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世論調査内閣府

世論調査 >  平成28年度 >  がん対策に関する世論調査 > 2 調査結果の概要

1.がんに対する印象・認識について

(1) がんに対する印象

 がんについてどのような印象を持っているか聞いたところ,「こわいと思わない」とする者の割合が26.8%(「こわいと思わない」15.8%+「どちらかといえばこわいと思わない」11.1%),「こわいと思う」とする者の割合が72.3%(「どちらかといえばこわいと思う」29.9%+「こわいと思う」42.4%)となっている。
 性別に見ると,「こわいと思わない」とする者の割合は男性で,「こわいと思う」とする者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「こわいと思わない」とする者の割合は70歳以上で,「こわいと思う」とする者の割合は18~29歳から40歳代で,それぞれ高くなっている。(図1表1(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます表1参考1(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます表1参考2(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

 ア がんをこわいと思う理由

 がんについて「どちらかといえばこわいと思う」,「こわいと思う」と答えた者(1,312人)に,がんをこわいと思う理由を聞いたところ,「がんで死に至る場合があるから」を挙げた者の割合が72.1%と最も高く,以下,「がんの治療や療養には,家族や親しい友人などに負担をかける場合があるから」(55.2%),「がんそのものや治療により,痛みなどの症状が出る場合があるから」(50.0%),「がんの治療費が高額になる場合があるから」(46.3%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「がんの治療や療養には,家族や親しい友人などに負担をかける場合があるから」,「がんそのものや治療により,痛みなどの症状が出る場合があるから」,「がんの治療費が高額になる場合があるから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「がんで死に至る場合があるから」を挙げた者の割合は18~29歳から40歳代で,「がんの治療や療養には,家族や親しい友人などに負担をかける場合があるから」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「がんそのものや治療により,痛みなどの症状が出る場合があるから」を挙げた者の割合は50歳代で,「がんの治療費が高額になる場合があるから」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図2表2(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表2参考(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

(2) がんに関する知識

 がんについて知っていることを聞いたところ,「がんの治療方法には,大きく手術療法,化学療法,放射線療法がある」を挙げた者の割合が63.7%,「たばこは,さまざまながんの原因の中で,予防可能な最大の原因である」を挙げた者の割合が61.8%,「子宮頸がんのように若い世代で増えているがんもある」を挙げた者の割合が61.2%と高く,以下,「日本では,死亡者の約3人に1人が,がんで死亡している」(43.4%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「がんの治療方法には,大きく手術療法,化学療法,放射線療法がある」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「がんの治療方法には,大きく手術療法,化学療法,放射線療法がある」,「子宮頸がんのように若い世代で増えているがんもある」を挙げた者の割合は女性で,「たばこは,さまざまながんの原因の中で,予防可能な最大の原因である」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「がんの治療方法には,大きく手術療法,化学療法,放射線療法がある」を挙げた者の割合は50歳代,60歳代で,「たばこは,さまざまながんの原因の中で,予防可能な最大の原因である」を挙げた者の割合は50歳代で,「子宮頸がんのように若い世代で増えているがんもある」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(図3表3(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます表3参考(CSV形式:1KB)別ウインドウで開きます

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