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2ページ目-社会資本の整備に関する世論調査(平成16年6月調査)

2004年8月23日掲載

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2 調査結果の概要


1 居住地周辺における社会資本の整備状況についての評価

 (1)住宅周辺の道路の満足度
 住宅周辺の道路の状態について一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が47.6%,「不満がある」と答えた者の割合が50.9%となっている。
 前回の調査結果(平成10年6月調査をいう,以下同じ)と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は70歳以上で,「不満がある」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。 (図1,表1

  ア 住宅周辺の道路の不満な点
 住宅周辺の道路の状態について「不満がある」と答えた者(1,087人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「車道がせまい」を挙げた者の割合が58.0%と最も高く,以下,「歩行者(高齢者,障害者なども含む)が安全に歩けない」(40.3%),「違法駐車や放置自転車が多い」(21.5%),「夜間照明や信号機,標識が足りない」(21.3%)などの順となっている。なお,「その他」と答えた者の割合が13.7%となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「歩行者(高齢者,障害者なども含む)が安全に歩けない」,「違法駐車や放置自転車が多い」を挙げた者の割合は大都市で,「夜間照明や信号機,標識が足りない」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「車道がせまい」を挙げた者の割合は男性で,「夜間照明や信号機,標識が足りない」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「歩行者(高齢者,障害者なども含む)が安全に歩けない」,「違法駐車や放置自転車が多い」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。 (図2,表2,参考表1,参考表2

 (2)国道などの幹線道路の満足度  
 国道などの幹線道路については一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が54.9%,「不満がある」と答えた者の割合が36.5%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「(一応)満足している」(59.3%→54.9%)と答えた者の割合が低下し,「不満がある」(33.3%→36.5%)と答えた者の割合が上昇している。
 性別に見ると,「不満がある」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は70歳以上で,「不満がある」と答えた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。 (図3,表3

  ア 国道などの幹線道路の不満な点
 国道などの幹線道路について「不満がある」と答えた者(779人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「渋滞する」を挙げた者の割合が58.9%と最も高く,以下,「車道がせまい」(25.5%),「歩行者(高齢者,障害者なども含む)が安全に歩けない」(24.3%),「掘り返しなどの路上工事が多い」(23.2%),「車の騒音・振動や排気ガスが気になる」(18.9%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 都市規模別に見ると,「渋滞する」を挙げた者の割合は中都市(1),中都市(2)で,「歩行者(高齢者,障害者なども含む)が安全に歩けない」を挙げた者の割合は町村で,「掘り返しなどの路上工事が多い」を挙げた者の割合は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「渋滞する」を挙げた者の割合は男性で,「車の騒音・振動や排気ガスが気になる」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「渋滞する」を挙げた者の割合は30歳代で高くなっている。 (図4,表4,参考表1,参考表2

 (3)バスや路面電車の満足度
 このあたりのバスや路面電車については一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が44.0%,「不満がある」と答えた者の割合が35.4%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が20.6%となっている。
 都市規模別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は大都市,中都市(1)で,「不満がある」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「不満がある」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。 (図5,表5

  ア バスや路面電車の不満な点
 このあたりのバスや路面電車について「不満がある」と答えた者(756人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「運行回数が少ない(待ち時間が長い)」を挙げた者の割合が56.3%と最も高く,以下,「路線が不便だ(駅や停留所まで遠い,接続が悪い)」(40.3%)などの順となっている。(複数回答,上位2項目)
 都市規模別に見ると,「運行回数が少ない(待ち時間が長い)」を挙げた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。 (図6,表6,参考表

 (4)JRや私鉄・地下鉄の満足度
 JRや私鉄・地下鉄などについては一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が55.9%,「不満がある」と答えた者の割合が26.7%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が17.4%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「不満がある」(23.3%→26.7%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は大都市で,「不満がある」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は60歳代で,「不満がある」と答えた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。 (図7,表7

  ア JRや私鉄・地下鉄の不満な点
 JRや私鉄・地下鉄などについて「不満がある」と答えた者(571人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「路線が不便だ(駅まで遠い,接続が悪い)」を挙げた者の割合が39.8%と最も高く,以下,「運行回数が少ない(待ち時間が長い)」(32.0%),「料金が高い」(27.7%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「路線が不便だ(駅まで遠い,接続が悪い)」,「運行回数が少ない(待ち時間が長い)」を挙げた者の割合は町村で,「料金が高い」を挙げた者の割合は中都市(2)で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「運行回数が少ない(待ち時間が長い)」を挙げた者の割合は40歳代で高くなっている。 (図8,表8,参考表

 (5)教育・社会教育関係の施設の満足度
 教育・社会教育関係の施設に関するカードAを提示した上で,教育・社会教育関係の施設や設備については一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が62.1%,「不満がある」と答えた者の割合が22.9%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が15.0%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな差異は見られない。
 都市規模別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「不満がある」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。 (図9,表9,参考表1,参考表2

  ア 教育・社会教育関係の不満に感じている施設
 教育・社会教育関係の施設や設備について「不満がある」と答えた者(489人)に,一番不満に感じている施設は何か聞いたところ,「図書館」と答えた者の割合が25.2%,「小・中学校」と答えた者の割合が14.7%,「公民館,婦人会館,青少年会館」と答えた者の割合が13.3%,「生涯学習施設」と答えた者の割合が11.9%,「幼稚園」と答えた者の割合が10.0%,「博物館,美術館」と答えた者の割合が9.2%,「高等学校など」と答えた者の割合が6.3%,「大学」と答えた者の割合が4.5%となっている。
 都市規模別に見ると,「小・中学校」と答えた者の割合は中都市(2)で高くなっている。
 性別に見ると,「小・中学校」,「公民館,婦人会館,青少年会館」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「小・中学校」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,「幼稚園」と答えた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。 (図10,表10,参考表

  イ 教育・社会教育関係の施設の不満な点
 教育・社会教育関係の施設や設備について「不満がある」と答えた者(489人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「施設が足りない(あるいはない)」を挙げた者の割合が51.3%と最も高く,以下,「遠い」(34.2%),「設備や内容が悪い」(26.8%),「利用できる時間が短い」(12.7%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,「施設が足りない(あるいはない)」を挙げた者の割合は男性で,「設備や内容が悪い」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「設備や内容が悪い」を挙げた者の割合は40歳代で高くなっている。 (図11,表11,参考表

 (6)福祉・厚生関係施設の満足度
 このあたりの福祉・厚生関係の施設や設備については一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が56.4%,「不満がある」と答えた者の割合が27.4%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が16.2%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「不満がある」(35.1%→27.4%)と答えた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「不満がある」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は70歳以上で,「不満がある」と答えた者の割合は40歳代で,それぞれ高くなっている。 (図12,表12

  ア 福祉・厚生関係の不満に感じている施設
 このあたりの福祉・厚生関係の施設や設備について「不満がある」と答えた者(585人)に,一番不満に感じている施設は何か聞いたところ,「病院,診療所」と答えた者の割合が56.8%,「高齢者のための施設(老人ホーム,デイサービスやショートステイなどの実施施設など)」と答えた者の割合が21.9%,「保育所」と答えた者の割合が7.4%,「障害者施設」と答えた者の割合が6.2%,「保健所」と答えた者の割合が5.6%となっている。
 都市規模別に見ると,「病院,診療所」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「高齢者のための施設(老人ホーム,デイサービスやショートステイなどの実施施設など)」と答えた者の割合は60歳代で高くなっている。 (図13,表13,参考表

  イ 福祉・厚生関係施設の不満な点
 このあたりの福祉・厚生関係の施設や設備について「不満がある」と答えた者(585人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「施設が足りない(あるいはない)」を挙げた者の割合が60.2%と最も高く,以下,「遠い」(36.6%),「設備や内容が悪い」(19.3%),「利用できる時間が短い」(12.5%)などの順となっている。(複数回答)
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「利用できる時間が短い」を挙げた者の割合は40歳代で高くなっている。 (図14,表14,参考表

 (7)公園などの施設の満足度
 公園やレクリエーション関係の施設に関するカードBを提示した上で,このあたりの公園やレクリエーション関係の施設や設備については一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が59.2%,「不満がある」と答えた者の割合が31.5%となっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は50歳代,70歳以上で,「不満がある」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。 (図15,表15

  ア 公園などの不満に感じている施設
 このあたりの公園やレクリエーション関係の施設や設備について「不満がある」と答えた者(673人)に,一番不満に感じている施設は何か聞いたところ,「公園・緑地」と答えた者の割合が46.5%,「スポーツ施設(体育館,プールなど)」と答えた者の割合が24.7%,「レクリエーション施設(キャンプ場などの野外活動施設,温泉施設など)」と答えた者の割合が14.1%,「児童遊園地」と答えた者の割合が12.8%となっている。
 都市規模別に見ると,「スポーツ施設(体育館,プールなど)」と答えた者の割合は中都市(1)で,「レクリエーション施設(キャンプ場などの野外活動施設,温泉施設など)」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「児童遊園地」と答えた者の割合は40歳代で高くなっている。 (図16,表16,参考表1,参考表2

  イ 公園などの施設の不満な点
 このあたりの公園やレクリエーション関係の施設や設備について「不満がある」と答えた者(673人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「施設が足りない(あるいはない)」を挙げた者の割合が67.9%と最も高く,以下,「遠い」(27.2%),「設備や内容が悪い」(25.1%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 都市規模別に見ると,「施設が足りない(あるいはない)」を挙げた者の割合は小都市,町村で,「設備や内容が悪い」を挙げた者の割合は中都市(2)で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「施設が足りない(あるいはない)」を挙げた者の割合は男性で,「設備や内容が悪い」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「設備や内容が悪い」を挙げた者の割合は30歳代で高くなっている。 (図17,表17,参考表

 (8)住宅の満足度
 今,住んでいる「住宅」については一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が75.3%,「不満がある」と答えた者の割合が24.0%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「(一応)満足している」(79.3%→75.3%)と答えた者の割合が低下し,「不満がある」(20.2%→24.0%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は70歳以上で,「不満がある」と答えた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。 (図18,表18

  ア 住宅の不満な点
 今,住んでいる「住宅」について「不満がある」と答えた者(513人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「建物が古い」を挙げた者の割合が45.2%,「狭い」を挙げた者の割合が38.6%などの順となっている。(複数回答,上位2項目)
 都市規模別に見ると,「建物が古い」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,「狭い」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「建物が古い」を挙げた者の割合は60歳代で高くなっている。 (図19,表19,参考表

 (9)汚水の処理及び雨水の排除の満足度
 汚水の処理及び雨水の排除については一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が77.8%,「不満がある」と答えた者の割合が17.8%となっている。
 前回の調査結果と比較してみると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は大都市,中都市(1)で,「不満がある」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は70歳以上で,「不満がある」と答えた者の割合は60歳代で,それぞれ高くなっている。 (図20,表20

  ア 汚水の処理及び雨水の排除の不満な点
 汚水の処理及び雨水の排除について「不満がある」と答えた者(380人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「雨水の排水が悪い(あふれる)」を挙げた者の割合が48.9%と最も高く,以下,「水洗トイレを作りたいが下水道などがない」(35.3%),「側溝から悪臭がする」(31.1%)などの順となっている。なお,「その他」を挙げた者の割合が11.3%となっている。(複数回答)
 性別に見ると,大きな差異は見られない。 (図21,表21,参考表

 (10)廃棄物処理施設の満足度
 家庭から出るゴミなどいわゆる廃棄物について,これらを処理する施設には,一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が76.6%,「不満がある」と答えた者の割合が13.4%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が10.0%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「不満がある」(17.1%→13.4%)と答えた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「不満がある」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は70歳以上で,「不満がある」と答えた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。 (図22,表22

  ア 廃棄物処理施設の不満な点
 家庭から出るゴミなどいわゆる廃棄物について「不満がある」と答えた者(286人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「リサイクル施設が足りない(あるいはない)」を挙げた者の割合が33.9%,「施設(あるいは施設の能力)が足りない」を挙げた者の割合が31.8%,「生活環境への影響に不安がある」を挙げた者の割合が28.7%と高く,以下,「施設の安全性に不安がある」(11.9%)などの順となっている。なお,「その他」と答えた者の割合が22.0%となっている。(複数回答)
 性別に見ると,「施設(あるいは施設の能力)が足りない」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。 (図23,表23

 (11)海,川,湖や沼の環境の満足度
 このあたりの海,川,湖や沼の環境については,一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が48.1%,「不満がある」と答えた者の割合が26.5%,「近くにない」と答えた者の割合が19.1%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「(一応)満足している」(53.2%→48.1%)と答えた者の割合が低下し,「近くにない」(15.6%→19.1%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は小都市,町村で,「不満がある」と答えた者の割合は小都市で,「近くにない」と答えた者の割合は大都市,中都市(2)で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「不満がある」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は70歳以上で,「近くにない」と答えた者の割合は60歳代で,高くなっている。 (図24,表24,参考表1,参考表2

  ア 海,川,湖や沼の環境の不満な点
 このあたりの海,川,湖や沼の環境について「不満がある」と答えた者(566人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「水質の汚染や悪臭がひどい」を挙げた者の割合が68.2%と最も高く,以下,「美観が損なわれている」(34.3%),「魚や水鳥が少なくなった」(25.8%),「レクリエーションや散歩などの場として十分な活用ができない」(20.0%)などの順となっている。なお,「その他」と答えた者の割合が11.8%となっている。(複数回答)
 都市規模別に見ると,「魚や水鳥が少なくなった」を挙げた者の割合は中都市(2)で高くなっている。
 性別に見ると,「魚や水鳥が少なくなった」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。 (図25,表25,参考表1,参考表2,参考表3

 (12)防災施設の満足度
 このあたりの地震や火災や風水害の時に必要となる避難地(場所)や避難経路等の防災施設については,一応満足しているか聞いたところ,「(一応)満足している」と答えた者の割合が55.4%,「不満がある」と答えた者の割合が15.3%,「避難地(場所)又は避難経路を知らない」と答えた者の割合が23.1%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「避難地(場所)又は避難経路を知らない」(18.4%→23.1%)と答えた者の割合が上昇している。
 都市規模別に見ると,「不満がある」と答えた者の割合は大都市で,「避難地(場所)又は避難経路を知らない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「(一応)満足している」と答えた者の割合は50歳代で,「不満がある」と答えた者の割合は60歳代で,「避難地(場所)又は避難経路を知らない」と答えた者の割合は20歳代で,それぞれ高くなっている。 (図26,表26,参考表

  ア 防災施設の不満な点
 このあたりの地震や火災や風水害の時に必要となる避難地(場所)や避難経路等の防災施設について「不満がある」と答えた者(326人)に,特に不満に感じていることは何か聞いたところ,「避難地(場所)が遠い」を挙げた者の割合が51.2%と最も高く,以下,「避難地(場所)又は避難経路の周知が徹底されていない」(34.0%)などの順となっている。(複数回答,上位2項目) (図27,表27,参考表


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