2ページ目-外交に関する世論調査（平成23年10月調査）

　アメリカに親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が82.0％（「親しみを感じる」41.4％＋「どちらかというと親しみを感じる」40.5％），「親しみを感じない」とする者の割合が15.5％（「どちらかというと親しみを感じない」9.1％＋「親しみを感じない」6.4％）となっている。
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，「親しみを感じない」（18.4％→15.5％）とする者の割合が低下している。
　都市規模別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は中都市で高くなっている。
　性別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は男性で高くなっている。（図１，図２，表１－１，表１－２）

　現在の日本とアメリカの関係は全体として良好だと思うか聞いたところ，「良好だと思う」とする者の割合が73.4％（「良好だと思う」20.8％＋「まあ良好だと思う」52.6％），「良好だと思わない」とする者の割合が23.2％（「あまり良好だと思わない」19.5％＋「良好だと思わない」3.7％）となっている。
　地域ブロック別に見ると，「良好だと思う」とする者の割合は関東で高くなっている。
　性別に見ると，「良好だと思う」とする者の割合は男性で高くなっている。
　年齢別に見ると，「良好だと思う」とする者の割合は30歳代で，「良好だと思わない」とする者の割合は50歳代で，それぞれ高くなっている。（図３，図４，表２－１，表２－２，参考）

　ロシアに親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が13.4％（「親しみを感じる」1.7％＋「どちらかというと親しみを感じる」11.7％），「親しみを感じない」とする者の割合が82.9％（「どちらかというと親しみを感じない」43.7％＋「親しみを感じない」39.2％）となっている。
　性別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は男性で高くなっている。
　年齢別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は20歳代で高くなっている。（図５，図６，表３－１，表３－２）

　現在の日本とロシアとの関係は全体として良好だと思うか聞いたところ，「良好だと思う」とする者の割合が17.0％（「良好だと思う」1.0％＋「まあ良好だと思う」16.0％），「良好だと思わない」とする者の割合が75.8％（「あまり良好だと思わない」48.8％＋「良好だと思わない」27.0％）となっている。
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，「良好だと思う」（22.7％→17.0％）とする者の割合が低下し，「良好だと思わない」（70.9％→75.8％）とする者の割合が上昇している。
　性別に見ると，「良好だと思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。
　年齢別に見ると，「良好だと思う」とする者の割合は20歳代，30歳代で，「良好だと思わない」とする者の割合は60歳代で，それぞれ高くなっている。（図７，図８，表４－１，表４－２）

　中国に親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が26.3％（「親しみを感じる」5.5％＋「どちらかというと親しみを感じる」20.8％），「親しみを感じない」とする者の割合が71.4％（「どちらかというと親しみを感じない」34.8％＋「親しみを感じない」36.6％）となっている。
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，「親しみを感じる」（20.0％→26.3％）とする者の割合が上昇し，「親しみを感じない」（77.8％→71.4％）とする者の割合が低下している。
　都市規模別に見ると，大きな差異は見られない。
　地域ブロック別に見ると，「親しみを感じない」とする者の割合は東北で高くなっている。
　年齢別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は20歳代で高くなっている。（図９，図１０，表５－１，表５－２）

　現在の日本と中国の関係は全体として良好だと思うか聞いたところ，「良好だと思う」とする者の割合が18.8％（「良好だと思う」1.6％＋「まあ良好だと思う」17.2％），「良好だと思わない」とする者の割合が76.3％（「あまり良好だと思わない」45.3％＋「良好だと思わない」31.0％）となっている。
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，「良好だと思う」（8.3％→18.8％）とする者の割合が上昇し，「良好だと思わない」（88.6％→76.3％）とする者の割合が低下している。
　性別に見ると，「良好だと思わない」とする者の割合は男性で高くなっている。（図１１，図１２，表６－１，表６－２）

　韓国に親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が62.2％（「親しみを感じる」20.3％＋「どちらかというと親しみを感じる」41.9％），「親しみを感じない」とする者の割合が35.3％（「どちらかというと親しみを感じない」19.8％＋「親しみを感じない」15.5％）となっている。
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，大きな変化は見られない。
　都市規模別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は中都市で高くなっている。
　地域ブロック別に見ると，「親しみを感じない」とする者の割合は東北で高くなっている。
　性別に見ると，大きな差異は見られない。
　年齢別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は30歳代，40歳代で，「親しみを感じない」とする者の割合は70歳以上で，それぞれ高くなっている。（図１３，図１４，表７－１，表７－２）

　現在の日本と韓国との関係は全体として良好だと思うか聞いたところ，「良好だと思う」とする者の割合が58.5％（「良好だと思う」10.0％＋「まあ良好だと思う」48.5％），「良好だと思わない」とする者の割合が36.0％（「あまり良好だと思わない」25.0％＋「良好だと思わない」11.0％）となっている。
　都市規模別に見ると，「良好だと思う」とする者の割合は中都市で高くなっている。（図１５，図１６，表８－１，表８－２）

　インドに親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が40.8％（「親しみを感じる」8.3％＋「どちらかというと親しみを感じる」32.5％），「親しみを感じない」とする者の割合が50.4％（「どちらかというと親しみを感じない」28.4％＋「親しみを感じない」22.0％）となっている。
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，大きな変化は見られない。
　都市規模別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は中都市で，「親しみを感じない」とする者の割合は小都市で，それぞれ高くなっている。
　性別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は男性で，「親しみを感じない」とする者の割合は女性で，それぞれ高くなっている。
　年齢別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は60歳代で，「親しみを感じない」とする者の割合は20歳代から40歳代で，それぞれ高くなっている。（図１７，表９－１，表９－２，参考）

　現在の日本とインドとの関係は全体として良好だと思うか聞いたところ，「良好だと思う」とする者の割合が51.7％（「良好だと思う」7.5％＋「まあ良好だと思う」44.2％），「良好だと思わない」とする者の割合が31.9％（「あまり良好だと思わない」23.9％＋「良好だと思わない」7.9％）となっている。なお，「わからない」と答えた者の割合が12.5％となっている。
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，「わからない」（10.4％→12.5％）と答えた者の割合が上昇している。
　都市規模別に見ると，「良好だと思う」とする者の割合は中都市で，「良好だと思わない」は小都市で，それぞれ高くなっている。
　地域ブロック別に見ると，「良好だと思う」とする者の割合は近畿で，「良好だと思わない」とする者の割合は東北で，それぞれ高くなっている。
　性別に見ると，「良好だと思う」とする者の割合は男性で，「わからない」と答えた者の割合は女性で，それぞれ高くなっている。
　年齢別に見ると，「良好だと思う」とする者の割合は20歳代で，「わからない」と答えた者の割合は70歳以上で，それぞれ高くなっている。（図１８，表１０－１，表１０－２，参考）

　東南アジア諸国に親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が51.4％（「親しみを感じる」12.7％＋「どちらかというと親しみを感じる」38.7％），「親しみを感じない」とする者の割合が41.0％（「どちらかというと親しみを感じない」23.6％＋「親しみを感じない」17.4％）となっている。
　前回の調査結果（平成21年10月調査結果をいう）と比較して見ると，「親しみを感じる」（42.0％→51.4％）とする者の割合が上昇し，「親しみを感じない」（49.1％→41.0％）とする者の割合が低下している。
　都市規模別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は中都市で高くなっている。
　地域ブロック別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は関東で，「親しみを感じない」とする者の割合は北陸，東山，中国で，それぞれ高くなっている。
　性別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は男性で，「親しみを感じない」とする者の割合は女性で，それぞれ高くなっている。
　年齢別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は60歳代で，「親しみを感じない」とする者の割合は20歳代で，それぞれ高くなっている。（図１９，図２０，表１１－１，表１１－２）

　大洋州諸国に親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が60.9％（「親しみを感じる」19.1％＋「どちらかというと親しみを感じる」41.8％），「親しみを感じない」とする者の割合が31.7％（「どちらかというと親しみを感じない」18.1％＋「親しみを感じない」13.6％）となっている。
　前回の調査結果（平成21年10月調査結果をいう）と比較して見ると，「親しみを感じる」（51.1％→60.9％）とする者の割合が上昇し，「親しみを感じない」（40.3％→31.7％）とする者の割合が低下している。
　都市規模別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は大都市，中都市で，「親しみを感じない」とする者の割合は小都市，町村で，それぞれ高くなっている。
　性別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は男性で，「親しみを感じない」とする者の割合は女性で，それぞれ高くなっている。
　年齢別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は40歳代で高くなっている。（図２１，表１２－１，表１２－２）

　ヨーロッパ諸国に親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が63.8％（「親しみを感じる」19.0％＋「どちらかというと親しみを感じる」44.8％），「親しみを感じない」とする者の割合が31.2％（「どちらかというと親しみを感じない」18.8％＋「親しみを感じない」12.4％）となっている。
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，大きな変化は見られない。
　都市規模別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は中都市で，「親しみを感じない」とする者の割合は小都市で，それぞれ高くなっている。
　地域ブロック別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は関東で，「親しみを感じない」とする者の割合は中国で，それぞれ高くなっている。
　性別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は男性で高くなっている。（図２２，表１３－１，表１３－２，参考１，参考２，参考３）

　中南米・カリブ諸国に親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が37.2％（「親しみを感じる」6.4％＋「どちらかというと親しみを感じる」30.8％），「親しみを感じない」とする者の割合が54.0％（「どちらかというと親しみを感じない」33.5％＋「親しみを感じない」20.5％）となっている。
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，「親しみを感じない」（57.8％→54.0％）とする者の割合が低下している。
　都市規模別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は中都市で，「親しみを感じない」とする者の割合は小都市で，それぞれ高くなっている。
　地域ブロック別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は関東で，「親しみを感じない」とする者の割合は北陸で，それぞれ高くなっている。
　性別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は男性で，「親しみを感じない」とする者の割合は女性で，それぞれ高くなっている。
　年齢別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は60歳代で，「親しみを感じない」とする者の割合は20歳代から40歳代で，それぞれ高くなっている。（図２３，図２４，表１４－１，表１４－２）

　中東諸国に親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が14.4％（「親しみを感じる」1.7％＋「どちらかというと親しみを感じる」12.7％），「親しみを感じない」とする者の割合が75.6％（「どちらかというと親しみを感じない」38.1％＋「親しみを感じない」37.6％）となっている。
　性別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は男性で高くなっている。
　年齢別に見ると，「親しみを感じない」とする者の割合は40歳代，50歳代で高くなっている。（図２５，図２６，表１５－１，表１５－２）

　アフリカ諸国に親しみを感じるか聞いたところ，「親しみを感じる」とする者の割合が23.2％（「親しみを感じる」3.0％＋「どちらかというと親しみを感じる」20.1％），「親しみを感じない」とする者の割合が68.1％（「どちらかというと親しみを感じない」34.7％＋「親しみを感じない」33.4％）となっている。
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，「親しみを感じる」（29.3％→23.2％）とする者の割合が低下し，「親しみを感じない」（62.7％→68.1％）とする者の割合が上昇している。
　地域ブロック別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は関東で，「親しみを感じない」とする者の割合は北陸，中国で，それぞれ高くなっている。
　性別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は男性で高くなっている。
　年齢別に見ると，「親しみを感じる」とする者の割合は30歳代，60歳代で，「親しみを感じない」とする者の割合は20歳代，40歳代で，それぞれ高くなっている。（図２７，図２８，表１６－１，表１６－２）

　北朝鮮のことについて関心を持っていることを聞いたところ，「日本人拉致問題」を挙げた者の割合が84.7％と最も高く，以下，「核問題」（65.0％），「ミサイル問題」（52.0％），「脱北者問題」（50.5％）などの順となっている。（複数回答，上位４項目）
　前回の調査結果（平成22年10月調査結果をいう）と比較して見ると，「核問題」（68.4％→65.0％），「ミサイル問題」（56.9％→52.0％）を挙げた者の割合が低下し，「脱北者問題」（40.6％→50.5％）を挙げた者の割合が上昇している。
　都市規模別に見ると，「日本人拉致問題」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
　性別に見ると，「日本人拉致問題」，「脱北者問題」を挙げた者の割合は女性で，「核問題」を挙げた者の割合は男性で，それぞれ高くなっている。
　年齢別に見ると，「日本人拉致問題」を挙げた者の割合は60歳代で，「核問題」を挙げた者の割合は20歳代，40歳代，50歳代で，「ミサイル問題」を挙げた者の割合は50歳代で，「脱北者問題」を挙げた者の割合は40歳代，50歳代で，それぞれ高くなっている。（図２９，表１７－１，表１７－２，参考１，参考２）