3 調査票 捕鯨問題に関する世論調査
Q1 あなたは,クジラや捕鯨問題についてニュースや新聞などで見たり聞いたりしたことがありますか。
(83.5) | (ア) | ある →SQへ |
(16.5) | (イ) | ない →Q2へ |
SQ 〔回答票1〕あなたは,クジラや捕鯨問題について何によって見たり,聞いたりしましたか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=2,884)
(59.6) | (ア) | 新聞 |
(94.2) | (イ) | テレビ,ラジオ |
( 9.3) | (ウ) | 本,雑誌 |
( 1.3) | (エ) | ポスター,パンフレット |
( 1.7) | (オ) | 政府の広報紙(誌) |
( 4.9) | (カ) | 家族との話 |
( 4.1) | (キ) | 知人・友人・会社の同僚等との話 |
( 1.6) | (ク) | 学校での授業 |
( 0.5) | (ケ) | インターネット |
( 0.1) | (コ) | イベント(講演会や集会,催し等) |
( 0.4) | その他( ) | |
( 0.6) | 覚えていない,わからない |
Q2 あなたは,1980年代に捕鯨が一時停止になる前の日本では,クジラの肉が家庭や学校の給食でひろく利用されていたことを知っていますか。
(88.6) | (ア) | 知っている |
(11.4) | (イ) | 知らない |
Q3 ところで,あなたはクジラの肉を食べたことがありますか。
(87.7) | (ア) | 食べたことがある |
(12.3) | (イ) | 食べたことがない |
Q4 〔回答票2〕クジラに関するいろいろな国際的取り決めをする機関として国際捕鯨委員会(IWC)という組織があります。あなたは,このような国際機関があることを知っていますか。
(23.9) | (ア) | よく知っている →SQ1,SQ2へ |
(46.4) | (イ) | 名前程度は知っている →SQ1,SQ2へ |
(29.7) | (ウ) | 知らない →Q5へ |
SQ1 あなたは,国際捕鯨委員会の目的が「クジラ資源の適切な保存と有効利用と捕鯨産業の秩序ある発展」であることを知っていますか。
(N=2,427)
(63.1) | (ア) | 知っている |
(36.9) | (イ) | 知らない |
SQ2 〔回答票3〕国際捕鯨委員会の活動について,あなたが知っていることをこの中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=2,427)
(30.7) | (ア) | 国際捕鯨委員会の規制対象鯨種は82種類の鯨類のうち13種類の大型鯨類シロナガス鯨,ミンク鯨,マッコウ鯨等)である |
( 7.1) | (イ) | 国際捕鯨委員会の総会は年1回開催され,第54回総会が来年5月に山口県下関市で開催される |
(19.6) | (ウ) | クジラの管理に関する取り決めは科学的情報に基づき決定しなければならず,国際捕鯨委員会の科学委員会は資源量の推定などクジラの管理に関する科学的な勧告を行っている |
(25.1) | (エ) | 国際捕鯨委員会には日本を始め米国,英国,ロシア,フランスなどの43カ国が加盟している |
(23.4) | (オ) | 国際捕鯨委員会の加盟国のうち,日本は鯨類捕獲調査(調査捕鯨)を,ノルウェーは商業捕鯨を,また,米国,ロシア,デンマーク,セントビンセントは原住民生存捕鯨を行っている |
( 0.7) | その他( ) | |
(42.4) | わからない |
Q5 あなたは,かつて,一部の国々により大型のクジラの捕獲が盛んに行われた結果,20世紀前半を中心にシロナガス鯨やナガス鯨などの一部のクジラの資源量が減少した事実があることを知っていますか。
(76.4) | (ア) | 知っている |
(23.6) | (イ) | 知らない |
Q6 クジラ資源の適切な保存と有効利用を目的とする国際捕鯨委員会の活動の一環として,国際捕鯨委員会は,毎年,日本より調査船の提供を受け,南氷洋においてクジラの生息状況の調査をしていることを知っていますか。
(55.1) | (ア) | 知っている |
(44.9) | (イ) | 知らない |
Q7 このようなクジラの生息状況の客観的な調査の結果などをもとに,国際捕鯨委員会の科学委員会では,南氷洋にはミンク鯨が76万頭以上生息していると1990年に推定しており,その増加能力等から毎年2000頭捕獲しても資源に大きな影響を与えないと1992年に算出していますが,あなたはそのことを知っていますか。
(24.2) | (ア) | 知っている |
(75.8) | (イ) | 知らない |
Q8 ミンク鯨などのクジラは毎年4%程度の割合で資源が増加する能力を有しているといわれていますが,あなたはこのことを知っていますか。
(15.4) | (ア) | 知っている |
(84.6) | (イ) | 知らない |
Q9 欧米諸国などでは,クジラは知能が高い,あるいはかわいいなどの理由からクジラを特別視し,神聖な生き物として扱う傾向があり,いかなる条件の下(ミンク鯨など資源が豊富であり,きちんと資源管理されるなど)でも捕鯨は罪悪と考える人も存在します。あなたはこのような考えがあることを知っていますか。
(58.3) | (ア) | 知っている |
(41.7) | (イ) | 知らない |
Q10 〔回答票4〕クジラを特別視し,神聖な生物という理由などから,資源が豊富なミンク鯨などの適正な量の捕獲をも,いかなる条件の下でも禁止すべきとの考えについてどう思いますか。
( 7.3) | (ア) | 賛成(どんな条件の下でも捕鯨は禁止すべき) |
(15.3) | (イ) | どちらかというと賛成 |
(30.4) | (ウ) | どちらかというと反対 |
(22.6) | (エ) | 反対(どんな条件の下でも捕鯨は禁止すべきとの意見には反対) |
(16.4) | どちらともいえない | |
( 7.9) | わからない |
Q11 〔回答票5〕日本における捕鯨の歴史・文化について,あなたが知っているものをこの中からいくつでもあげてください。(M.A)
(23.0) | (ア) | 縄文時代から日本人はクジラを利用していたる |
(18.1) | (イ) | 全国各地にはクジラ供養の墓やクジラの位牌・過去帳を奉納した社寺が存在する |
(21.5) | (ウ) | 正月やお祭りの御馳走としてクジラの肉を供する地域がある |
(29.0) | (エ) | 日本の伝統芸能である文楽の人形にクジラのひげが利用されている |
(62.3) | (オ) | 肉や皮,内蔵は食用として,ひげや歯は工芸品などとして,骨は肥料として,クジラは余すところなく利用されてきた |
(27.3) | (カ) | 捕鯨やクジラの解体の風景を描いた絵巻物や錦絵が多数存在する |
( 0.3) | その他( ) | |
(22.5) | わからない |
Q12 〔回答票6〕あなたはクジラの資源に悪影響が及ばないよう科学的根拠に基づいて管理されていれば,社会的,文化的,歴史的な意義を有する日本の沿岸捕鯨は認められるべきとの考えについてどう思いますか。
(41.6) | (ア) | 賛成(認められるべき) |
(30.3) | (イ) | どちらかというと賛成 |
( 6.9) | (ウ) | どちらかというと反対 |
( 3.5) | (エ) | 反対(認めるべきではない) |
(10.6) | どちらともいえない | |
( 7.1) | わからない |
Q13 〔回答票7〕クジラの資源に悪影響が及ばないよう,科学的根拠に基づいて管理されれば,あなたは資源の豊富なミンク鯨等を対象に,決められた数だけ各国が捕鯨を行うことをどのように思いますか。この中から1つだけお答えください。
(45.7) | (ア) | 賛成 |
(29.7) | (イ) | どちらかというと賛成 |
( 6.6) | (ウ) | どちらかというと反対 |
( 3.3) | (エ) | 反対 |
( 8.6) | どちらともいえない | |
( 6.0) | わからない |
Q14 〔回答票8〕クジラの餌の生態について,あなたが知っているものをこの中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(52.0) | (ア) | クジラはオキアミなどのプランクトンだけでなく,サンマやイカ,タラ,サケなどを主要な餌として食べている |
(10.4) | (イ) | イルカやクジラが餌として食べている魚介類の量は,世界の海面漁業生産量の3倍から5倍にのぼる量であると推定されている |
(12.9) | (ウ) | 漁業者が漁獲する前に,はえ縄にかかったマグロをクジラが食べてしまうなどクジラにより漁業が妨げられる事例がある |
( 5.0) | (エ) | 国連食糧農業機関(FAO)の会合で,クジラやアザラシなどの捕食が漁業に与える影響をFAOが調査することが合意された |
( 0.2) | その他( ) | |
(41.4) | わからない |
Q15 〔回答票9〕 近年,日本の沿岸での漁獲量が低下していますが,あなたはサンマやイカなどを餌として食べるイルカやクジラが漁業資源に与える影響を日本の沿岸で科学的に調査することをどのように思いますか。この中から1つだけお答えください。
(53.8) | (ア) | 必要である(漁業管理のため必要) |
(27.5) | (イ) | どちらかといえば必要である |
( 4.1) | (ウ) | どちらかといえば必要でない |
( 2.8) | (エ) | 必要ない(漁業管理のためでも必要ない) |
(11.8) | わからない |
Q16 〔回答票10〕日本が行っている鯨類捕獲調査(調査捕鯨)について,あなたが知っていることをこの中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(10.6) | (ア) | 調査にあたり,国際捕鯨委員会の科学委員会に計画書を提出し,科学的助言を得た後に実施している |
( 8.0) | (イ) | 調査結果については国際捕鯨委員会の科学委員会などで高く評価をされている |
(24.6) | (ウ) | 南氷洋及び北西太平洋で調査を実施している |
(15.8) | (エ) | 資源が豊富とされるミンク鯨,ニタリ鯨,マッコウ鯨を調査対象としている |
( 9.9) | (オ) | 鯨類捕獲調査(調査捕鯨)の目的は,クジラによる魚介類の捕食が漁業に与える影響の把握やクジラの資源管理技術の向上である |
(17.1) | (カ) | 日本以外にも,過去に米国,カナダ,ノルウェー,南アフリカ,韓国などが鯨類捕獲調査(調査捕鯨)を実施したことがある |
(36.3) | (キ) | 日本が行っている鯨類捕獲調査(調査捕鯨)に反対している国がある |
( 8.3) | (ク) | 国際捕鯨取締条約第8条により,調査後のクジラは加工され,調査の副産物である鯨肉販売の収益金は次回の調査費用に充てられている |
( 0.1) | その他( ) | |
(44.8) | わからない |
Q17 〔回答票11〕あなたはクジラや捕鯨問題に関することで,どのような情報が一般に提供されることを希望しますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(20.0) | (ア) | 国際捕鯨委員会での討議内容 |
(42.3) | (イ) | 世界のクジラの資源量 |
(36.7) | (ウ) | 日本の立場 |
(24.1) | (エ) | 日本以外の国の立場 |
(31.2) | (オ) | 捕鯨を行っている国名及びその捕獲頭数 |
(21.6) | (カ) | クジラの利用に関する各国の伝統・文化 |
(29.5) | (キ) | クジラがどのくらいたくさん魚介類を餌としているかの現状 |
(29.8) | (ク) | 日本が実施しているクジラの科学調査の現状 |
(20.9) | (ケ) | 日本以外の国が実施しているクジラの科学調査の現状 |
(22.6) | (コ) | 日本が海外の理解を求めるための活動状況 |
(14.5) | (サ) | クジラに関する教育・啓蒙の状況 |
( 0.2) | その他( ) | |
(14.9) | 特にない | |
( 6.6) | わからない |
Q18 〔回答票12〕我が国の捕鯨問題に取り組む姿勢として次の4つの基本的立場を打ち出しています。あなたが重要だと思うものをこの中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(53.1) | (ア) | クジラは,他の生物同様に持続的利用の原則に基づき種を保存しながら利用されるべき |
(25.3) | (イ) | クジラを含め野生生物は,最良の科学的事実に基づいて管理し利用されるべきであり,科学に反する感情や政治的要素を管理や利用に持ち込むことは不適切 |
(28.4) | (ウ) | 人口の急増による食料供給不足解決のため,海洋生態系の自然の生産力を活用すべきであり,クジラを含む世界の海洋生物資源の管理と利用を図る |
(44.3) | (エ) | 食習慣,食文化はそれぞれの地域のおかれた環境により長い時間をかけて歴史的に形成されたものであり,相互尊重の精神が必要 |
( 0.3) | その他( ) | |
( 8.6) | 特にない | |
( 9.6) | わからない |
《フェース・シート》
F1【 性 】
(45.0) | 男性 |
(55.0) | 女性 |
F2【年齢】あなたのお年は満でおいくつですか。
( 5.1) | 20〜24歳 |
( 6.7) | 25〜29歳 |
( 7.3) | 30〜34歳 |
( 7.0) | 35〜39歳 |
( 8.1) | 40〜44歳 |
( 9.4) | 45〜49歳 |
(12.3) | 50〜54歳 |
(10.8) | 55〜59歳 |
(11.1) | 60〜64歳 |
( 9.4) | 65〜69歳 |
(12.8) | 70歳以上 |
F3【職業】あなたのご職業は何ですか。
(具体的に記入して,下の該当する項目に○をする)
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