• 社会と法制度

税金に関する世論調査(昭和46年1月調査)

2003年12月25日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

「税金に関する世論調査」

内閣府政府広報室


調査の概要


・調査の目的
国民の税金に対する関心,考え方,負担感等を調査し,今後の税制のあり方等を検討する上での参考資料とする。

・調査項目
(1) 税金に対する関心と考え方
(2) 税の負担感—税金支払いの苦痛感,所得階層別の税負担感,税金の不公平感,税負担感と公共サービスとの関係
(3) 社会資本・社会保障の充実と減税の選択

・調査対象者
(1) 母集団 全国の20歳以上の者
(2) 標本数 20,000人
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法

・調査時期 昭和46年1月28日〜昭和46年2月11日

・調査方法 調査員による面接聴取

・調査実施委託機関 社団法人 中央調査社

・回収結果
(1) 有効回収数(率) 16,399人(82.0%)
(2) 調査不能数(率) 3,601人(18.0%)
 
−欠票内訳−
転居
437
住所不明 310
長期不在
511
拒否 701
一時不在
1,429
その他 213
(計3,601人)




調査票


Q1 あなたは税金に対して関心をおもちですか,あまり関心がありませんか。
 
(49.4) 関心がある →SQへ
(44.9) あまり関心がない →Q2へ
(5.8) 不明 →Q2へ



SQ 税金のどういうことについて関心をお持ちですか。(M.A.)
 
(30.8) 自分の負担する税金について
(11.2) 税金の使途について
(6.6) 税制,税体系などの仕組みについて
(5.4) 所得の調査,実際の徴税の仕方など執行面について
(0.6) その他
(2.3) 不明



Q2 〔回答票1〕 あなたは税金をどのようなものと考えていますか,この中であなたの気持に一番近いものをあげて下さい。
 
(18.7) (ア) 税金は国や社会を維持していくために支払う会費のようなものである
(8.7) (イ) 税金は国や県・市町村が行なう仕事に対する代金のようなものである
(7.0) (ウ) 税金は強制的に割り当てられる寄付金のようなもので,国民としてのつき合い上支払うものである
(49.7) (エ) 税金は理屈はともかく,国民の義務として当然納めるべきものである
(6.2) (オ) 税金は納めないと罰せられるのでいやいや支払うものである
(0.3)   その他
(9.3)   不明



Q3 あなたのご職業は何ですか。
 
自営者
(8.1) 農林漁業 →Q4へ
(8.1) 商工サービス業 →Q4へ
(1.1) 自由業 →Q4へ
被傭者
(1.8) 管理職 →Q4へ
(2.6) 専門技術職 →Q4へ
(12.5) 事務職 →Q4へ
(15.9) 労務職 →Q4へ
家族従業者
(6.8) 農林漁業 →Q6へ
(3.7) 商工サービス業・自由業 →Q6へ
無職
(29.0) 無職の主婦 →Q6へ
(1.6) 学生 →Q6へ
(8.8) その他の無職 →Q6へ



Q4 〔回答票2〕(自営者・被傭者にQ4〜Q5を聞く)あなたは去年1年間にどのような税金を払いましたか……この中ではどうでしょうか。(M.A.)
 
(79.9) (ア) 職得税 →SQへ
(87.7) (イ) 住民税 →SQへ
(12.3) (ウ) 事業税 →Q5へ
(44.2) (エ) 固定資産税 →Q5へ
(1.0) (オ) 相続税 →Q5へ
(2.2)   その他 →Q5へ
(7.0)   税金はかからない,不明 →Q6へ



SQ 〔回答票3〕あなたは,去年1年間に所得税と住民税をあわせてどの程度納めましたか……この中ではどうでしょうか。
 
(16.2) (ア) 1万円未満
(21.9) (イ) 1万円〜3万円未満
(13.9) (ウ) 3万円〜5万円未満
(10.5) (エ) 5万円〜10万円未満
(6.7) (オ) 10万円〜20万円未満
(3.0) (カ) 20万円〜50万円未満
(0.8) (キ) 50万円〜100万円未満
(0.6) (ク) 100万円以上
(3.4)   知っているが答えない
(15.2)   知らない,不明



Q5 〔回答票4〕昨年1年間の税金の支払いは,あなたの実感として苦痛でしたか,それほどでもありませんでしたか,この中ではどうでしょうか。
 
(18.7) (ア) 大変苦痛だった →SQへ
(28.9) (イ) 苦痛だったが大したことはなかった →SQへ
(41.6) (ウ) 苦痛というほどではなかった →Q6へ
(6.0) (エ) 全然苦痛ではなかった →Q6へ
(4.9)   不明 →Q6へ



SQ 苦痛だと思ったのはどのような税についてでしたか。(M.A.)
 
(31.7) 所得税
(18.8) 住民税
(3.9) 事業税
(8.6) 固定資産税
(0.4) 相続税
(1.0) その他
(2.6) 不明



Q6(1) 〔回答票5〕夫婦に子供2人のサラリーマンには,年間給与に応じてこのように所得税,住民税がかかってきます。年間収入が100万円の場合は通常約2万2千円ですが,重いと思いますか,まあ適当だと思いますか,軽いと思いますか。
 
(34.1) 重い
(38.5) まあ適当だ
(33.9) 軽い
(23.5) 不明



Q6(2) 〔回答票5〕年間収入200万円の場合の税金,約19万8千円についてはどうでしょうか。
 
(40.8) 重い
(27.0) まあ適当だ
(3.9) 軽い
(28.4) 不明



Q6(3) 〔回答票5〕年間収入500万円の場合の税金,約128万円についてはどうでしょうか。
 
(32.4) 重い
(26.0) まあ適当だ
(9.5) 軽い
(32.1) 不明



Q7 あなたは税金は大体公平に負担されていると思いますか,公平ではないと思いますか。
 
(19.8) 大体公平と思う →Q8へ
(54.2) 公平とは思わない →SQ1へ
(25.9) 不明 →Q8へ



SQ1 どのような点で不公平だと思いますか。(M.A.)
 
(26.0) サラリーマンの税金が重い →SQ2へ
(2.0) サラリーマン以外の者(事業所得者など)の税金が重い →SQ2へ
(8.6) 政治家が優遇されている →SQ2へ
(7.8) 医者が優遇されている →SQ2へ
(2.7) 農家が優遇されている →SQ2へ
(4.0) その他特定の業種が優遇されている →SQ2へ
(8.8) 大企業が優遇されている →SQ2へ
(9.1) 高額所得者の税負担が軽い →SQ2へ
(0.9) 高額所得者の税負担が重い →SQ2へ
(6.4) 一般的所得の把握度の差による不公平について述べたもの →SQ2へ
(7.6) 脱税について述べた者 →SQ2へ
(1.6) その他 →SQ2へ
(3.2) 不明 →Q8へ



SQ2 あなたがおっしゃった不公平が生れた根本の原因は何だと思いますか。(M.A.)
 
(11.1) 税制の不備
(12.2) 所得の調査の不徹底
(8.9) 弱者に対する配慮の不足
(14.8) とりやすい所からとろうとする姿勢
(3.3) 圧力団体の存在
(1.7) 納税道徳の低下
(7.3) 単に政治が悪い・社会体制が問題と述べた者
(0.5) その他
(6.3) 不明



Q8 〔回答票6〕国や県・市町村は,小中学校の教育のために先生の給与,教科書代,給食費などを支出していますが,その金額は小中学生1人あたり1年間にどの程度になると思いますか,この中ではどうでしょうか。
 
(6.9) (ア) 1万円未満
(11.2) (イ) 1万円〜3万円未満
(9.1) (ウ) 3万円〜5万円未満
(5.5) (エ) 5万円〜7万円未満
(3.3) (オ) 7万円〜10万円未満
(1.6) (カ) 10万円〜15万円未満
(0.4) (キ) 15万円〜20万円未満
(0.4) (ク) 20万円以上
(61.6)   不明



Q9a 〔回答票7〕(対象番号奇数の者)小中学生,高校生,大学生の1人当たりに対して,国や県・市町村が支出している費用はこの表のとおりです。あなたはこのような教育や社会保障など自分がうけている公共サービスのことを考えると,税金は重すぎると思いますか,まあ適当だと思いますか,むしろ軽いと思いますか。
 
(17.6) 重すぎる →Q10へ
(44.4) まあ適当 →Q10へ
(3.5) 軽い →Q10へ
(34.4) 不明 →Q10へ



Q9b 〔回答票7〕(対象番号偶数の者)あなたは,教育や社会保障など自分がうける公共のサービスのことを考えてみると,自分の税金は重すぎると思いますか,まあまあ適当だと思いますか,むしろ軽いと思いますか。
 
(23.9) 重すぎる
(43.0) まあ適当
(2.2) 軽い
(30.9) 不明



Q10 「道路,下水道,公園,住宅,社会保障などを充実させること」と「減税すること」はどちらも国民の希望するところですが,今後長期的な方針として,政府はどちらに重点を置くべきだとお考えになりますか。
 
(31.0) 道路,下水道などを充実させる
(19.5) 減税
(39.3) 同等に力をいれる
(10.2) 不明



<フェース・シート>

F1 〔家族人数〕ご家族は,あなたも含めて,何人ですか。(使用人は含めない)
 
(4.0) 1人
(9.7) 2人
(16.5) 3人
(27.5) 4人
(21.2) 5人
(12.4) 6人
(8.6) 7人以上( 人)
(0.1) 不明



F2 〔世帯内の地位〕あなたと世帯主との関係をお聞きしたいのですが……主としてお宅の生活を支えていらっしゃるのはあなたですか,ほかのかたですか。
 
(41.0) 対象者本人(実質上の世帯主) →F5へ
(59.0) 対象者本人以外 →F3へ



F3 〔世帯主職業〕(主として)お宅の生活を支えている方のご職業は何ですか。
 
自営者
(19.7) 農林漁業
(1.0) 商工サービス業
(18.8) 自由業
被傭者
(4.5) 管理職
(5.3) 専門技術職
(20.8) 事務職
(26.3) 労務職
(4.7) 無職



F4 〔家事担当者〕家計のきりもりをしているのはあなたですか,ほかの方ですか。
 
(38.5) 対象者本人(家事担当者)
(20.5) 対象者本人以外



F5 〔回答票8〕お宅の収入は,ご家族全部あわせて,去年1年間でおよそどれくらいになりましたか。この中ではどうでしょうか……ボーナスを含め,税こみでお答え下さい。
 
(6.6) (ア) 50万円未満
(9.3) (イ) 50万円〜70万円
(19.3) (ウ) 70万円〜100万円未満
(23.7) (エ) 100万円〜150万円未満
(13.3) (オ) 150万円〜200万円未満
(6.3) (カ) 200万円〜300万円未満
(2.0) (キ) 300万円〜500万円未満
(0.9) (ク) 500万円以上
(18.6)   不明



F6 〔住宅の状況〕お宅のすまいは持家ですか,借家ですか……。
 
(69.1) 持家
(3.8) 公営(都道府県市町村営)住宅
(1.1) 公団(公社)住宅
(6.1) 給与住宅(公務員住宅・社宅)
(15.3) 民間の借家
(4.3) 借間
(0.3) 不明



F7 〔回答票9〕この中でお宅でお持ちになっているものがありますか……どれとどれでしょうか。現在住んでいる家や耕作している農地も忘れずに含めて下さい。(M.A.)
 
(73.3) (ア) 預貯金・株など
(59.2) (イ) 住宅(貸家・アパートも含む)
(55.9) (ウ) 宅地
(9.8) (エ) 店舗(貸店舗も含む)
(28.1) (オ) 農地
(12.5) (カ) 山林
(0.4)   その他
(7.8)   ない



F8 〔学歴〕あなたが最後に卒業された学校はどちらですか。(中退・在学中は卒業とみなす。)
 
(10.4) 小卒(未就学)
(41.5) 旧高小・新中卒
(37.8) 旧中・新高卒
(9.9) 旧高専大・新大卒
(0.4) 不明



F9 〔年齢〕あなたのお年は満でおいくつですか。
 
(11.6) 20〜24歳
(11.1) 25〜29歳
(11.8) 30〜34歳
(12.7) 35〜39歳
(12.3) 40〜44歳
(10.5) 45〜49歳
(7.9) 50〜54歳
(6.6) 55〜59歳
(6.2) 60〜64歳
(9.0) 65歳以上



F4 〔性別〕
 
(44.2)
(55.8)



F5 〔生活程度〕〔調査員判断〕
 
(2.0)
(14.8) 中の上
(55.4) 中の中
(23.0) 中の下
(4.2)
(0.6) 不明

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