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世論調査内閣府

世論調査 >  平成27年度 >  教育・生涯学習に関する世論調査 > 2 調査結果の概要

4.社会人の学び直しについて

(1) 学び直したい学習の内容

 機会があれば再び学びたいと思うものはあるか聞いたところ,「外国語に関すること」を挙げた者の割合が31.3%と最も高く,以下,「医療や福祉(保育,介護など)に関すること」(27.0%),「日本や世界の歴史・地理に関すること」(26.6%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が18.3%となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「日本や世界の歴史・地理に関すること」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると,「外国語に関すること」,「医療や福祉(保育,介護など)に関すること」を挙げた者の割合は女性で,「日本や世界の歴史・地理に関すること」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「外国語に関すること」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「医療や福祉(保育,介護など)に関すること」を挙げた者の割合は30歳代,50歳代で,「日本や世界の歴史・地理に関すること」を挙げた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。(図12表12(CSV形式:5KB)別ウインドウで開きます

(2) 学び直しの実施状況

 学校を出て一度社会人となった後に,大学,大学院,短大,専門学校などの学校において学んだことがあるか聞いたところ,「学んだことがある,学んでみたい」とする者の割合が49.4%(「学んだことがある(現在学んでいる)」19.1%+「学んだことはないが,今後は学んでみたい」30.3%),「学んだことはなく,今後も学びたいとは思わない」と答えた者の割合が46.1%,「社会人となった経験がなく,在学中である」と答えた者の割合が2.1%となっている。
 都市規模別に見ると,「学んだことがある,学んでみたい」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「学んだことがある,学んでみたい」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「学んだことはなく,今後も学びたいとは思わない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図13表13(CSV形式:2KB)別ウインドウで開きます

 ア 学び直したいと考えた理由

 学校を出て一度社会人になった後に,学校において「学んだことがある(現在学んでいる)」,「学んだことはないが,今後は学んでみたい」と答えた者(817人)に,学びたいと考えた理由を聞いたところ,「教養を深めるため」を挙げた者の割合が51.8%,「今後の人生を有意義にするため」を挙げた者の割合が48.8%と高く,以下,「就職や転職のために必要性を感じたため」(28.4%),「現在または学んだ当時に就いていた職業において必要性を感じたため」(25.1%),「他の人との親睦を深めたり,友人を得たりするため」(21.2%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 性別に見ると,「現在または学んだ当時に就いていた職業において必要性を感じたため」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。(図14表14(CSV形式:3KB)別ウインドウで開きます

(3) 学び直しやすくするための取組

 社会人が大学などの教育機関で学びやすくするためには,どのような取組が必要だと思うか聞いたところ,「学費の負担などに対する経済的な支援」を挙げた者の割合が46.1%と最も高く,以下,「就職や資格取得などに役立つ社会人向けプログラムの拡充」(35.0%),「土日祝日や夜間における授業の拡充」(34.0%),「学び直しに関する情報を得る機会の拡充」(29.8%),「学び直しに対する理解を高めるための企業などへの働きかけ」(28.0%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 都市規模別に見ると,「土日祝日や夜間における授業の拡充」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「学費の負担などに対する経済的な支援」,「就職や資格取得などに役立つ社会人向けプログラムの拡充」,「学び直しに関する情報を得る機会の拡充」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「学費の負担などに対する経済的な支援」を挙げた者の割合は20歳代から50歳代で,「就職や資格取得などに役立つ社会人向けプログラムの拡充」を挙げた者の割合は20歳代,30歳代で,「土日祝日や夜間における授業の拡充」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「学び直しに対する理解を高めるための企業などへの働きかけ」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で,それぞれ高くなっている。(図15表15(CSV形式:4KB)別ウインドウで開きます

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