1.日本と諸外国との関係
(1) 日本とアメリカ
ア アメリカに対する親近感
アメリカに親しみを感じるか聞いたところ、「親しみを感じる」とする者の割合が78.4%(「親しみを感じる」35.6%+「どちらかというと親しみを感じる」42.9%)、「親しみを感じない」とする者の割合が19.1%(「どちらかというと親しみを感じない」12.0%+「親しみを感じない」7.1%)となっている。
前回の調査結果(平成28年11月調査結果をいう。以下同じ。)と比較して見ると、「親しみを感じる」(84.1%→78.4%)とする者の割合が低下し、「親しみを感じない」(13.2%→19.1%)とする者の割合が上昇している。
性別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は男性で、「親しみを感じない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。(図1、表1(CSV形式:2KB)、表1参考(CSV形式:3KB))
イ 現在の日本とアメリカとの関係
現在の日本とアメリカとの関係は全体として良好だと思うか聞いたところ、「良好だと思う」とする者の割合が84.4%(「良好だと思う」33.3%+「まあ良好だと思う」51.1%)、「良好だと思わない」とする者の割合が12.4%(「あまり良好だと思わない」10.3%+「良好だと思わない」2.2%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、「良好だと思う」(87.1%→84.4%)とする者の割合が低下し、「良好だと思わない」(9.8%→12.4%)とする者の割合が上昇している。
性別に見ると、「良好だと思う」とする者の割合は男性で、「良好だと思わない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「良好だと思う」とする者の割合は50歳代で、「良好だと思わない」とする者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図2、表2(CSV形式:2KB)、表2参考1(CSV形式:2KB)、表2参考2(CSV形式:1KB)、表2参考3(CSV形式:2KB))
ウ 今後の日本とアメリカとの関係の発展
今後の日本とアメリカとの関係の発展は、両国や、アジア及び太平洋地域にとって重要だと思うか聞いたところ、「重要だと思う」とする者の割合が95.2%(「重要だと思う」77.1%+「まあ重要だと思う」18.0%)、「重要だと思わない」とする者の割合が2.2%(「あまり重要だと思わない」1.8%+「重要だと思わない」0.4%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、大きな変化は見られない。
年齢別に見ると、「重要だと思う」とする者の割合は40歳代で高くなっている。(図3、表3(CSV形式:2KB)、表3参考(CSV形式:1KB))
(2) 日本とロシア
ア ロシアに対する親近感
ロシアに親しみを感じるか聞いたところ、「親しみを感じる」とする者の割合が18.0%(「親しみを感じる」2.4%+「どちらかというと親しみを感じる」15.6%)、「親しみを感じない」とする者の割合が78.1%(「どちらかというと親しみを感じない」45.6%+「親しみを感じない」32.4%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると、「親しみを感じない」とする者の割合は町村で高くなっている。
性別に見ると、大きな差異は見られない。
年齢別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は18~29歳で高くなっている。(図4、表4(CSV形式:2KB)、表4参考(CSV形式:3KB))
イ 現在の日本とロシアとの関係
現在の日本とロシアとの関係は全体として良好だと思うか聞いたところ、「良好だと思う」とする者の割合が28.7%(「良好だと思う」1.6%+「まあ良好だと思う」27.1%)、「良好だと思わない」とする者の割合が64.5%(「あまり良好だと思わない」48.6%+「良好だと思わない」15.9%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、大きな変化は見られない。
年齢別に見ると、「良好だと思う」とする者の割合は18~29歳から40歳代で、「良好だと思わない」とする者の割合は60歳代で、それぞれ高くなっている。(図5、表5(CSV形式:3KB)、表5参考1(CSV形式:3KB)、表5参考2(CSV形式:1KB))
ウ 今後の日本とロシアとの関係の発展
今後の日本とロシアとの関係の発展は、両国や、アジア及び太平洋地域にとって重要だと思うか聞いたところ、「重要だと思う」とする者の割合が77.0%(「重要だと思う」32.6%+「まあ重要だと思う」44.4%)、「重要だと思わない」とする者の割合が17.2%(「あまり重要だと思わない」13.0%+「重要だと思わない」4.2%)となっている。
性別に見ると、「重要だと思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると、「重要だと思う」とする者の割合は30歳代から50歳代で、「重要だと思わない」とする者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図6、表6(CSV形式:2KB)、表6参考(CSV形式:1KB))
(3) 日本と中国
ア 中国に対する親近感
中国に親しみを感じるか聞いたところ、「親しみを感じる」とする者の割合が18.7%(「親しみを感じる」3.4%+「どちらかというと親しみを感じる」15.4%)、「親しみを感じない」とする者の割合が78.5%(「どちらかというと親しみを感じない」36.4%+「親しみを感じない」42.0%)となっている。
年齢別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は18~29歳で、「親しみを感じない」とする者の割合は60歳代で、それぞれ高くなっている。(図7、表7(CSV形式:2KB)、表7参考(CSV形式:3KB))
イ 現在の日本と中国との関係
現在の日本と中国との関係は全体として良好だと思うか聞いたところ、「良好だと思う」とする者の割合が14.9%(「良好だと思う」1.4%+「まあ良好だと思う」13.5%)、「良好だと思わない」とする者の割合が79.8%(「あまり良好だと思わない」46.9%+「良好だと思わない」32.8%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、「良好だと思う」(12.5%→14.9%)とする者の割合が上昇し、「良好だと思わない」(83.0%→79.8%)とする者の割合が低下している。
性別に見ると、「良好だと思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。(図8、表8(CSV形式:2KB)、表8参考1(CSV形式:3KB)、表8参考2(CSV形式:1KB))
ウ 今後の日本と中国との関係の発展
今後の日本と中国との関係の発展は、両国や、アジア及び太平洋地域にとって重要だと思うか聞いたところ、「重要だと思う」とする者の割合が76.9%(「重要だと思う」36.9%+「まあ重要だと思う」39.9%)、「重要だと思わない」とする者の割合が18.7%(「あまり重要だと思わない」12.7%+「重要だと思わない」6.0%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、「重要だと思う」(72.9%→76.9%)とする者の割合が上昇し、「重要だと思わない」(22.3%→18.7%)とする者の割合が低下している。
都市規模別に見ると、「重要だと思わない」とする者の割合は町村で高くなっている。
年齢別に見ると、「重要だと思う」とする者の割合は18~29歳から50歳代で、「重要だと思わない」とする者の割合は60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図9、表9(CSV形式:2KB)、表9参考(CSV形式:1KB))
(4) 日本と韓国
ア 韓国に対する親近感
韓国に親しみを感じるか聞いたところ、「親しみを感じる」とする者の割合が37.5%(「親しみを感じる」8.3%+「どちらかというと親しみを感じる」29.3%)、「親しみを感じない」とする者の割合が59.7%(「どちらかというと親しみを感じない」30.1%+「親しみを感じない」29.6%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、大きな変化は見られない。
性別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は女性で、「親しみを感じない」とする者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は18~29歳で、「親しみを感じない」とする者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図10、表10(CSV形式:2KB)、表10参考(CSV形式:3KB))
イ 現在の日本と韓国との関係
現在の日本と韓国との関係は全体として良好だと思うか聞いたところ、「良好だと思う」とする者の割合が26.8%(「良好だと思う」3.1%+「まあ良好だと思う」23.7%)、「良好だと思わない」とする者の割合が67.7%(「あまり良好だと思わない」40.7%+「良好だと思わない」27.0%)となっている。
性別に見ると、「良好だと思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。(図11、表11(CSV形式:3KB)、表11参考1(CSV形式:3KB)、表11参考2(CSV形式:1KB))
ウ 今後の日本と韓国との関係の発展
今後の日本と韓国との関係の発展は、両国や、アジア及び太平洋地域にとって重要だと思うか聞いたところ、「重要だと思う」とする者の割合が69.1%(「重要だと思う」29.3%+「まあ重要だと思う」39.8%)、「重要だと思わない」とする者の割合が26.3%(「あまり重要だと思わない」16.3%+「重要だと思わない」10.1%)となっている。
都市規模別に見ると、「重要だと思わない」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「重要だと思う」とする者の割合は女性で、「重要だと思わない」とする者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「重要だと思う」とする者の割合は18~29歳、50歳代で高くなっている。(図12、表12(CSV形式:3KB)、表12参考(CSV形式:1KB))
(5) 日本とインド
ア インドに対する親近感
インドに親しみを感じるか聞いたところ、「親しみを感じる」とする者の割合が44.0%(「親しみを感じる」8.6%+「どちらかというと親しみを感じる」35.4%)、「親しみを感じない」とする者の割合が47.4%(「どちらかというと親しみを感じない」27.0%+「親しみを感じない」20.4%)となっている。
前回の調査結果と比較して見ると、大きな変化は見られない。
性別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は男性で、「親しみを感じない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「親しみを感じない」とする者の割合は18~29歳で高くなっている。(図13、表13(CSV形式:2KB)、表13参考1(CSV形式:1KB)、表13参考2(CSV形式:2KB))
イ 現在の日本とインドとの関係
現在の日本とインドとの関係は全体として良好だと思うか聞いたところ、「良好だと思う」とする者の割合が57.7%(「良好だと思う」11.5%+「まあ良好だと思う」46.1%)、「良好だと思わない」とする者の割合が26.9%(「あまり良好だと思わない」19.7%+「良好だと思わない」7.2%)となっている。なお、「わからない」と答えた者の割合が12.5%となっている。
都市規模別に見ると、「良好だと思う」とする者の割合は大都市で、「良好だと思わない」とする者の割合は町村で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「良好だと思う」とする者の割合は男性で、「良好だと思わない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「良好だと思う」とする者の割合は50歳代で高くなっている。(図14、表14(CSV形式:3KB)、表14参考1(CSV形式:1KB)、表14参考2(CSV形式:1KB)、表14参考3(CSV形式:2KB))
ウ 今後の日本とインドとの関係の発展
今後の日本とインドとの関係の発展は、両国や、アジア及び太平洋地域にとって重要だと思うか聞いたところ、「重要だと思う」とする者の割合が71.7%(「重要だと思う」28.6%+「まあ重要だと思う」43.2%)、「重要だと思わない」とする者の割合が18.9%(「あまり重要だと思わない」14.3%+「重要だと思わない」4.7%)となっている。
性別に見ると、「重要だと思う」とする者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると、「重要だと思う」とする者の割合は30歳代から50歳代で高くなっている。(図15、表15(CSV形式:3KB)、表15参考(CSV形式:1KB))
(6) 東南アジア諸国に対する親近感
東南アジア諸国(タイ、インドネシアなど)に親しみを感じるか聞いたところ、「親しみを感じる」とする者の割合が56.2%(「親しみを感じる」15.3%+「どちらかというと親しみを感じる」41.0%)、「親しみを感じない」とする者の割合が36.9%(「どちらかというと親しみを感じない」21.1%+「親しみを感じない」15.8%)となっている。
都市規模別に見ると、「親しみを感じない」とする者の割合は町村で高くなっている。
性別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は男性で、「親しみを感じない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は40歳代、60歳代で、「親しみを感じない」とする者の割合は18~29歳、70歳以上で、それぞれ高くなっている。(図16、表16(CSV形式:1KB)、表16参考(CSV形式:2KB))
(7) ヨーロッパ諸国に対する親近感
ヨーロッパ諸国(イギリス、フランス、ポーランドなど)に親しみを感じるか聞いたところ、「親しみを感じる」とする者の割合が62.7%(「親しみを感じる」16.3%+「どちらかというと親しみを感じる」46.4%)、「親しみを感じない」とする者の割合が31.6%(「どちらかというと親しみを感じない」18.9%+「親しみを感じない」12.7%)となっている。
都市規模別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は大都市で、「親しみを感じない」とする者の割合は町村で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は男性で、「親しみを感じない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は60歳代で高くなっている。(図17、表17(CSV形式:1KB)、表17参考1(CSV形式:1KB)、表17参考2(CSV形式:1KB)、表17参考3(CSV形式:2KB)、表17参考4(CSV形式:1KB))
(8) 中央アジア・コーカサス諸国に対する親近感
中央アジア・コーカサス諸国(ウズベキスタン、アゼルバイジャンなど)に親しみを感じるか聞いたところ、「親しみを感じる」とする者の割合が20.0%(「親しみを感じる」2.5%+「どちらかというと親しみを感じる」17.5%)、「親しみを感じない」とする者の割合が66.1%(「どちらかというと親しみを感じない」32.7%+「親しみを感じない」33.4%)となっている。なお、「わからない」と答えた者の割合が13.9%となっている。
性別に見ると、「親しみを感じる」とする者の割合は男性で、「親しみを感じない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。(図18、表18(CSV形式:1KB)、表18参考(CSV形式:1KB))
(9) 北朝鮮への関心事項
北朝鮮のことについて関心を持っていることを聞いたところ、「ミサイル問題」を挙げた者の割合が83.0%、「日本人拉致問題」を挙げた者の割合が78.3%、「核問題」を挙げた者の割合が75.3%と高く、以下、「政治体制」(44.6%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
前回の調査結果と比較して見ると、「ミサイル問題」(71.5%→83.0%)、「核問題」(72.1%→75.3%)を挙げた者の割合が上昇し、「日本人拉致問題」(81.2%→78.3%)を挙げた者の割合が低下している。
性別に見ると、「日本人拉致問題」を挙げた者の割合は女性で、「核問題」、「政治体制」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「ミサイル問題」を挙げた者の割合は18~29歳で、「日本人拉致問題」、「政治体制」を挙げた者の割合は50歳代、60歳代で、「核問題」を挙げた者の割合は40歳代、50歳代で、それぞれ高くなっている。(図19、表19(CSV形式:2KB)、表19参考1(CSV形式:2KB)、表19参考2(CSV形式:2KB)、表19参考3(CSV形式:1KB))