2 調査結果の概要
1.災害に関する意識について
(1) 災害による被害体験 今まで災害によって被害を受けたり,身近に危険を感じたことはあるか聞いたところ,「台風」を挙げた者の割合が23.0%と最も高く,以下,「地震」(16.6%)などの順となっている。
なお,「被害や危険を感じたことはない」と答えた者の割合が55.0%となっている。(複数回答,図1)
都市規模別に見ると,「台風」を挙げた者の割合は町村で,「地震」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「台風」を挙げた者の割合は70歳以上で高くなっている。(表1,参考表1,参考表2)
なお,「被害や危険を感じたことはない」と答えた者の割合が55.0%となっている。(複数回答,図1)
都市規模別に見ると,「台風」を挙げた者の割合は町村で,「地震」を挙げた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「台風」を挙げた者の割合は70歳以上で高くなっている。(表1,参考表1,参考表2)
(2) 災害に対する居住地域の安全度
住んでいる地域が災害に対し安全だと感じているか,それとも危険だと感じているか聞いたところ,「安全」とする者の割合が66.1%(「安全」25.2%+「ある程度安全」40.9%),「安全とも危険ともいえない」と答えた者の割合が17.8%,「危険」とする者の割合が14.2%(「ある程度危険」11.6%+「危険」2.6%)となっている。
前回の調査結果(平成9年9月調査をいう。以下同じ。)と比較して見ると,大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると,「安全」とする者の割合は小都市,町村で,「安全とも危険ともいえない」と答えた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「安全」とする者の割合は70歳以上で,「安全とも危険ともいえない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,「危険」とする者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図2,表2)
前回の調査結果(平成9年9月調査をいう。以下同じ。)と比較して見ると,大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると,「安全」とする者の割合は小都市,町村で,「安全とも危険ともいえない」と答えた者の割合は大都市,中都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「安全」とする者の割合は70歳以上で,「安全とも危険ともいえない」と答えた者の割合は20歳代,30歳代で,「危険」とする者の割合は50歳代で,それぞれ高くなっている。(図2,表2)
(3) 災害についての家族や身近な人との話し合い
ここ1〜2年ぐらいの間に,家族や身近な人と,災害が起きたらどうするかなどの話し合いを行ったことがあるか聞いたところ,「ある」と答えた者の割合が34.9%,「ない」と答えた者の割合が64.3%となっている。
都市規模別に見ると,「ある」と答えた者の割合は大都市で,「ない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「ある」と答えた者の割合は女性で,「ない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「ある」と答えた者の割合は40歳代で,「ない」と答えた者の割合は20歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図3,表3)
都市規模別に見ると,「ある」と答えた者の割合は大都市で,「ない」と答えた者の割合は町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,「ある」と答えた者の割合は女性で,「ない」と答えた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると,「ある」と答えた者の割合は40歳代で,「ない」と答えた者の割合は20歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図3,表3)
ア 家族や身近な人と話し合った内容
「ある」と答えた者(753人)に話し合った内容について聞いたところ,「避難の方法,時期,場所について」を挙げた者の割合が51.3%と最も高く,以下,「家族や親族との連絡手段について」(40.0%),「食料・飲料水について」(38.8%),「非常持ち出し品について」(34.9%)などの順となっている。(複数回答,図4)
都市規模別に見ると,「食料・飲料水について」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。(表4)
都市規模別に見ると,「食料・飲料水について」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。(表4)
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