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5ページ目-体力・スポーツに関する世論調査(平成12年10月調査)

2000年12月25日掲載

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2 調査結果の概要


  1. 地域社会におけるスポーツに関する意識について

    (1) 学校の体育施設の利用状況
     この1年間に,小,中,高,大学などの学校の運動場,体育館,プールなどの体育施設を,運動やスポーツのために利用したかどうか聞いたところ,「利用した」と答えた者の割合が16.0%,「利用しなかった」と答えた者の割合が84.0%となっている。
     前回の調査結果と比較して見ると,「利用した」(18.8%→16.0%)と答えた者の割合が低下し,「利用しなかった」(81.2%→84.0%)と答えた者の割合が上昇している。
     都市規模別に見ると,「利用した」と答えた者の割合は町村で,「利用しなかった」と答えた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「利用した」と答えた者の割合は男性で,「利用しなかった」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。
     年齢別に見ると,「利用した」と答えた者の割合は20歳代から40歳代で,「利用しなかった」と答えた者の割合は60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(図22
     子どもの形態別に見ると,「利用した」と答えた者の割合は小学生がいる,中学生がいるで,「利用しなかった」と答えた者の割合はいずれもいないで,それぞれ高くなっている。(表21

    ア 学校の体育施設を利用しなかった理由
     学校の体育施設を「利用しなかった」と答えた者(1,760人)に,利用しなかった理由があるとすればどのようなことか聞いたところ,「時間帯が限られており,利用したいときにできないから」を挙げた者の割合が13.5%,「運動やスポーツに関心がないから」を挙げた者の割合が11.9%と高く,以下,「利用できることを知らなかったから」(9.7%)などの順となっている。なお,「特にない」と答えた者の割合が43.0%となっている。(複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると,「時間帯が限られており,利用したいときにできないから」(16.0%→13.5%),「運動やスポーツに関心がないから」(16.5%→11.9%),「利用できることを知らなかったから」(12.9%→9.7%)を挙げた者の割合が低下している。(図23
     都市規模別に見ると,「運動やスポーツに関心がないから」を挙げた者の割合は中都市で,「利用できることを知らなかったから」を挙げた者の割合は大都市で,それぞれ高くなっている。
     性別に見ると,「運動やスポーツに関心がないから」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「時間帯が限られており,利用したいときにできないから」を挙げた者の割合は20歳代,40歳代で,「利用できることを知らなかったから」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,それぞれ高くなっている。(表22

    (2) クラブ・同好会への加入状況
     運動やスポーツのクラブや同好会に加入しているか聞いたところ,「加入している」と答えた者の割合が15.8%,「加入していない」と答えた者の割合が84.2%となっている。
     前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。
     性別に見ると,「加入している」と答えた者の割合は男性で,「加入していない」と答えた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(図24
     性・年齢別に見ると,「加入している」と答えた者の割合は男性の30歳代,40歳代で,「加入していない」と答えた者の割合は女性の30歳代で,それぞれ高くなっている。(表23

    ア 加入しているクラブ・同好会の形態
     運動やスポーツのクラブや同好会に「加入している」と答えた者(330人)に,どのようなクラブや同好会か聞いたところ,「おおむね同じ市町村内の人が加入している地域のクラブや同好会」を挙げた者の割合が55.5%と最も高く,以下,「職場のクラブや同好会」(20.3%),「民間スポーツ施設などが開設している会員制のクラブ」(15.8%)などの順となっている。(複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。(図25
     性別に見ると,「おおむね同じ市町村内の人が加入している地域のクラブや同好会」を挙げた者の割合は女性で,「職場のクラブや同好会」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(表24
    イ クラブ・同好会で行っている運動・スポーツの種目(上位5種目)
     運動やスポーツのクラブや同好会に「加入している」と答えた者(330人)に,そのクラブや同好会で行っている運動・スポーツを聞いたところ,「ゲートボール,グランドゴルフ」(10.6%),「ソフトボール」(10.3%),「テニス」(10.3%)「水泳」(8.8%),「野球」(8.8%)などが上位に挙げられている。(複数回答,図26
     性別に見ると,男性では「野球」,「ソフトボール」,「ゲートボール,グランドゴルフ」,「ゴルフ」,「サッカー」が,女性では「フォークダンス(社交ダンス,民謡踊りを含む)」,「水泳」,「バレーボール」,「テニス」,「体操(ラジオ体操,職場体操,美容体操,縄跳びを含む)」などが,それぞれ上位に挙げられている。(表25
    ウ クラブ・同好会に加入した動機
     運動やスポーツのクラブや同好会に「加入している」と答えた者(330人)に,そのクラブや同好会に加入した動機を聞いたところ,「好きだから」を挙げた者の割合が58.2%,「健康・体力つくりのため」 を挙げた者の割合が57.6%,「親睦のため(仲間ができるから)」を挙げた者の割合が52.7%と高く,以下,「継続してできるから」(23.9%),「指導者がいるから」(12.7%)などの順となっている。(複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。(図27
     性別に見ると,「好きだから」,「親睦のため(仲間ができるから)」を挙げた者の割合は男性で,「健康・体力つくりのため」,「指導者がいるから」を挙げた者の割合は女性で,それぞれ高くなっている。(表26
    エ クラブ・同好会への加入意向
     運動やスポーツのクラブや同好会に「加入していない」と答えた者(1,765人)に, 自分の好きな運動やスポーツのクラブ,同好会があれば,加入したいと思うか聞いたところ,「加入したいと思う」と答えた者の割合が25.2%,「加入したいとは思わない」と答えた者の割合が66.8%となっている。
     前回の調査結果と比較して見ると,「加入したいと思う」(31.5%→25.2%)と答えた者の割合が低下している。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。(図28
     性・年齢別に見ると,「加入したいと思う」と答えた者の割合は男性の20歳代,30歳代,女性の20歳代から40歳代で,「加入したいとは思わない」と答えた者の割合は男女とも60歳代,70歳以上で,それぞれ高くなっている。(表27
    オ 加入したいクラブ・同好会の形態
     運動やスポーツのクラブや同好会に「加入していない」と答えた者で,自分の好きな運動やスポーツのクラブ,同好会があれば,「加入したいと思う」と答えた者(444人)に,どのようなクラブや同好会か聞いたところ,「おおむね同じ市町村内の人が加入している地域のクラブや同好会」を挙げた者の割合が60.1 %と最も高く,以下,「民間スポーツ施設などが開設している会員制のクラブ」(26.1%),「職場のクラブや同好会 」(14.2%),「おおむね同じ県内の人が加入しているクラブや同好会」(10.4%)などの順となっている。(複数回答)
     前回の調査結果と比較して見ると,大きな変化は見られない。(図29
     性別に見ると,「民間スポーツ施設などが開設している会員制のクラブ」を挙げた者の割合は女性で,「職場のクラブや同好会 」を挙げた者の割合は男性で,それぞれ高くなっている。(表28

    (3) 地域におけるスポーツ振興の効果
     地域におけるスポーツ振興に,どのような効果を期待するか聞いたところ,効果について何らかの選択肢を挙げた者(以下,『「効果を期待する」とする者』という。)の割合が81.9%,「効果はない」と答えた者の割合が5.3%となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合は12.8%となっている。
     都市規模別に見ると,「効果を期待する」とする者の割合は大都市で高くなっている。
     性別に見ると,大きな差異は見られない。
     年齢別に見ると,「効果を期待する」とする者の割合は30歳代,40歳代で高くなっている。
     子どもの形態別に見ると,「効果を期待する」とする者の割合は小学生がいる,中学生がいるで高くなっている。
     運動・スポーツの1年間の実施状況との関連で見ると, 「効果を期待する」とする者の割合は「運動やスポーツを行った」とする者で高くなっている。
     次に,地域におけるスポーツ振興に期待する効果については,「高齢者の生きがいづくり」を挙げた者の割合が35.6%と最も高く,以下,「地域のコミュニティの形成」(29.0%),「親子や家族の交流」(28.8%),「余暇時間の有効活用」(28.1%),「青少年の健全育成」(21.4%)などの順となっている。(複数回答,図30
     都市規模別に見ると,「高齢者の生きがいづくり」,「青少年の健全育成」を挙げた者の割合は小都市で高くなっている。
     性別に見ると,「地域のコミュニティの形成」,「青少年の健全育成」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
     年齢別に見ると,「高齢者の生きがいづくり」を挙げた者の割合は50歳代から70歳以上で,「地域のコミュニティの形成」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,「親子や家族の交流」を挙げた者の割合は30歳代,40歳代で,「余暇時間の有効活用」を挙げた者の割合は20歳代から40歳代で,「青少年の健全育成」を挙げた者の割合は40歳代,50歳代で,それぞれ高くなっている。
     子どもの形態別に見ると,「高齢者の生きがいづくり」を挙げた者の割合はいずれもいないで,「親子や家族の交流」を挙げた者の割合は小学生がいる,中学生がいるで,「余暇時間の有効活用」を挙げた者の割合は中学生がいる,「青少年の健全育成」を挙げた者の割合は小学生がいるで,それぞれ高くなっている。
     運動・スポーツの1年間の実施状況との関連で見ると,上記5項目全てについて,「運動やスポーツを行った」とする者で高くなっている。(表29


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