• まちづくり・交通

交通公害に関する世論調査(昭和54年6月調査)

2002年11月18日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

内閣府政府広報室


調査の概要

調査の目的


交通機関の運行により発生する交通公害に対して,国民の意識をは握し,今後の施策の参考とする。

調査項目


(1)公害による被害の状況とその発生源
(2)交通公害の現状と環境基準の周知度
(3)交通公害対策と交通公害の将来予測
(4)交通機関の利便と公害との関係
(5)交通施設の建設に対する協力意識
(6)交通公害防止に対する協力意識
(7)交通公害に対する政府の取り組み方

調査対象


(1) 母集団 全国20歳以上の者
(2) 標本数 3,000人
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法

調査時期

  昭和54年6月18日〜昭和54年6月24日

回収結果


(1) 有効回収数(率) 2,533人(84.4%)
(2) 調査不能数(率) 467人(15.6%)
−不能内訳−
転居 67 長期不在 50 一時不在 217
住所不明 19 拒否 99 その他
15

性・年齢別回収結果

性・年齢別回収結果



調査票
Q1  あなたは,この2〜3年の間に,公害で被害や迷惑を受けたことがありますか。
(23.9) ある →SQ1へ
(73.8) ない →Q2へ
( 2.3) わからない →Q2へ

SQ1 〔回答票1〕 あなたが被害や迷惑を受けた公害は,この中ではどれでしょうか。主なものを1つだけあげて下さい。
(N=606)
(14.5) (ア) 大気の汚染 →SQ2へ
( 6.1) (イ) 水質の汚濁(川や海) →SQ2へ
(43.6) (ウ) 騒音 →SQ2へ
( 9.1) (エ) 振動 →SQ2へ
( 1.5) (オ) 地盤沈下 →SQ2へ
(18.0) (カ) 悪臭 →SQ2へ
( 1.5) (キ) 土壌汚染 →SQ2へ
( 5.6) (ク) 被害や迷惑を受けているものはこの中にはない →Q2へ
( 0.2) わからない →Q2へ

SQ2 〔回答票2〕 その原因は何だと思いますか。主なものを1つだけあげて下さい。
(N=571)
(18.0) (ア) 事業活動(事業所,工場,工事現場など) →Q2へ
(51.1) (イ) 交通機関(自動車,鉄道,航空機など) →SQ3へ
(10.9) (ウ) 下水・ゴミなどの都市生活 →Q2へ
( 8.1) (エ) 近隣の私生活 →Q2へ
( 6.5) (オ) 原因が複合していて,特定できない →Q2へ
( 4.4) その他 →Q2へ
( 1.1) わからない →Q2へ

SQ3  あなたが,もっとも身近な被害や迷惑を受けている交通機関は何ですか。
(N=292)
(86.6) 自動車
( 6.5) 航空機
( 1.4) 新幹線鉄道
( 4.1) その他の鉄道
( 1.4) その他

Q2 〔回答票3〕 あなたが,日頃おもに利用しておられる交通機関の種類はなんですか。この中ではどうでしょうか。2種類以上ある場合は,主なものを2つまであげて下さい。(M.A.)
(54.0) (ア) 自動車
( 8.0) (イ) 自動二輪車
(42.0) (ウ) バス
(30.6) (エ) 鉄道
( 5.4) その他
(M.T.=140.0)


Q3  あなたは,現在,自動車の運転免許(自動二輪車を除く)を持っていますか。
(40.8) 持っている →SQへ
(59.2) 持っていない →Q6へ

SQ  あなたは,日頃どのくらい自動車を運転しますか。
(N=1,033)
(62.8) ほとんど毎日
(15.0) 週に2〜3回
( 7.6) 月に3〜5回
(14.5) ほとんど(全く)運転しない

Q4  あなたは,この1年間に,何回位新幹線を利用しましたか。往復の場合は2回に教えて下さい。
(17.0) 1回〜2回
( 7.1) 3回〜5回
( 3.0) 6回〜9回
( 2.8) 10回以上
(70.0) 利用しなかった
( 0.1) 不明

Q5  あなたは,この1年間に,何回位航空機を利用しましたか。往復の場合は2回に数えて下さい。
(12.6) 1回〜2回
( 3.1) 3回〜5回
( 1.0) 6回〜9回
( 0.8) 10回以上
(82.5) 利用しなかった
( 0.1) 不明

Q6  あなたは,交通機関による公害は,4〜5年前と比べて,一般的によくなったと思いますか,同じようなものだと思いますか,悪くなったと思いますか。(1)まず自動車の騒音や振動によるものについてはどうでしょうか。
( 6.2) よくなった
(37.2) 同じようなもの
(49.0) 悪くなった
( 7.6) わからない

Q6  (2)自動車排出ガスによるものについてはどうでしょうか。
( 9.7) よくなった
(37.9) 同じようなもの
(42.4) 悪くなった
(10.1) わからない

Q6  (3)航空機の騒音によるものについてはどうでしょうか。
( 3.0) よくなった
(30.8) 同じようなもの
(13.3) 悪くなった
(52.9) わからない

Q6  (4)新幹線の騒音や振動によるものについてはどうでしょうか。
( 1.7) よくなった
(23.5) 同じようなもの
( 7.3) 悪くなった
(67.6) わからない

Q7  では,このような交通公害は,今後,よくなると思いますか,変わらないと思いますか,それとも悪くなると思いますか。(1)まず,自動車の騒音や振動によるものについてはどうですか。
( 7.9) よくなる
(38.4) 変わらない
(46.4) 悪くなる
( 7.2) わからない

Q7  (2)自動車排出ガスによるものについてはどうですか。
(11.8) よくなる
(36.4) 変わらない
(43.4) 悪くなる
( 8.4) わからない

Q7  (3)航空機の騒音によるものについてはどうですか。
( 3.7) よくなる
(31.0) 変わらない
(21.9) 悪くなる
(43.5) わからない

Q7  (4)新幹線の騒音や振動によるものについてはどうですか。
( 3.9) よくなる
(28.0) 変わらない
(13.8) 悪くなる
(54.3) わからない

Q8  公害基本法で,人の健康や生活環境を守るために,大気の汚染や騒音についての環境基準をきめることになっています。(1)まず,騒音についての環境基準があることをご存知ですか。
(69.4) 知っている
(30.6) 知らない

Q8  (2)次に,大気の汚染についての環境基準があることをご存知ですか。
(68.8) 知っている
(31.2) 知らない

Q8  (3)航空機騒音についての環境基準があることをご存知ですか。
(63.1) 知っている
(36.9) 知らない

Q8  (4)新幹線鉄道騒音についての環境基準があることをご存知ですか。
(58.6) 知っている
(41.4) 知らない

Q9 〔回答票4〕 交通公害を防ぐためには,今後さらに,防止対策を進めていく必要がありますが,あなたは,どのような対策が最も効果があると思いますか。(1)まず,自動車の交通公害対策について,あなたのお考えはこの中ではどれでしょうか。1つだけあげて下さい。
(29.0) (ア) 自動車のエンジンなどの構造を改善する(排出ガスや,騒音の規制など)
(30.8) (イ) 自動車交通量を抑制する(公共機関への転換,マイカー利用の抑制,都市部への自動車乗り入れの制限など)
( 8.3) (ウ) 自動車の通行方法を規制する(最高速度の制限,走行車線の減少など)
(11.4) (エ) 道路構造を改良する(防音壁,緑地帯の整備など)
( 6.7) (オ) 沿道に適した土地利用・街づくりの推進をする(緑地・公園,ビル・倉庫などの建物で騒音をさえぎるなど)
( 0.6) その他
(13.1) わからない

Q9 〔回答票5〕 (2)次に,航空機騒音対策についてはどうでしょうか。1つだけあげて下さい。
(23.1) (ア) 航空機の低騒音化をする(エンジンの改修,低騒音機の開発など)
(18.0) (イ) 便数の調整,深夜の発着の制限や離着陸方式の改善などをする
( 5.5) (ウ) 空港の構造を改良する(防音林,緑地の設置など)
( 6.4) (エ) 空港周辺の住宅の移転や防音工事を実施する
( 3.3) (オ) 空港周辺の住宅などの建築や構造を制限する
( 9.6) (カ) 空港周辺に適した土地利用を推進する(緑地,工園,工場などの適正配置など)
( 0.3) その他
(33.7) わからない

Q9 〔回答票6〕 (3)新幹線の騒音・振動対策についてはどうでしょうか。1つだけあげて下さい。
(20.3) (ア) 車両や軌道などの構造を改良する
(19.6) (イ) 防音壁などの防音工事を実施する
(10.8) (ウ) 鉄道沿線の住宅の移転や防音工事を実施する
(12.1) (エ) 鉄道沿線に適した土地利用を推進する(緑地,公園,工場などの適正配置など)
( 0.4) その他
(36.8) わからない

Q10 〔回答票7〕 交通公害の防止対策を進めるには,多額の費用が必要となりますが,この費用を利用者が負担するという考え方について,あなたのお考えに一番近いものを,この中から1つあげて下さい。(1)まず,自動車の公害を防止するための対策についてはどうですか。
(10.8) (ア) 利用者の負担が大幅にふえてもやむを得ない
(29.6) (イ) 利用者の負担がある程度ふえてもやむを得ない
(26.9) (ウ) これ以上利用者の負担をふやすべきでない
(24.4) (エ) 一概にいえない
( 8.3) わからない

Q10 〔回答票7〕 (2)航空機の騒音を防止するための対策についてはどうですか。
(10.2) (ア) 利用者の負担が大幅にふえてもやむを得ない
(25.2) (イ) 利用者の負担がある程度ふえてもやむを得ない
(21.3) (ウ) これ以上利用者の負担をふやすべきでない
(24.7) (エ) 一概にいえない
(18.6) わからない

Q10 〔回答票7〕 (3)新幹線の騒音・振動を防止するための対策についてはどうですか。
( 8.1) (ア) 利用者の負担が大幅にふえてもやむを得ない
(22.8) (イ) 利用者の負担がある程度ふえてもやむを得ない
(25.5) (ウ) これ以上利用者の負担をふやすべきでない
(24.0) (エ) 一概にいえない
(19.6) わからない

Q11 〔回答票8〕 交通機関の発達は,経済の発展や国民生活の向上に役立っていますが,一方でその周辺に大気汚染,騒音,振動などの交通公害をもたらしています。交通機関が生活に役立つことと,公害をもたらすこととの関係について,あなたのお考えはこの中のどちらに近いですか。
(14.4) (ア) ある程度公害が出ても,生活が便利になる方がよい
(45.1) (イ) ある程度生活が不便になっても,公害のない方がよい
(34.3) (ウ) 一概にいえない
( 6.1) わからない

Q12 〔回答票9〕 新幹線,空港,高速自動車道路などの建設の際に,公害問題のことで紛争がおきている地域がありますが,仮りに,お宅の近くにこのような交通施設が建設されることになった場合には,どのようにお考えになりますか。この中で,あなたのお気持に最も近いものを1つえらんで下さい。
( 3.4) (ア) 公害問題はあるが,それ以上に社会的利益が大きいので,喜んで協力する
(31.4) (イ) 公害問題はあるが,社会的利益もあるので,どちらかといえば協力する
(31.1) (ウ) 公害問題があるし,社会的利益といっても,自分たちだけが犠牲になることはないから,どちらかといえば反対する
(16.4) (エ) 公害問題が社会的利益以上に住民に被害を与えるので,絶対反対する
(17.7) わからない

Q13 〔回答票10〕 交通公害を防止するためには,交通の制限・住宅の建築制限や移転などが必要とされる場合が考えられますが,あなたは,そのようなことについて協力を求められたときには,どのようにされますか。この中ではどうでしょうか。1つあげて下さい。
(12.4) (ア) すすんで協力する
(61.1) (イ) やむを得ず協力する
( 9.8) (ウ) 協力しない
(16.7) わからない

Q14 〔回答票11〕 現在,政府の交通公害に対する取り組み方は,積極的だと思いますか,それとも消極的だと思いますか。
( 3.1) (ア) 積極的
(12.1) (イ) どちらかといえば積極的
(41.3) (ウ) どちらかといえば消極的
(25.1) (エ) 消極的
(18.3) わからない

<フェース・シート>
F1  性別
(44.3)
(55.7)

F2  年齢 あなたのお年は満でおいくつですか。
(17.7) 20〜29歳
(26.3) 30〜39歳
(23.1) 40〜49歳
(17.4) 50〜59歳
(15.6) 60歳以上

F3  職業 あなたの職業は何ですか。
<自営者>
( 6.0) 農林漁業
( 9.1) 商工サービス業
( 1.8) 自由業
<被傭者>
( 1.8) 管理職
( 2.6) 専門技術職
(14.1) 事務職
(17.2) 労務職
<家族従業者>
( 4.5) 農林漁業
( 3.4) 商工サービス業
( 0.3) 自由業
<無職>
(30.2) 無職の主婦
( 1.1) 学生
( 7.9) その他の無職

F4  学歴 あなたが最後に卒業された学校はどちらですか。(中退・在学を含む)
( 7.1) 小卒(未就学)
(35.0) 旧高小・新中卒
(43.9) 旧中・新高卒
(13.7) 旧高専大・新大卒
( 0.2) 不明

F5  世帯内の地位 主としてお宅の生活を支えていらっしゃるのはあなたですか,ほかのかたですか。
(42.1) 対象者本人(実質上の世帯主) →F7へ
(57.9) 対象者本人以外 →F6へ

F6  世帯主職業 (主として)お宅の生活を支えている方のご職業は何ですか。
<自営者>
(12.1) 農林漁業
(16.5) 商工サービス業
( 3.9) 自由業
<被傭者>
( 5.1) 管理職
( 5.8) 専門技術職
(22.7) 事務職
(28.6) 労務職
( 5.4) 無職

F7  家事担当者 家計のきりもりをしているのはあなたですか,ほかのかたですか。
(49.3) 対象者本人(家事担当者)
(50.7) 対象者本人以外

F8  自動車の保有 お宅では,自家用車をお持ちです
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