2 調査結果の概要
1.インターネットの安全性に対する関心について
(1) インターネットの利用頻度
日常,仕事・私的利用を問わず,どのくらいの頻度でホームページの閲覧や電子メールの送受信といった,インターネットを利用しているか聞いたところ,「利用している」とする者の割合が44.7%(「ほぼ毎日」27.8%+「1週間に数回程度」9.1%+「1週間に1回程度」3.7%+「1ヶ月に1,2回程度」4.0%),「ほとんど利用していない」と答えた者の割合が8.0%,「全く利用していない」と答えた者の割合が47.3%となっている。
都市規模別に見ると,「利用している」とする者の割合は大都市,中都市で,「全く利用していない」と答えた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「利用している」とする者の割合は男性で,「全く利用していない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「利用している」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「全く利用していない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「利用している」とする者の割合は男性の20歳代から50歳代,女性の20歳代から40歳代で,「全く利用していない」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上,女性の50歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「利用している」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「ほとんど利用していない」と答えた者の割合は労務職で,「全く利用していない」と答えた者の割合は自営業主,家族従業者,主婦,その他の無職で,それぞれ高くなっている。(図1,表1,参考1,参考2)
都市規模別に見ると,「利用している」とする者の割合は大都市,中都市で,「全く利用していない」と答えた者の割合は小都市,町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「利用している」とする者の割合は男性で,「全く利用していない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「利用している」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「全く利用していない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「利用している」とする者の割合は男性の20歳代から50歳代,女性の20歳代から40歳代で,「全く利用していない」と答えた者の割合は男性の60歳代,70歳以上,女性の50歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「利用している」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「ほとんど利用していない」と答えた者の割合は労務職で,「全く利用していない」と答えた者の割合は自営業主,家族従業者,主婦,その他の無職で,それぞれ高くなっている。(図1,表1,参考1,参考2)
ア 今後のインターネット利用意思
インターネットを「ほとんど利用していない」,「全く利用していない」と答えた者(1,663人)に,今後インターネットを利用してみたいと考えているか聞いたところ,「今後利用したい」とする者の割合が27.0%(「利用してみたい」12.0%+「どちらかといえば利用してみたい」15.0%),「今後利用予定はない」とする者の割合が71.8%(「どちらかといえば利用する予定はない」9.1%+「利用する予定はない」62.7%)となっている。
都市規模別に見ると,「今後利用したい」とする者の割合は大都市で,「今後利用予定はない」とする者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「今後利用したい」とする者の割合は20歳代から50歳代で,「今後利用予定はない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図2,表2)
都市規模別に見ると,「今後利用したい」とする者の割合は大都市で,「今後利用予定はない」とする者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「今後利用したい」とする者の割合は20歳代から50歳代で,「今後利用予定はない」とする者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図2,表2)
(2) インターネット利用に対する不安感
インターネットを利用することについて不安はあるか聞いたところ,「不安がある」とする者の割合が45.4%(「不安がある」19.6%+「どちらかといえば不安がある」25.8%),「不安はない」とする者の割合が36.3%(「どちらかといえば不安はない」11.1%+「不安はない」25.2%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が18.3%となっている。
性別に見ると,「不安がある」とする者の割合は女性で,「不安はない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「不安がある」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「不安はない」とする者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「不安がある」とする者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「不安はない」とする者の割合は男性の20歳代から50歳代,女性の20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「不安はない」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図3,表3)
性別に見ると,「不安がある」とする者の割合は女性で,「不安はない」とする者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「不安がある」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「不安はない」とする者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「不安がある」とする者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「不安はない」とする者の割合は男性の20歳代から50歳代,女性の20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「不安はない」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図3,表3)
ア インターネット利用で不安に感じるもの
インターネットを利用することについて「不安がある」,「どちらかといえば不安がある」,「どちらかといえば不安はない」と答えた者(1,698人)に,インターネットを利用することで不安に感じるものは何か聞いたところ,「コンピュータウイルス感染による個人情報の流出」を挙げた者の割合が66.5%と最も高く,以下,「暗証番号(パスワード)などを無断で他の人に利用される不正アクセス」(52.1%),「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」(50.5%),「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」(47.7%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
都市規模別に見ると,「暗証番号(パスワード)などを無断で他の人に利用される不正アクセス」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」を挙げた者の割合は女性で,「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「コンピュータウイルス感染による個人情報の流出」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「コンピュータウイルス感染による個人情報の流出」を挙げた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代で,「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」を挙げた者の割合は男性の40歳代,女性の20歳代から40歳代で,「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」を挙げた者の割合は男性の20歳代から50歳代,女性の30歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「コンピュータウイルス感染による個人情報の流出」,「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」を挙げた者の割合は労務職で,それぞれ高くなっている。(図4,表4)
都市規模別に見ると,「暗証番号(パスワード)などを無断で他の人に利用される不正アクセス」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」を挙げた者の割合は女性で,「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「コンピュータウイルス感染による個人情報の流出」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「コンピュータウイルス感染による個人情報の流出」を挙げた者の割合は男性の20歳代から40歳代,女性の20歳代で,「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」を挙げた者の割合は男性の40歳代,女性の20歳代から40歳代で,「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」を挙げた者の割合は男性の20歳代から50歳代,女性の30歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「コンピュータウイルス感染による個人情報の流出」,「コンピュータウイルス感染によるデータの破壊」を挙げた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求」を挙げた者の割合は労務職で,それぞれ高くなっている。(図4,表4)
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