世論調査報告書
内閣府政府広報室
調査の概要
| ・調査目的 | |||||||||
| “失業問題”をめぐる民心の趨勢を把握して，今後の施策の参考とすることを目的とした。 | |||||||||
| ・調査対象 | |||||||||
| (1) 母集団 | 全国，昭和２５年５月１日現在で満２０才以上の男女 | ||||||||
| (2) 標本数 | 3,000 | ||||||||
| (3) 抽出方法 | 確率比例抽出法 | ||||||||
| ・調査時期 | |||||||||
| 昭和２５年５月１５日〜昭和２５年６月３日 | |||||||||
| ・調査方法 | |||||||||
| 調査員による面接聴取 | |||||||||
| ・回収結果 | |||||||||
| (1) 有効回収数(率) | 2,632人（87.7％） | ||||||||
| (2) 調査不能数(率) | 368人（12.3％） | ||||||||
調査票
| Q1 | あなたは今の失業問題をどのようにお考えですか。 | |||||||||
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| Q2 | 今我が国では，失業者は何万人位いると思いますか。 | |||||||||||||||||||||
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| Q3(A) | 外国と比べるとどうでしょうか。…… イギリスと日本とでは，どちらが深刻だと思いますか。 | ||||||||||||
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| Q3(B) | ドイツと比べるとどうでしょうか。 | ||||||||||||
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| Q3(C) | アメリカと比べるとどうでしょうか。 | ||||||||||||
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| Q3(D) | ソ連と比べるとどうでしょうか。 | ||||||||||||
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| Q3(E) | 中華民国と比べるとどうでしょうか。 | ||||||||||||
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| Q4(A) | これから先，我が国では失業者がもっと増えると思いますか。それとも減ると思いますか。或いは大した変りはないと思いますか。 | ||||||||||||||||||
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| Q4(B) | どうしてそう思いますか。 |
| Q5(A) | 今の失業の原因はどういうことが主なものだと思いますか。（Ｍ．Ａ．） (N=2622) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| Q5(B) | 他にもお気付きのことはありませんか。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Q6(A) | 今のように失業者がふえたことについては，誰が責任を負うべきだと思いますか，或いは誰も責任を負うべきものはいないと思いますか。 (N=2116) | |||||||||||||||||||||
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| Q6(B) | どうしてそうお考えになりますか。 |
| Q7(A) | “現在の日本では今位の失業者が出るのはやむを得ないことだ”と言う人もいますし，また“今でもやり方によってはこれほどの失業者を出さないでもすむ”と言う人もいますが，あなたはどうお考えになりますか。 | ||||||||||||
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| Q7 | 調査員判断 | ||||||||||||
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| Q7(B) | （出さないでもすむと答えた者に） どうすれば有効だと思いますか。（Ｍ．Ａ．） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Q7(C) | （出るのはやむを得ないと答えた者に） どうしてですか。（Ｍ．Ａ．） | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Q8(A) | 今失業対策として次の二つのやり方が考えられていますが，あなたはどちらに力を入れたらよいと思いますか。一つは“政府自身が直接失業者に職を与えるやり方”で，もう一つは“民間の産業を盛んにするような方針をとって行き，失業者の救済は自然に任せる”というのですが，あなたはどちらに力を入れたらよいと思いますか。 | |||||||||||||||||||||
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| Q8(B) | どうしてそうお考えになりますか。 |
| Q9(A) | 失業者を救うために，今政府でやっている対策は十分だと思いますか。 | ||||||||||||
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| Q9(B) | （Q9(A)で不十分と答えた者に） どういう点が不十分だと思いますか。 | ||||||||||||
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| Q9(C) | （Q9(A)で不十分と答えた者に） 政府が十分なことをしないのは，どういう理由からだと思いますか。 | ||||||||
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| Q9(D) | （経済的な理由を述べない者に） 今の経済状態でこれ以上は出来ないと思いますか。 | ||||||||||||
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| Q10(A) | あなたは失業対策事業というものについてお聞きになったことがありますか。 | ||||||||||||
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| Q10(B) | （あると答えた者に） 今どんな事をしているか御存知ですか。 | |||||||||
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| Q10(C) | （Q10(A)であると答えた者に） あなたはそこで働いたことがありますか。 | ||||||||
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| Q10(D) | （Q10(C)であると答えた者に） “失業対策事業で働くのは世間態が悪い”と言う人もいますし，“そんなことはない”と言う人もいますが，あなたはどうお考えになりますか。（（Ｃ）でないと答えた者に）失業対策事業で働くことは恥だと思いますか，それとも，他人はとも角，あなたは恥かしいとはお考えになりませんか。 | ||||||||||||
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| Q10(E) | （Q10(A)であると答えた者に） 今失業対策事業では１人１日２００円（平均月に１８日仕事をして３６００円位）が支払われていますが，この額は適当だと思いますか。それとも多すぎる，或いは少なすぎると思いますか。 | |||||||||||||||
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| Q10(F) | （Q10(A)であると答えた者に） 失業対策事業をする場合，仕事は大したことが出来なくとも，なるべく沢山の人を雇えるようにするのがよいと思いますか。それとも雇われる人は少なくなっても，なるべく後に残るような仕事をするのがよいと思いますか。 | ||||||||||||
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| Q11(A) | 失業保険という名前を御存知ですか。 | ||||||||
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| Q11(B) | （知っている者に） あなたは前に貰ったことがありますか。 | ||||||
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| Q11(C) | （Q11(A)で知っている者に） “失業保険があるために却って怠ける人が出て良くない”と言う人もいますし又“お互に助け合っていくには是非そういう制度が必要だ”と言う人もいますが，あなたはどうお考えになりますか。 (N=1734) | ||||||||||||
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| Q11(D) | （Q11(A)で知っている者に） どうしてですか。 |
| Q11(E) | （Q11(A)で知っている者に） 失業保険で貰える金額は（税なしで）月給の６割ということになっていますが，これは多くの場合において，多すぎると思いますか，少なすぎると思いますか，それとも丁度適当だと思いますか。 | ||||||||||||||||||||
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| Q11(F) | （多すぎると答えた者以外に） 今よりもっと増さなくてはならないと思いますか，そうは思いませんか。 | ||||||||||||||||
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| Q11(G) | （増すべきだと言う者に） 皆さんの負担が多少ふえても失業者がもらうお金を増した方がよいと思いますか。 |
| Q11(H) | （Q11(A)で知っている者に）今保険金は失業後６カ月間支給して，その間に新しい職を探すようになっていますが，“それには６カ月では短すぎる”と言う人もいますし，“それ以上支給すれば却って遊ぶような人が出てくる”と言う人もいますが，あなたはどう思いますか。 | |||||||||||||||
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| Q12(A) | 失業対策については，国民又は失業者自身が積極的に当局者に働きかける必要があると思いますか，それともそういうことはよくないと思いますか。 | |||||||||
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| Q12(B) | どうしてですか。 | |||||||||||||||||||||
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| Q13(A) | 最近新聞などに出ていた“職よこせ斗争”はどうして起ったと思いますか。 | |||||||||||||||||||||||||||
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| Q13(B) | あれは失業者自身の要求だと思いますか，それとも一部の者の扇動だと思いますか。 | ||||||
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| Q14(1)A | 〔本人の職業〕（地位） | ||||||||||||||||||||||||
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| Q14(1)B | 〔本人の職業〕（内容）（失業者は前職） | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| Q14(2) | 〔生計担当者の別〕 | ||||||
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| Q14(3)A | 〔生計担当者の職業〕（地位） | ||||||||||||||||||||||||
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| Q14(3)B | 〔生計担当者の職業〕（内容） | |||||||||||||||||||||||||||
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| Q14 | 〔対象者の区分〕 | ||||||||||||
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| Q15(1) | （担当者の方は）どういう事情で失業されましたか。 | |||||||||||||||||||||||||||
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| Q15(2) | あなたは今までに失業した経験がありますか。 | ||||||||||||
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| Q15(3) | （ある者に） それはいつ頃ですか。 | |||||||||||||||
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| Q15(4) | （Q15(2)で失業経験ある者に） （担当者の方は）どの位の期間でしたか。 | ||||||||||||||||||
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| Q15(5) | 今家族（同一生計にある者）の中でどなたか失業している方はありませんか。 | ||||||
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| Q15(6) | 近いうちあなたが失業する心配はありませんか。 | ||||||||||||
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| Q15(7) | 職を探しているか | ||||||||||||
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| Q15(8) | （いる者に） どれ位したら見つかると思いますか。 | |||||||||||||||||||||
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| Q15(9) | 職業を探すツテ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Q15(10) | （Ｑ１５（９）で安定所と答えたものを除いて全部に） あなたは職業安定所という名前をきいたことがありますか。 | ||||||||||||||||||||
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| Q15(11) | （ある者に） そこに行く積りはありませんか。 | ||||||||
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| Q15(12) | （ない者に） どうして行かれませんか。 | |||||||||||||||
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