2 調査結果の概要
1.男女の地位に関する意識について
(1) 各分野の男女の地位の平等感
次のそれぞれの分野で男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「平等」と答えた者の割合が,「学校教育の場」で63.4%,「家庭生活」で42.0%,「法律や制度の上」で39.5%,「職場」で23.9%,「政治の場」で23.2%,「社会通念・慣習・しきたりなど」で20.2%となっている。(図1)
ア 家庭生活における男女の地位の平等感
家庭生活において男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が48.2%(「男性の方が非常に優遇されている」8.4%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」39.8%),「平等」と答えた者の割合が42.0%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が7.5%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」6.5%+「女性の方が非常に優遇されている」1.1%)となっている。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は40歳代から60歳代で,「平等」と答えた者の割合は20歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から60歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の20歳代から40歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「平等」と答えた者の割合は学生・その他の無職で高くなっている。(図2,表1−1,表1−2)
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は40歳代から60歳代で,「平等」と答えた者の割合は20歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から60歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の20歳代から40歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「平等」と答えた者の割合は学生・その他の無職で高くなっている。(図2,表1−1,表1−2)
イ 職場における男女の地位の平等感
職場において男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が60.9%(「男性の方が非常に優遇されている」15.7%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」45.2%),「平等」と答えた者の割合が23.9%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が4.5%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」3.8%+「女性の方が非常に優遇されている」0.7%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が10.7%となっている。
都市規模別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の50歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で,「平等」と答えた者の割合は自営業主,管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図3,表2−1,表2−2)
都市規模別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の50歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で,「平等」と答えた者の割合は自営業主,管理・専門技術・事務職で,それぞれ高くなっている。(図3,表2−1,表2−2)
ウ 学校教育の場における男女の地位の平等感
学校教育の場において男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が15.1%(「男性の方が非常に優遇されている」2.3%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」12.8%),「平等」と答えた者の割合が63.4%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が4.3%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」3.8%+「女性の方が非常に優遇されている」0.4%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が17.2%となっている。
前回の調査結果(平成16年11月調査をいう。以下同じ。)と比較してみると,「平等」(66.8%→63.4%)と答えた者の割合が低下している。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は60歳代で,「平等」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の60歳代で,「平等」と答えた者の割合は女性の20歳代から40歳代,男性の20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「平等」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図4,表3−1表3−2)
前回の調査結果(平成16年11月調査をいう。以下同じ。)と比較してみると,「平等」(66.8%→63.4%)と答えた者の割合が低下している。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は60歳代で,「平等」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の60歳代で,「平等」と答えた者の割合は女性の20歳代から40歳代,男性の20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「平等」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で高くなっている。(図4,表3−1表3−2)
エ 政治の場における男女の地位の平等感
政治の場において男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が67.9%(「男性の方が非常に優遇されている」22.6%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」45.3%),「平等」と答えた者の割合が23.2%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が2.9%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」2.6%+「女性の方が非常に優遇されている」0.3%)となっている。
前回の調査結果と比較してみると,「男性の方が優遇されている」(72.0%→67.9%)とする者の割合が低下し,「平等」(19.7%→23.2%)と答えた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「平等」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「平等」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は女性の70歳以上,男性の40歳代,60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「平等」と答えた者の割合は自営業主,学生・その他の無職で高くなっている。(図5,表4−1,表4−2)
前回の調査結果と比較してみると,「男性の方が優遇されている」(72.0%→67.9%)とする者の割合が低下し,「平等」(19.7%→23.2%)と答えた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると,「平等」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「平等」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は女性の70歳以上,男性の40歳代,60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「平等」と答えた者の割合は自営業主,学生・その他の無職で高くなっている。(図5,表4−1,表4−2)
オ 法律や制度の上での男女の地位の平等感
法律や制度の上において男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が46.3%(「男性の方が非常に優遇されている」10.6%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」35.8%),「平等」と答えた者の割合が39.5%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が5.1%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」4.4%+「女性の方が非常に優遇されている」0.7%)となっている。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から60歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の40歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は労務職で,「平等」と答えた者の割合は自営業主で,それぞれ高くなっている。(図6,表5−1,表5−2)
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から60歳代で,「平等」と答えた者の割合は男性の40歳代から70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は労務職で,「平等」と答えた者の割合は自営業主で,それぞれ高くなっている。(図6,表5−1,表5−2)
カ 社会通念・慣習・しきたりなどにおける男女の地位の平等感
社会通念・慣習・しきたりなどにおいて男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が72.3%(「男性の方が非常に優遇されている」20.0%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」52.3%),「平等」と答えた者の割合が20.2%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が3.2%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」2.7%+「女性の方が非常に優遇されている」0.5%)となっている。
前回の調査結果と比較してみると,「男性の方が優遇されている」(74.7%→72.3%)とする者の割合が低下し,「平等」(17.2%→20.2%)と答えた者の割合が上昇している。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は女性の70歳以上,男性の20歳代,60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「平等」と答えた者の割合は学生・その他の無職で,それぞれ高くなっている。(図7,表6−1,表6−2)
前回の調査結果と比較してみると,「男性の方が優遇されている」(74.7%→72.3%)とする者の割合が低下し,「平等」(17.2%→20.2%)と答えた者の割合が上昇している。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は女性の70歳以上,男性の20歳代,60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は管理・専門技術・事務職で,「平等」と答えた者の割合は学生・その他の無職で,それぞれ高くなっている。(図7,表6−1,表6−2)
(2) 社会全体における男女の地位の平等感
社会全体でみた場合には,男女の地位は平等になっていると思うか聞いたところ,「男性の方が優遇されている」とする者の割合が73.2%(「男性の方が非常に優遇されている」11.4%+「どちらかといえば男性の方が優遇されている」61.8%),「平等」と答えた者の割合が20.9%,「女性の方が優遇されている」とする者の割合が4.2%(「どちらかといえば女性の方が優遇されている」3.8%+「女性の方が非常に優遇されている」0.4%)となっている。
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の 割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から60歳代で高くなっている。
職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は管理・専門技術・事務職,主婦・主夫で高くなっている。(図8,表7−1,表7−2)
性別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性で,「平等」と答えた者の 割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は30歳代から50歳代で,「平等」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は女性の30歳代から60歳代で高くなっている。
職業別に見ると,「男性の方が優遇されている」とする者の割合は管理・専門技術・事務職,主婦・主夫で高くなっている。(図8,表7−1,表7−2)
(3) 男女があらゆる分野で平等になるために重要なこと
今後,男女が社会のあらゆる分野でもっと平等になるために最も重要と思うことは何か聞いたところ,「法律や制度の上での見直しを行い,性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合が13.4%,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」と答えた者の割合が23.8%,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」と答えた者の割合が23.1%,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合が18.8%,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合が11.4%となっている。
前回の調査結果と比較してみると,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」(28.6%→23.8%)と答えた者の割合が低下し,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」(14.6%→18.8%)と答えた者の割合が上昇している。
性別に見ると,「法律や制度の上での見直しを行い,性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合は男性で,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合は女性で,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「法律や制度の上での見直しを行い,性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合は30歳代で,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」と答えた者の割合は40歳代で,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「法律や制度の上での見直しを行い,性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合は男性の20歳代から40歳代で,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」と答えた者の割合は女性の40歳代で,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」と答えた者の割合は女性の50歳代,60歳代で,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合は男性の40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「法律や制度の上での見直しを行い,性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合は労務職で,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」と答えた者の割合は家族従業者,主婦・主夫で,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合は労務職で,それぞれ高くなっている。(図9,表8−1,表8−2,参考)
前回の調査結果と比較してみると,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」(28.6%→23.8%)と答えた者の割合が低下し,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」(14.6%→18.8%)と答えた者の割合が上昇している。
性別に見ると,「法律や制度の上での見直しを行い,性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合は男性で,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合は女性で,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「法律や制度の上での見直しを行い,性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合は30歳代で,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」と答えた者の割合は40歳代で,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」と答えた者の割合は50歳代,60歳代で,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると,「法律や制度の上での見直しを行い,性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合は男性の20歳代から40歳代で,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」と答えた者の割合は女性の40歳代で,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」と答えた者の割合は女性の50歳代,60歳代で,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合は女性の20歳代から50歳代で,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合は男性の40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。
職業別に見ると,「法律や制度の上での見直しを行い,性差別につながるものを改めること」と答えた者の割合は労務職で,「女性を取り巻く様々な偏見,固定的な社会通念,慣習・しきたりを改めること」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職で,「女性自身が経済力をつけたり,知識・技術を習得するなど,積極的に力の向上を図ること」と答えた者の割合は家族従業者,主婦・主夫で,「女性の就業,社会参加を支援する施設やサービスの充実を図ること」と答えた者の割合は管理・専門技術・事務職,労務職で,「政府や企業などの重要な役職に一定の割合で女性を登用する制度を採用・充実すること」と答えた者の割合は労務職で,それぞれ高くなっている。(図9,表8−1,表8−2,参考)
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