2 調査結果の概要
4.木材の利用
(1) 木材の利用の意義について
国内の森林から生産される木材(間伐材を含む)を利用することが,森林の整備に役立つと思うか聞いたところ,「はい」と答えた者の割合が80.7%,「いいえ」と答えた者の割合が19.3%となっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「はい」と答えた者の割合は50歳代,70歳以上で,「いいえ」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図13,表13,参考)
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「はい」と答えた者の割合は50歳代,70歳以上で,「いいえ」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図13,表13,参考)
(2) 木造住宅か非木造住宅かの意向
仮に,今後,住宅を建てたり,買ったりする場合,どんな住宅を選びたいと思うか聞いたところ,「木造住宅(昔から日本にある在来工法のもの)」と答えた者の割合が61.6%,「木造住宅(ツーバイフォー工法など在来工法以外のもの)」と答えた者の割合が21.8%,「非木造住宅(鉄筋,鉄骨,コンクリート造りのもの)」と答えた者の割合が14.7%となっている。
都市規模別に見ると,「木造住宅(昔から日本にある在来工法のもの)」と答えた者の割合は小都市,町村で,「非木造住宅(鉄筋,鉄骨,コンクリート造りのもの)」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「木造住宅(ツーバイフォー工法など在来工法以外のもの)」と答えた者の割合は女性で,「非木造住宅(鉄筋,鉄骨,コンクリート造りのもの)」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「木造住宅(昔から日本にある在来工法のもの)」と答えた者の割合は50歳代から70歳以上で,「木造住宅(ツーバイフォー工法など在来工法以外のもの)」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「非木造住宅(鉄筋,鉄骨,コンクリート造りのもの)」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図14,表14,参考)
都市規模別に見ると,「木造住宅(昔から日本にある在来工法のもの)」と答えた者の割合は小都市,町村で,「非木造住宅(鉄筋,鉄骨,コンクリート造りのもの)」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「木造住宅(ツーバイフォー工法など在来工法以外のもの)」と答えた者の割合は女性で,「非木造住宅(鉄筋,鉄骨,コンクリート造りのもの)」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「木造住宅(昔から日本にある在来工法のもの)」と答えた者の割合は50歳代から70歳以上で,「木造住宅(ツーバイフォー工法など在来工法以外のもの)」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「非木造住宅(鉄筋,鉄骨,コンクリート造りのもの)」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図14,表14,参考)
ア 木材利用についての意向
仮に,今後,住宅を建てたり,買ったりする場合,木造住宅を選びたいとする者(1,523人)に,木造住宅を選ぶ時に、価格以外であなたが重視することを聞いたところ,「健康に配慮した材料が用いられていること」を挙げた者の割合が70.6%,「品質や性能が良く,耐久性に優れていること」を挙げた者の割合が67.6%と高く,以下,「国産材が用いられていること」(34.8%),「リサイクルしやすいなど環境に配慮した製品が用いられていること」(34.1%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
平成15年12月の調査と比較して見ると,「健康に配慮した材料が用いられていること」(66.1%→70.6%),「リサイクルしやすいなど環境に配慮した製品が用いられていること」(24.9%→34.1%)を挙げた者の割合が上昇し,「国産材が用いられていること」(40.8%→34.8%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「健康に配慮した材料が用いられていること」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「健康に配慮した材料が用いられていること」を挙げた者の割合は女性で,「国産材が用いられていること」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「健康に配慮した材料が用いられていること」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「品質や性能が良く,耐久性に優れていること」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「国産材が用いられていること」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,「リサイクルしやすいなど環境に配慮した製品が用いられていること」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図15,表15,参考)
平成15年12月の調査と比較して見ると,「健康に配慮した材料が用いられていること」(66.1%→70.6%),「リサイクルしやすいなど環境に配慮した製品が用いられていること」(24.9%→34.1%)を挙げた者の割合が上昇し,「国産材が用いられていること」(40.8%→34.8%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「健康に配慮した材料が用いられていること」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると,「健康に配慮した材料が用いられていること」を挙げた者の割合は女性で,「国産材が用いられていること」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「健康に配慮した材料が用いられていること」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「品質や性能が良く,耐久性に優れていること」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「国産材が用いられていること」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,「リサイクルしやすいなど環境に配慮した製品が用いられていること」を挙げた者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図15,表15,参考)
(3) 公共施設への木材の利用
国や市町村などの地方公共団体が公共施設や設備に木材を利用する場合はどのような施設が望ましいと思うか聞いたところ,「小学校や中学校の校舎などの学校施設」を挙げた者の割合が54.7%と最も高く,以下,「病院などの医療施設や老人ホームなどの福祉施設」(44.0%),「幼稚園等や公園にあるすべり台などの遊具」(37.9%)などの順となっている。(2つまでの複数回答,上位3項目)
平成15年12月の調査と比較して見ると,「小学校や中学校の校舎などの学校施設」(49.9%→54.7%)を挙げた者の割合が上昇し,「病院などの医療施設や老人ホームなどの福祉施設」(49.5%→44.0%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「幼稚園等や公園にあるすべり台などの遊具」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
年齢別に見ると,「小学校や中学校の校舎などの学校施設」を挙げた者の割合は40歳代で,「病院などの医療施設や老人ホームなどの福祉施設」を挙げた者の割合は70歳以上で,「幼稚園等や公園にあるすべり台などの遊具」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図16,表16,参考1,参考2)
平成15年12月の調査と比較して見ると,「小学校や中学校の校舎などの学校施設」(49.9%→54.7%)を挙げた者の割合が上昇し,「病院などの医療施設や老人ホームなどの福祉施設」(49.5%→44.0%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると,「幼稚園等や公園にあるすべり台などの遊具」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
年齢別に見ると,「小学校や中学校の校舎などの学校施設」を挙げた者の割合は40歳代で,「病院などの医療施設や老人ホームなどの福祉施設」を挙げた者の割合は70歳以上で,「幼稚園等や公園にあるすべり台などの遊具」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図16,表16,参考1,参考2)
(4)木質バイオマスの利活用方策
木質バイオマスの利活用について、今後、取り組むべき方策は何だと思うか聞いたところ,「紙やボード類の原料としての利活用の推進」を挙げた者の割合が57.7%と最も高く,以下,「燃やして発電する,またはボイラーで熱を利用するなどのエネルギー源としての利活用の推進」(47.6%),「燃料用エタノールに加工するなどの燃料としての利活用の推進」(45.2%),「細かくして堆肥や家畜の飼育舎に敷く敷料としての利活用の推進」(44.3%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「紙やボード類の原料としての利活用の推進」を挙げた者の割合は中都市で,「細かくして堆肥や家畜の飼育舎に敷く敷料としての利活用の推進」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「燃やして発電する,またはボイラーで熱を利用するなどのエネルギー源としての利活用の推進」,「細かくして堆肥や家畜の飼育舎に敷く敷料としての利活用の推進」を挙げた者の割合は女性で,「燃料用エタノールに加工するなどの燃料としての利活用の推進」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「燃やして発電する,またはボイラーで熱を利用するなどのエネルギー源としての利活用の推進」を挙げた者の割合は40歳代で,「細かくして堆肥や家畜の飼育舎に敷く敷料としての利活用の推進」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図17,表17,参考)
都市規模別に見ると,「紙やボード類の原料としての利活用の推進」を挙げた者の割合は中都市で,「細かくして堆肥や家畜の飼育舎に敷く敷料としての利活用の推進」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「燃やして発電する,またはボイラーで熱を利用するなどのエネルギー源としての利活用の推進」,「細かくして堆肥や家畜の飼育舎に敷く敷料としての利活用の推進」を挙げた者の割合は女性で,「燃料用エタノールに加工するなどの燃料としての利活用の推進」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「燃やして発電する,またはボイラーで熱を利用するなどのエネルギー源としての利活用の推進」を挙げた者の割合は40歳代で,「細かくして堆肥や家畜の飼育舎に敷く敷料としての利活用の推進」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。(図17,表17,参考)
目次 | 戻る | 次へ