵まれている |
(20.3) |
(ウ) |
あまり恵まれていない |
( 2.3) |
(エ) |
ほとんど(全く)恵まれていない |
( 4.0) |
|
わからない |
Q2 | あなたは他人から何か頼まれたとき,簡単にできることならこころよく引き受けるほうですか。それとも,簡単にできることでもわずらわしいと思うほうですか。 |
(75.2) |
|
こころよく引き受けるほう |
(13.5) |
|
わずらわしいと思うほう |
(11.3) |
|
わからない |
Q3 | 〔回答票2〕 あなたの周囲では,出産,病気,育児,老人介護などで困っている人があったとき,町内会,自治会その他の団体(いわゆる隣組,青年団,婦人会など)が組織的に手助けすることがありますか,ありませんか。この中ではどうでしょうか。 |
( 7.6) |
(ア) |
常に手助けする |
(20.8) |
(イ) |
ときどき手助けする場合がある |
(29.6) |
(ウ) |
あまり手助けすることはない |
(29.2) |
(エ) |
(全く)手助けすることはない |
(12.9) |
|
わからない |
Q4 | 〔回答票3〕 本来の仕事をはなれて,自分の能力または得意なことを世の中のために進んで役立てる奉仕活動を「ボランティア活動」といいますが・・・・・・・・・。あなたは,めぐまれない人達のための社会福祉に関するボランティア活動を現在行なっていますか。過去にしたことがありますか。それとも,ボランティア活動は全くしたことはありませんか。 |
( 6.9) |
|
現在活動している |
→SQ1へ |
(11.8) |
|
過去に活動したことがある |
→(SQ5〜SQ7を聞く)へ |
(81.2) |
|
現在も過去もない |
→(SQ8〜SQ9を聞く)へ |
SQ1 | 〔回答票3〕 それは,どのようなボランティア活動ですか。この中のどれでしょうか。(M.A.) (N=166) |
(24.1) |
(ア) |
老人ホーム・保育所などの社会福祉施設での活動 |
(13.9) |
(イ) |
老人家庭や母子家庭に対する活動 |
(28.9) |
(ウ) |
地域や青少年のグループ・子供会の世話 |
(20.5) |
(エ) |
災害にあった人や恵まれない人のための活動 |
( 2.4) |
(オ) |
盲人のための点訳奉仕(音読テープも含む)活動 |
( 7.8) |
(カ) |
不良化防止のための活動 |
(39.8) |
(キ) |
赤い羽根共同募金などの募金活動 |
(15.7) |
|
その他 |
(M.T.=153.0)
SQ2 | あなたは,今後もこのようなボランティア活動を続けてみたいと思いますか,それとも適当な時期にやめたいと思いますか。 (N=166) |
(86.1) |
|
今後も続けたい |
→SQ4へ |
( 6.6) |
|
適当な時期にやめたい |
→SQ3へ |
( 7.2) |
|
わからない |
→SQ4へ |
SQ3 | なぜやめたいと思うのですか。(M.A.,F.A.) (N=11) |
(27.3) |
|
仕事が忙しい(暇がない) |
(45.5) |
|
健康上出来ない(年をとった) |
( 9.1) |
|
他にやる人がいるだろうから |
(27.3) |
|
その他 |
( -) |
|
ただなんとなく |
(M.T.=109.1)
SQ4 | 〔回答票4〕 次に,ボランティア活動に対する報酬について伺いますが,あなたは,ボランティア活動に対する報酬はどうあるのがよいと思いますか。この中であなたのお気持ちに近いのはどれでしょうか。 (N=166) |
(59.0) |
(ア) |
奉仕活動であるから,実費としてであれ,報酬としてであれ金銭などは受けるべきでない |
→Q5へ |
(19.3) |
(イ) |
交通費程度の報酬なら受けてもよい |
→Q5へ |
( 4.2) |
(ウ) |
日当程度の報酬なら受けてもよい |
→Q5へ |
( 9.6) |
(エ) |
報酬ではなく,実費としてなら受けてもよい |
→Q5へ |
( 0.6) |
|
その他 |
→Q5へ |
( 7.2) |
|
わからない |
→Q5へ |
(Q4で「過去に活動したことがある」と答えた人に)
SQ5 | 〔回答票3〕 それは,どのようなボランティア活動でしたか。この中のどれでしょうか。(M.A.) (N=283) |
(25.4) |
(ア) |
老人ホーム・保育所などの社会福祉施設での活動 |
( 8.1) |
(イ) |
老人家庭や母子家庭に対する活動 |
(33.9) |
(ウ) |
地域や青少年のグループ・子供会の世話 |
(16.3) |
(エ) |
災害にあった人や恵まれない人のための活動 |
( 3.9) |
(オ) |
盲人のための点訳奉仕(音読テープも含む)活動 |
( 7.1) |
(カ) |
不良化防止のための活動 |
(37.1) |
(キ) |
赤い羽根共同募金などの募金活動 |
(11.0) |
|
その他 |
(M.T.=142.8)
SQ6 | あなたは,今後機会があれば,このようなボランティア活動をまたしてみたいと思いますか,別にしたいとは思いませんか。 (N=283) |
(59.4) |
|
またしてみたい |
(26.9) |
|
別にしたいとは思わない |
(13.8) |
|
わからない |
SQ7 | 〔回答票4〕 次に,ボランティア活動に対する報酬について伺いますが,あなたは,ボランティア活動に対する報酬はどうあるのがよいと思いますか。この中であなたのお気持ちに近いのはどれでしょうか。 (N=283) |
(47.7) |
(ア) |
奉仕活動であるから,実費としてであれ,報酬としてであれ金銭などは受けるべきでない |
→Q5へ |
(29.0) |
(イ) |
交通費程度の報酬なら受けてもよい |
→Q5へ |
( 3.2) |
(ウ) |
日当程度の報酬なら受けてもよい |
→Q5へ |
(10.6) |
(エ) |
報酬ではなく,実費としてなら受けてもよい |
→Q5へ |
( 1.4) |
|
その他 |
→Q5へ |
( 8.1) |
|
わからない |
→Q5へ |
(Q4で「現在も過去もない」と答えた人に)
SQ8 | 今までに,このような活動をしたことがないのはどうしてですか。(M.A.,F.A.) (N=1,945) |
(46.5) |
|
仕事が忙しいから(暇がないから) |
( 9.3) |
|
健康上(年をとって)出来ない |
(29.9) |
|
ボランティア活動そのものがあることを知らない(機会がない,情報がない) |
( 6.9) |
|
ボランティア活動の内容がわからない(活動に入る手続きを知らない) |
( 4.6) |
|
自分がやらなくても他の人がやっている |
( 3.5) |
|
その他 |
(11.5) |
|
ただなんとなく |
(M.T.=112.2)
SQ9 | それでは,今後機会があれば,あなたは,ボランティア活動をしてみようと思いますか,そうは思いませんか。 (N=1,945) |
(29.6) |
|
してみようと思う |
(45.0) |
|
そうは思わない |
(25.4) |
|
わからない |
(全員に)
Q5 | 〔回答票5〕 社会のめぐまれない人々のために活動している人達やグループがいろいろありますが,この中であなたがご存じのものはどれとどれでしょうか。(M.A.) |
(84.5) |
(ア) |
民生委員(児童委員) |
(55.8) |
(イ) |
社会福祉協議会 |
(89.8) |
(ウ) |
赤十字 |
( 3.4) |
(エ) |
BBS(大兄姉運動) |
(57.8) |
(オ) |
小さな親切運動 |
(95.8) |
(カ) |
共同募金 |
( 1.1) |
|
知っているものはない |
(M.T.=388.2)
次に福祉と経済について伺います。
Q6 | 〔回答票6〕 経済と福祉は切りはなせない関係にあるといわれていますが,あなたのお考えは,この中のどれに一番近いでしょうか。 |
(12.7) |
(ア) |
なによりも福祉に力を入れるべきである |
(52.4) |
(イ) |
福祉と経済のバランスをとっていくべきである |
(20.0) |
(ウ) |
福祉を充実させるためには,まず経済成長に力を入れるべきである |
(14.9) |
|
わからない |
Q7 | 「日本では老齢者が増加しつづけているので,今後,社会保障などを維持していくためには,保険料や税金などの費用負担が増すであろう」といわれていますが,あなたは,そう思いますか,そうは思いませんか。 |
(78.9) |
|
そう思う |
( 7.9) |
|
そうは思わない |
(13.2) |
|
わからない |
Q8 | 「社会福祉を充実させるためには,税金が高くなってもやむをえない」という意見がありますが,あなたは,この意見に賛成ですか,賛成ではありませんか。 |
(23.9) |
|
賛成 |
(39.6) |
|
賛成できない |
(30.3) |
|
一概にいえない |
( 6.1) |
|
わからない |
Q9 | 「福祉サービスに要する費用をまかなうための税金の負担があまりにも大きくなるのをさけるために,福祉サービスの利用者が,ある程度,費用を負担するのもやむをえない」という意見がありますが,あなたは,この意見に賛成ですか,それとも反対ですか。 |
(38.5) |
|
賛成 |
(17.0) |
|
反対 |
(33.9) |
|
一概にいえない |
(10.6) |
|
わからない |
Q10 | 〔回答票7〕 新聞やテレビなどに,心身障害児や心身障害者およびその家庭についてのニュースなどがよくでますが,あなたのお宅では,このようなことについて,話すことがありますか。この中ではどうでしょうか。 |
(17.5) |
(ア) |
よくある |
(39.4) |
(イ) |
たまにある |
(26.2) |
(ウ) |
あまりない |
(15.5) |
(エ) |
ほとんど(全く)ない |
( 1.4) |
|
わからない |
Q11 | 心身障害児や心身障害者およびその家庭に対して,あなたは,積極的に話しかけたり助けてあげたことがありますか。 |
(23.0) |
|
ある |
→SQ1へ |
(77.0) |
|
ない |
→SQ2へ |
SQ1 | 〔回答票8〕 積極的に話しかけたり助けてあげたのは,どうしてですか。この中ではどうでしょうか。(M.A.) (N=550) |
(24.4) |
(ア) |
身内などに心身障害児や心身障害者がいてその大変さを知っているから |
(16.9) |
(イ) |
近所づきあいや親せきづきあいなどの気持ちから |
(33.1) |
(ウ) |
まわりで気のついた人はだれでも助ける必要があるという気持ちから |
(20.9) |
(エ) |
困っているので(みるにみかねて) |
(10.2) |
(オ) |
自分の職業に関連して |
( 9.3) |
(カ) |
ボランティアとしての気持ちから |
( 6.9) |
(キ) |
とくに理由なし,なんとなく |
( 3.5) |
|
その他 |
(M.T.=125.1)
SQ2 | 〔回答票9〕 積極的に話しかけたり助けてあげたことがないのはどうしてですか。この中ではどうでしょうか。(M.A.) (N=1,844) |
(81.5) |
(ア) |
そのような場面にあったことがないので |
(10.3) |
(イ) |
どのように話しかけたり,助けたりしたらよいかわからないので |
( 8.2) |
(ウ) |
おせっかいになるようなので |
( 3.5) |
(エ) |
自分にとって過重な負担になるかもしれないので |
( 6.7) |
(オ) |
専門家や関係者にまかせておいた方がいいので |
( 4.7) |
(カ) |
関与しようとする気持がおこらなかったため |
( 1.5) |
|
その他 |
(M.T.=116.4)
Q12 | 家族の方を除いて,仮にあなたの身近に心身障害児や心身障害者がいる場合,あなたは,なんとかしてあげたいと思いますか,別にそうは思いませんか。 |
(76.3) |
|
なんとかしてあげたいと思う |
( 9.9) |
|
別にそうは思わない |
(13.8) |
|
わからない |
Q13 | では,仮にお宅の近くで心身障害児や心身障害者に対する援助のことなどについて会合する機会がもたれたとしたら,あなたはこれに積極的に参加したいと思いますか,頼まれれば参加したいと思いますか,それともあまり参加したいとは思いませんか。 |
(18.5) |
|
積極的に参加したいと思う |
(49.0) |
|
頼まれれば参加したいと思う |
(22.9) |
|
あまり参加したいとは思わない |
( 9.6) |
|
わからない |
Q14 | 〔回答票10〕 あなたは,世間一般の人々の心身障害児や心身障害者に対する態度についてはどう思いますか。世間一般の人々は理解を示していると思いますか,示していないと思いますか。この中ではどうでしょうか。 |
( 3.3) |
(ア) |
非常に理解を示していると思う |
(35.8) |
(イ) |
どちらかといえば理解を示していると思う |
(39.1) |
(ウ) |
どちらかといえば理解を示していないと思う |
( 8.7) |
(エ) |
理解を示していないと思う |
(13.0) |
|
わからない |
Q15 | 〔回答票11〕 ところで,あなたは,心身障害児や心身障害者に対する国や県などの援助や保護はゆきとどいていると思いますか。この中ではどうでしょうか。 |
( 1.7) |
(ア) |
十分ゆきとどいている |
(27.4) |
(イ) |
まあゆきとどいている |
(45.0) |
(ウ) |
あまりゆきとどいていない |
( 8.5) |
(エ) |
ほとんど(全く)ゆきとどいていない |
(17.5) |
|
わからない |
Q16 | 〔回答票12〕 あなたは,子供である「心身障害児の福祉」について,政府がもっと力を入れる必要があると考えていることがありますか。この中ではどうでしょうか,主なものをあげてください。(M.A.) |
(21.4) |
(ア) |
発生の予防という点からの施策 |
(39.0) |
(イ) |
幼少期からの適切な治療や訓練の場を強化する施策 |
(27.5) |
(ウ) |
医療技術の開発と促進 |
(13.4) |
(エ) |
相談員や奉仕する人たちなどのサービスの強化 |
(20.3) |
(オ) |
家庭に対する経済的援助の強化 |
(29.9) |
(カ) |
社会的に保護し,のぞましい育成をはかる施設の増設 |
(15.1) |
(キ) |
一般社会の人々の理解を深め協力が得られる啓蒙活動の強化 |
( 0.7) |
|
その他 |
( 3.7) |
|
要望はない |
(13.5) |
|
わからない |
(M.T.=184.5)
Q17 | 〔回答票13〕 では,大人である「心身障害者の福祉」についてはどうでしょうか。この中から主なものをあげてください。(M.A.) |
(26.1) |
(ア) |
年金を拡充する |
(36.1) |
(イ) |
雇用を促進する |
( 8.7) |
(ウ) |
教育を充実する |
(31.8) |
(エ) |
医療を拡充する |
(12.2) |
(オ) |
身体障害者向住宅を建設する |
(29.3) |
(カ) |
身体障害者福祉施設を整備する |
(11.7) |
(キ) |
家庭奉仕員を増員する |
(12.4) |
(ク) |
都市施設・公共施設を改善する |
(10.7) |
(ケ) |
交通機関を改善する |
(19.3) |
(コ) |
一般の人々の理解を深め,協力が得られるよう啓蒙活動を行う |
( 0.7) |
|
その他 |
( 3.6) |
|
要望はない |
(12.5) |
|
わからない |
(M.T.=215.3)
<フェース・シート>
F2 | 〔年齢〕あなたのお年は,満でおいくつですか。 |
( 5.1) |
|
20〜24歳 |
(10.9) |
|
25〜29歳 |
(23.4) |
|
30〜39歳 |
(23.1) |
|
40〜49歳 |
(18.9) |
|
50〜59歳 |
(12.4) |
|
60〜69歳 |
( 6.3) |
|
70歳以上 |
F3 | 〔学歴〕あなたが最後に卒業された学校はどちらですか。(中退・在学を含む) |
( 8.4) |
|
小卒(未就学) |
(37.5) |
|
旧高小新中卒 |
(41.7) |
|
旧中新高卒 |
(11.6) |
|
旧高専大新大卒 |
( 0.9) |
|
不明 |
F4 | 〔本人職業〕あなたのご職業は何ですか,具体的におきかせください。(F.A.)(注)調査要領の職業分類表を参照して下記のあてはまる番号を○印のこと。 |
<自営者> |
( 5.1) |
|
農林漁業 |
( 9.8) |
|
商工サービス業 |
( 1.3) |
|
自由業 |
<被傭者> |
( 1.5) |
|
管理職 |
( 0.2) |
|
専門技術職 |
(12.6) |
|
事務職 |
(20.1) |
|
労務職 |
<家族従業者> |
( 4.6) |
|
農林漁業 |
( 5.3) |
|
商工サービス業 |
( 0.2) |
|
自由業 |
<無職> |
(27.8) |
|
無職の主婦 |
( 1.1) |
|
学生 |
(10.4) |
|
その他の無職 |
F5 | 〔回答票14〕 〔世帯収入〕お宅の収入は,ご家族全部あわせて,去年1年間でおよそどれくらいになりましたか。この中ではどうでしょうか・・・・・・ボーナスを含め,税込みでお答えください。 |