• 社会と法制度

社会保障の費用負担に関する世論調査(昭和52年11月調査)

2002年11月18日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

内閣府政府広報室


調査の概要

調査の目的


社会保障制度についての意識と,高齢化社会への移行に伴う費用負担に対する意識などを調査し,今後の施策の参考とする。

調査項目


(1)社会保障制度全般に対する意識
(2)年金制度に対する意識
(3)医療保障制度に対する意識
(4)老人家庭奉仕員制度に対する意識

調査対象


(1) 母集団 全国20歳以上59歳までの男女
(2) 標本数 10,000人
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法

調査時期

  昭和52年11月29日〜昭和52年12月7日

回収結果


(1) 有効回収数(率) 8,038人(80.4%)
(2) 調査不能数(率) 1,962人(19.6%)
−不能内訳−
転居 213 長期不在 240 一時不在 915
住所不明 120 拒否 413 その他
61

性・年齢別回収結果

性・年齢別回収結果



調査票
Q1  あなたは,「社会保障制度」という言葉を見たり聞いたりすることがよくありますか,時々ありますか,ほとんどありませんか。
(39.8) よくある →SQへ
(43.0) 時々ある →SQへ
(17.2) ほとんどない(全然ない) →Q2へ

SQ  あなたは,「社会保障制度」というと,どんな制度を思い浮かべますか。いくつでも結こうですから,あげてみてください。(M.A./F.A.)
(N=6,654)
(10.2) 生活保護
(38.3) 年金
(26.4) 健康保険老人医療
(11.5) 失業保険労災保険
(39.2) 老人福祉児童福祉
( 0.9) 予防衛生成人病予防
( 4.5) その他
(25.5) わからない

Q2 〔回答票1〕 「社会保障制度」には,例えば生活保護,年金,健康保険,または老人や子供や心身障害者のための社会福祉,公衆衛生などがあります。あなたは,このような制度に対して,どの程度関心をお持ちですか。この中ではどうでしょうか。
(20.3) (ア) 非常に関心がある →SQ1へ
(55.5) (イ) ある程度関心がある →SQ1へ
(18.4) (ウ) あまり関心がない →Q3へ
( 4.4) (エ) ほとんど(全然)関心がない →Q3へ
( 1.4) わからない →Q3へ

SQ1 〔回答票1〕 では,年金制度について,どの程度関心をお持ちですか。この中ではどうでしょうか。
(N=6,092)
(35.8) (ア) 非常に関心がある
(56.9) (イ) ある程度関心がある
( 6.3) (ウ) あまり関心がない
( 0.6) (エ) ほとんど(全然)関心がない
( 0.4) わからない

SQ2 〔回答票1〕 また,健康保険などの医療保障制度についてはどうでしょうか。
(N=6,092)
(35.5) (ア) 非常に関心がある
(58.1) (イ) ある程度関心がある
( 5.9) (ウ) あまり関心がない
( 0.3) (エ) ほとんど(全然)関心がない
( 0.3) わからない

Q3 〔回答票2〕 ところで,あなたは,老後の生活にそなえて,特に準備をしていることがありますか。この中ではどうでしょうか。ただし年金は除いて考えてください。(M.A.)
(34.5) (ア) 貯蓄をしている
( 9.0) (イ) 技術を身につけている
( 8.8) (ウ) 家の購入を予定している(買った)
(40.2) (エ) 生命保険に加入している
( 2.5) (オ) その他
(37.2) 特別に準備していない
( 1.6) わからない

Q4  あなたは,年金やたくわえ,または収入などを考えて,老後の生活をやっていけると思いますか,それともやっていけないと思いますか。
(42.4) やっていけると思う
(27.2) やっていけないと思う
(30.4) わからない

年金制度についておたずねします。
Q5 〔回答票3〕 年金制度には,このようなものがありますが,あなた自身がお入りになっているのはどの年金ですか。
(51.1) (ア) 国民年金 →SQ1へ
(25.9) (イ) 厚生年金 →SQ1へ
( 7.5) (ウ) 各種共済組合 →SQ1へ
( 0.1) (エ) 船員保険 →SQ1へ
(12.3) この中のどれにも入っていない →Q6へ
( 3.1) わからない →Q6へ

SQ1  あなたは,月に,どれくらいの年金保険料を払っているか,ご存じですか。
(N=6,795)
(71.6) 知っている
(28.4) 知らない

SQ2  あなたは,何才になったら年金がもらえるか,ご存じですか。
(N=6,795)
(79.4) 知っている
(20.6) 知らない

SQ3  あなたが入っている年金制度では,現在いくらぐらいの年金が支払われているか,ご存じですか。
(N=6,795)
(34.9) 知っている
(65.1) 知らない

SQ4  あなたが毎月払っている年金保険料は,「将来自分の年金として返ってくる」と思いますか,それとも,「現在の老人のための年金として使われる」と思いますか。
(N=6,795)
(42.0) 将来自分の年金として返ってくる
(33.7) 現在の老人のための年金として使われる
(12.9) 一概にいえない
(11.5) わからない

Q6  あなたが老後のくらしを考える時,「年金を生活の中心にしたい」とお考えになる方ですか。それとも「預貯金やその他の収入などを生活の中心にしたい」とお考えになる方ですか。しいて言えばどちらでしょうか。
(31.5) 年金を生活の中心にしたい
(48.3) 預貯金やその他の収入などを生活の中心にしたい
(20.2) わからない

年金と保険料の関係についておうかがいします。
Q7  あなたは,「保険料を多く払っても,将来受けとる年金の額が多い方がよい」とお考えですか,それとも,「将来受けとる年金の額は少なくてもよいから,保険料の少ない方がよい」とお考えですか。
(43.9) 保険料を多く払っても,将来受けとる年金の額が多い方がよい
(16.1) 将来受けとる年金の額は少なくてもよいから,保険料の少ない方がよい
(30.2) 一概にいえない
( 9.7) わからない

Q8  ところで,現在わが国の65才以上の老人の割合は全人口の約8パーセントですが,およそ25年先には約14パーセントになるといわれています。あなたは,このように老人の割合が大きくなっていくことを,見たり聞いたりしたことがありますか。
(73.8) ある
(26.2) ない

Q9 〔回答票4〕 このように老人が増えていくと,いまの年金額の水準を保つだけでも,保険料の負担はさらに重くなるといわれています。このことを考えた場合,これからの年金制度について,この中からあなたの考えに一番近いものを,一つだけあげてください。
(24.7) (ア) 保険料が大はばに増えても,いま以上に年金額の水準をあげたい
(27.3) (イ) いまの年金額の水準を保つためには,保険料の負担が重くなってもよい
(16.8) (ウ) 保険料の負担はいま程度にし,そのため年金額の水準がさがってもよい
(31.3) わからない

話はかわりますが,医療保険制度には,このようなものがあります。
Q10 〔回答票5〕 あなたが加入している医療保険はどれでしょうか。
(40.9) (ア) 国民健康保険 →SQ2へ
(44.0) (イ) 健康保康(政府管掌・組合管掌) →SQ1へ
(12.0) (ウ) 各種共済組合 →SQ1へ
( 0.4) (エ) 日雇労働者健康保険 →SQ1へ
( 0.2) (オ) 船員保険 →SQ1へ
( 1.8) どれにも加入していない →Q11へ
( 0.6) わからない →Q11へ

SQ1  あなたは,その健康保険の加入者本人ですか,それともご家族ですか。
(N=4,555)
(57.6) 加入者本人 →SQ2へ
(42.2) 家族 →Q11へ
( 0.1) わからない →Q11へ

SQ2  あなたは,月に,どれくらいの健康保険料を払っているか,ご存じですか。
(N=5,916)
(66.1) 知っている
(33.9) 知らない

SQ3  あなたやご家族の方が,この1年間に健康保険を使って,医者にかかったことがありますか。(あるという人に)その方は,あなたご自身ですか,ご家族ですか。
(N=5,916)
(19.3) 本人
(24.2) 家族
(37.1) 本人と家族の両方
(15.4) かからなかった
( 4.1) わからない

Q11  昭和50年度のわが国全体の医療費は年間6兆円をこえ,引き続き増加していくものと思われます。あなたは,このことを見たり聞いたりしたことがありますか。
(50.5) ある →SQへ
(49.5) ない →Q12へ

SQ 〔回答票6〕 あなたは,医療費の増加は,なにが原因だとお考えでしょうか。この中ではどうですか。そう思うものをいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=4,057)
(17.0) (ア) 医学技術の進歩
(25.0) (イ) 成人病などの増加
(53.0) (ウ) 軽い病気などでも医者にかかること
(51.5) (エ) 老人の増加
(11.0) (オ) その他
( 6.9) わからない

Q12  あなたは,現在,健康保険や国民健康保険が大はばな赤字になっていることを,見たり聞いたりしたことがありますか。
(71.2) ある →SQ1へ
(28.8) ない →Q13へ

SQ1  医療保険の赤字をなくす方法としては,「健康保険料を多くする方法」と「医者にかかったときに,そのつど支払う患者負担を多くする方法」と「この二つを兼ねる方法」の3つがあります。あなたは,このうちどの方法が一番よいと思いますか。
(N=5,724)
(15.3) 健康保険料を多くする方法
(20.6) 医者にかかったときに,そのつど支払う患者負担を多くする方法
(23.7) この二つを兼ねる方法
(31.6) 一概にいえない
( 8.8) わからない

SQ2  また,このほかに医療保険の赤字をなくす方法としては,国の補助金を多くする方法がありますが,この場合には多少税金が重くなるかもしれません。あなたは,多少税金が重くなっても補助金を多くした方がよいと思いますか,そうは思いませんか。
(N=5,724)
(36.3) 多少税金が重くなっても補助金を多くした方がよい
(42.8) そうは思わない
(20.9) わからない

ところで,健康保険料と患者負担の関係について,あなたの考えをおうかがいします。
Q13  あなたは,「保険料はなるべく安くし,患者負担を重くすべきである」と考えますか,それとも「保険料は高くなっても,患者負担は軽くすべきである」と考えますか。
(N=8,038)
(16.8) 保険料はなるべく安くし,患者負担を重くすべきである
(37.9) 保険料は高くなっても,患者負担を軽くすべきである
(36.6) 一概にいえない
( 8.7) わからない

Q14  あなたは,寝たきり老人などの身の回りの世話をする「老人家庭奉仕員」を,市町村から訪問させる制度があるのをご存じですか。
(83.0) 知っている
(17.0) 知らない

Q15 〔回答票7〕 「老人家庭奉仕員」は,寝たきり老人の世話をする人がいない,所得の低い家庭にだけ訪問し,費用は無料となっています。現在の「老人家庭奉仕員」制度の所得制限について,どうあるのがよいと思いますか。この中からあなたの考えに一番近いものを,一つだけあげてください。
(29.1) (ア) 所得に制限があり,費用が無料となっている現在の制度でよい
(34.6) (イ) 所得の制限をなくし,あるていど所得のある人からは費用を取る
(21.6) (ウ) 所得の制限をなくし,費用も無料とする
(14.7) わからない

Q16  お宅では,今までに,あなたや家族の方がけがや病気,失業などが原因で経済的に,大へんお困りになったことがありましたか。
(16.2) あった →SQ1へ
(83.8) なかった →Q17へ

SQ1  どのようなことで,お困りになったのですか。(M.A.)
(N=1,302)
(75.9) 病気やけが
(19.1) 失業・廃業
( 5.9) 離死別
( 3.8) その他
( 1.0) わからない

SQ2 〔回答票8〕 お困りになったとき,お宅では,このようなことがございましたか。この中のどれでしょうか。(M.A.)
(N=1,302)
(32.0) (ア) 家族が働きに出た
(26.8) (イ) 親類,縁者の援助を受けた
(16.3) (ウ) 生活保護・失業手当・遺族年金などを受けた
(14.5) (エ) 生命保険や損害保険などの保険金を受けた
(18.4) (オ) その他
( 7.1) わからない

Q17①  ところで,わが国の社会保障と西欧諸国の社会保障を比べてみた場合,保障の水準や負担についてあなたの感じをおきかせください。①まず,保障の水準は日本の方が高いと思いますか,西欧諸国の方が高いと思いますか,それとも同じくらいだと思いますか。
( 8.2) 日本の方が高い
(56.9) 西欧諸国の方が高い
( 6.2) 同じくらい
(28.7) わからない

Q17②  ②つぎに,社会保障に対する国民の負担は,日本の方が重いと思いますか,西欧諸国の方が重いと思いますか,それとも同じくらいだと思いますか。
(23.1) 日本の方が重い
(34.7) 西欧諸国の方が重い
( 6.5) 同じくらい
(35.7) わからない

Q18  西欧諸国での,社会保障に対する国民の負担が,日本より重いのは,おもに老人の割合が日本より高いためだと一般にいわれていますが,あなたはこのことをご存知でしたか。
(27.9) 知っていた
(72.1) 知らなかった

Q19 〔回答票9〕 いままで,いろいろお伺いしましたが,わが国の老人の割合が,今後急速に増えていくことを考えれば,いまの社会保障の水準を保つだけでも国民の負担が増えていくことになります。社会保障とその費用負担について,この中からあなたの考えに一番近いものを,一つだけあげてください。
(16.9) (ア) 税金や保険料などの国民の負担が大はばに増えても,よりよい社会保障を実現してほしい
(28.9) (イ) 社会保障の現在の水準を保つためには,国民の負担が増えてもやむをえない
(21.5) (ウ) 社会保障の水準が多少さがっても,国民の負担がこれ以上重くならないようにすべきだ
(22.2) 一概にいえない
(10.5) わからない

<フェース・シート>
F1 
(43.5)
(56.4)

F2  年齢
( 7.1) 20〜24才
(14.1) 25〜29才
(14.4) 30〜34才
(13.8) 35〜39才
(14.8) 40〜44才
(12.6) 45〜49才
(12.5) 50〜54才
(10.2) 55〜59才

F3  学歴
(36.7) 旧小高小新中卒
(49.6) 旧中新高卒
(12.6) 旧高専大新大卒
( 0.9) 不明

F4  本人職業 あなたのご職業は何ですか,具体的におきかせください。(F.A.)(注)調査要領の職業分類表を参照して下記のあてはまる番号を○印のこと。
<自営者>
( 6.9) 農林漁業
( 9.6) 商工サービス業
( 0.9) 自由業
<被傭者>
( 1.7) 管理職
( 1.9) 専門技術職
(15.9) 事務職
(21.2) 労務職
<家族従業者>
( 4.2) 農林漁業
( 4.4) 商工サービス業 自由業
<無職>
(29.4) 無職の主婦
( 1.1) 学生
( 2.9) その他の無職

F5  世帯主職業 (おもに)お宅の生活を支えている方のご職業は何ですか。具体的におきかせください。(F.A.)(注)調査要領の職業分類表を参照して下記のあてはまる番号を○印のこと。
<自営者>
(13.2) 農林漁業
(18.3) 商工サービス業
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