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5ページ目-体力・スポーツに関する世論調査(平成16年2月調査)

2004年4月26日掲載

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2 調査結果の概要


4 地域社会におけるスポーツに関する意識について

 (1)公共スポーツ施設についての要望
 市町村立体育館,プール,テニスコートなどの公共スポーツ施設について,何か望むことがあるか聞いたところ,望むことについて何らかの選択肢を挙げた者(以下『「望むことがある」とする者』という。)の割合が57.0%,「特にない」と答えた者の割合が37.5%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「特にない」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
 性別に見ると,「特にない」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「望むことがある」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「特にない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 次に,市町村立体育館,プール,テニスコートなどの公共スポーツ施設に望むことについては, 「身近で利用できるよう,施設数の増加」を挙げた者の割合が29.3%と最も高く,以下, 「利用時間帯の拡大(早朝,夜間など)」(18.2%)「初心者向けのスポーツ教室やスポーツ行事の充実」(16.2%),「利用手続き,料金の支払い方法などの簡略化」(15.9%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「身近で利用できるよう,施設数の増加」,「利用時間帯の拡大(早朝,夜間など)」,「利用手続き,料金の支払い方法などの簡略化」を挙げた者の割合は大都市で,「初心者向けのスポーツ教室やスポーツ行事の充実」を挙げた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。(図22
 性別に見ると,「利用時間帯の拡大(早朝,夜間など)」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると, 「身近で利用できるよう,施設数の増加」,「利用時間帯の拡大(早朝,夜間など)」,「利用手続き,料金の支払い方法などの簡略化」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「初心者向けのスポーツ教室やスポーツ行事の充実」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,それぞれ高くなっている。(表21

 (2)都市型の民間スポーツ施設についての要望
 フィットネスクラブ,スイミングクラブ,テニスクラブ,ゴルフ練習場などの都市型の民間スポーツ施設について,何か望むことがあるか聞いたところ,望むことについて何らかの選択肢を挙げた者(以下『「望むことがある」とする者』という。)の割合が50.9%,「特にない」と答えた者の割合が41.8%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,「望むことがある」(47.4%→50.9%)とする者の割合が上昇し,「特にない」(47.2%→41.8%)と答えた者の割合が低下している。
 都市規模別に見ると,「望むことがある」とする者の割合は大都市で,「特にない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「特にない」と答えた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると,「望むことがある」とする者の割合は20歳代から40歳代で,「特にない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。
 次に,フィットネスクラブ,スイミングクラブ,テニスクラブ,ゴルフ練習場などの都市型の民間スポーツ施設に望むことについては,「利用料金が安くなること」を挙げた者の割合が40.9%と最も高く,以下,「身近で利用できるよう,施設数の増加」(20.5%)などの順となっている。(複数回答,上位2項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「利用料金が安くなること」(37.9%→40.9%),「身近で利用できるよう,施設数の増加」(17.4%→20.5%)を挙げた者の割合がそれぞれ上昇している。(図23
 都市規模別に見ると,「利用料金が安くなること」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,「身近で利用できるよう,施設数の増加」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「利用料金が安くなること」,「身近で利用できるよう,施設数の増加」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(表22

 (3)今の子どものスポーツ環境の変化
 自分の子どものときと比較して,今の子どものスポーツや外遊びの環境はどのようになったと感じるか聞いたところ,「よくなった」とする者の割合が21.5%(「よくなった」9.6%+「どちらかといえばよくなった」11.9%),「変わらない」と答えた者の割合が7.4%,「悪くなった」とする者の割合が64.1%(「どちらかといえば悪くなった」36.3%+「悪くなった」27.8%)となっている。
 都市規模別に見ると,「悪くなった」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「よくなった」とする者の割合は50歳代,60歳代で,「悪くなった」とする者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図24,表23

  ア 変化したところ
 自分の子どものときと比較して,今の子どものスポーツや外遊びの環境は「悪くなった」とする者(1,352人)に,それはどのようなところか聞いたところ,「子どもが自由に遊べる空き地や生活道路が少なくなった」を挙げた者の割合が69.4%と最も高く,以下,「スポーツや外遊びができる時間が少なくなった」(51.6%),「スポーツや外遊びをする仲間(友達)が少ない」(41.6%),「親子でスポーツに親しむ機会が少ない」(16.6%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 都市規模別に見ると,「子どもが自由に遊べる空き地や生活道路が少なくなった」は中都市で,「スポーツや外遊びをする仲間(友達)が少ない」は町村で,「親子でスポーツに親しむ機会が少ない」は小都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図25,表24

 (4)クラブ・同好会への加入状況
 運動やスポーツのクラブや同好会に加入しているか聞いたところ,「加入している」と答えた者の割合が15.8%,「加入していない」と答えた者の割合が84.2%となっている。
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「加入していない」と答えた者の割合は小都市で高くなっている。
 性別に見ると,「加入している」と答えた者の割合は男性で,「加入していない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「加入している」と答えた者の割合は20歳代で,「加入していない」と答えた者の割合は70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図26,表25

  ア 加入しているクラブ・同好会の形態
 運動やスポーツのクラブや同好会に「加入している」と答えた者(333人)に,どのようなクラブや同好会か聞いたところ,「おおむね同じ市町村内の人が加入している地域のクラブや同好会(総合型地域スポーツクラブを含む)」を挙げた者の割合が53.8%と最も高く,以下,「民間スポーツ施設などが開設している会員制のクラブ」(18.3%),「職場のクラブや同好会」(17.1%)などの順となっている。(複数回答,上位3項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 性別に見ると,「おおむね同じ市町村内の人が加入している地域のクラブや同好会(総合型地域スポーツクラブを含む)」,「民間スポーツ施設などが開設している会員制のクラブ」を挙げた者の割合は女性で,「職場のクラブや同好会」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図27,表26

  イ クラブ・同好会で行っている運動・スポーツの種目
 運動やスポーツのクラブや同好会に「加入している」と答えた者(333人)に,そのクラブや同好会で行っている運動・スポーツを聞いたところ,「野球」(12.0%),「ダンス(フォークダンス,ジャズダンス,社交ダンス,エアロビックダンス,民謡踊りを含む)」(11.1%),「体操(ラジオ体操,職場体操,美容体操,エアロビクス体操,縄跳びを含む)」(9.6%),「バレーボール」(9.6%),「ゴルフ」(8.1%)などが上位に挙げられている。(複数回答,図28
 性別に見ると,男性では「野球」,「ゴルフ」,「ソフトボール」,「ゲートボール,グラウンドゴルフ」,「テニス」などが,女性では「ダンス(フォークダンス,ジャズダンス,社交ダンス,エアロビックダンス,民謡踊りを含む)」,「体操(ラジオ体操,職場体操,美容体操,エアロビクス体操,縄跳びを含む)」,「バレーボール」,「水泳」,「テニス」などが,それぞれ上位に挙げられている。(表27

  ウ クラブ・同好会に加入した動機
 運動やスポーツのクラブや同好会に「加入している」と答えた者(333人)に,そのクラブや同好会に加入した動機を聞いたところ,「健康・体力つくりのため」を挙げた者の割合が58.3%,「親睦のため(仲間ができるから)」を挙げた者の割合が47.4%と高く,以下,「好きなスポーツ活動ができるから」(37.2%),「地域の人達と交流できるから」(28.5%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 性別に見ると,「健康・体力つくりのため」,「地域の人達と交流できるから」を挙げた者の割合は女性で,「好きなスポーツ活動ができるから」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(図29,表28,参考表

  エ 今後の加入意向
 運動やスポーツのクラブや同好会に「加入していない」と答えた者(1,776人)に,自分の好きな運動やスポーツのクラブ,同好会があれば,加入したいと思うか聞いたところ,「加入したいと思う」と答えた者の割合が23.2%,「加入したいとは思わない」と答えた者の割合が66.4%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が10.4%となっている。
 前回の結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「加入したいと思う」と答えた者の割合は20歳代,40歳代で,「加入したいと思わない」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図30,表29

  オ 加入したいクラブ・同好会の形態
 運動やスポーツのクラブや同好会に「加入していない」と答えた者で,自分の好きな運動やスポーツのクラブ,同好会があれば,「加入したいと思う」と答えた者(412人)に,どのようなクラブや同好会か聞いたところ,「おおむね同じ市町村内の人が加入している地域のクラブや同好会(総合型地域スポーツクラブを含む)」を挙げた者の割合が57.5%と最も高く,以下,「民間スポーツ施設などが開設している会員制のクラブ」(25.2%),「おおむね同じ県内の人が加入しているクラブや同好会」(14.3%),「職場のクラブや同好会」(12.6%)などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
 前回の結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。(図31,表30

 (5)地域におけるスポーツ振興の効果
 地域におけるスポーツ振興に,どのような効果を期待するか聞いたところ,効果について何らかの選択肢を挙げた者(以下,『「効果を期待する」とする者』という。)の割合が83.3%,「効果はない」と答えた者の割合が4.6%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が12.1%となっている。
 前回の結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
 都市規模別に見ると,「効果を期待する」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると,大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると,「効果を期待する」とする者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。
 次に,地域におけるスポーツ振興に期待する効果については,「高齢者の生きがいづくり」を挙げた者の割合が34.2%と最も高く,以下,「親子や家族の交流」(26.4%),「地域のコミュニティの形成・活性化」(26.0%),「余暇時間の有効活用」(23.1%),「子どもの体力づくり」(23.1%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
 前回の調査結果と比較して見ると,「地域のコミュニティの形成・活性化」(29.0%→26.0%),「余暇時間の有効活用」(28.1%→23.1%)を挙げた者の割合がそれぞれ低下している。
 都市規模別に見ると,「余暇時間の有効活用」,「子どもの体力づくり」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
 性別に見ると,「高齢者の生きがいづくり」を挙げた者の割合は女性で,「地域のコミュニティの形成・活性化」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると,「高齢者の生きがいづくり」を挙げた者の割合は60歳代,70歳以上で,「親子や家族の交流」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「地域のコミュニティの形成・活性化」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「余暇時間の有効活用」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「子どもの体力づくり」を挙げた者の割合は30歳代で,それぞれ高くなっている。(図32,表31


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