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1ページ目-アイヌに対する理解度に関する世論調査(令和4年11月調査)

2023年3月24日掲載

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調査結果の概要の目次

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1 アイヌの人々や文化の認知について

  1. アイヌの人々や文化と接した機会の有無

2 アイヌの人々に対する差別や偏見について

  1. アイヌの人々に対する差別や偏見の有無
    1. 差別や偏見があると思う理由
    2. 差別や偏見の原因・背景
    3. 差別や偏見を無くすために必要なこと
    4. 差別や偏見がないと思う理由

3 国民理解の促進について

  1. 国民理解の促進に向けて効果的な取組方法

アイヌの人々や文化の認知について

アイヌの人々や文化と接した機会の有無

 アイヌの人々やアイヌ文化に接したことはあるか聞いたところ、「ある」と答えた者の割合が21.0%、「ない」と答えた者の割合が70.5%となっている。
 都市規模別に見ると、「ある」と答えた者の割合は大都市で、「ない」と答えた者の割合は小都市で、それぞれ高くなっている。
 性別に見ると、大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると、「ある」と答えた者の割合は60歳代で高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表1をご確認ください。

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アイヌの人々に対する差別や偏見について

アイヌの人々に対する差別や偏見の有無

 アイヌの人々に対して、現在は差別や偏見があると思うか聞いたところ、「あると思う」と答えた者の割合が21.3%、「ないと思う」と答えた者の割合が28.7%となっている。なお、「わからない」と答えた者の割合が49.7%となっている。
 都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
 性別に見ると、「ないと思う」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「あると思う」と答えた者の割合は60歳代で、「ないと思う」と答えた者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表2をご確認ください。

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差別や偏見があると思う理由

 アイヌの人々に対して、現在は差別や偏見が「あると思う」と答えた者(341人)に、差別や偏見があると思ったのはなぜか聞いたところ、「報道などを通じてアイヌの人々が差別を受けているという話を聞いたことがあるから」を挙げた者の割合が62.8%と最も高く、以下、「漠然と差別や偏見があるイメージがあるから」(39.9%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位2項目まで掲載)
 性別に見ると、大きな差異は見られない。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表3をご確認ください。

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差別や偏見の原因・背景

 アイヌの人々に対して、現在は差別や偏見が「あると思う」と答えた者(341人)に、差別や偏見の原因・背景は何だと思うか聞いたところ、「アイヌの歴史に関する理解の不十分さ」を挙げた者の割合が78.9%、「アイヌ文化に対する理解の不十分さ」を挙げた者の割合が75.4%と高く、以下、「行政や学校教育におけるアイヌの人々の理解を深める取組の不十分さ」(61.3%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位3項目まで掲載)
 性別に見ると、「アイヌ文化に対する理解の不十分さ」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表4をご確認ください。

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差別や偏見を無くすために必要なこと

 アイヌの人々に対して、現在は差別や偏見が「あると思う」と答えた者(341人)に、差別や偏見を無くすために必要なことは何だと思うか聞いたところ、「アイヌの歴史・文化の知識を深めるための学校教育」を挙げた者の割合が79.2%、「アイヌの人々への理解を深めるための啓発・広報活動」を挙げた者の割合が67.2%と高く、以下、「アイヌの人々への差別に対応する専門の相談機関・施設の充実」(35.2%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位3項目まで掲載)
 性別に見ると、大きな差異は見られない。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表5をご確認ください。

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差別や偏見がないと思う理由

 アイヌの人々に対して、現在は差別や偏見が「ないと思う」と答えた者(460人)に、差別や偏見がないと思ったのはなぜか聞いたところ、「アイヌの人々が差別を受けている場面を見たり、差別を受けている話を聞いたことがないから」を挙げた者の割合が67.4%と最も高く、以下、「今のアイヌの人々は、アイヌ以外の人々と同様に現代的な生活をしているから」(51.1%)、「アイヌの人々もアイヌ以外の人々と同様に人権を保障されているから」(41.5%)、「アイヌの人々に対する理解を深める取組の効果が出ているから」(15.4%)の順となっている。(複数回答の質問)
 性別に見ると、「アイヌの人々もアイヌ以外の人々と同様に人権を保障されているから」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表6をご確認ください。

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国民理解の促進について

国民理解の促進に向けて効果的な取組方法

 広く国民が、アイヌについて、関心を深めるためには、どのような方法による取組が効果的だと思うか聞いたところ、「テレビ番組や新聞を利用した情報提供」を挙げた者の割合が74.3%と最も高く、以下、「インターネットによる広報活動」(41.3%)、「民族共生象徴空間、愛称ウポポイをはじめとする博物館や体験施設などにおけるアイヌの伝統的家屋・食事・衣服・楽器の体験」(40.4%)、「講演会・シンポジウム・フォーラム・文化交流イベントの開催」(31.7%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
 都市規模別に見ると、「インターネットによる広報活動」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると、「民族共生象徴空間、愛称ウポポイをはじめとする博物館や体験施設などにおけるアイヌの伝統的家屋・食事・衣服・楽器の体験」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「テレビ番組や新聞を利用した情報提供」、「講演会・シンポジウム・フォーラム・文化交流イベントの開催」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「インターネットによる広報活動」を挙げた者の割合は18~29歳、40歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表7をご確認ください。
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