2 調査結果の概要
- 犯罪被害者支援ボランティア活動について
(1) 犯罪被害者支援ボランティア団体の周知度
犯罪の被害者や遺族に対するカウンセリングや支援などを行っているボランティア団体があることを知っているかどうか聞いたところ,「知っている」と答えた者の割合は 39.8%,「知らない」と答えた者の割合は60.2%となっている。
都市規模別に見ると,「知っている」と答えた者の割合は,中都市で,「知らない」と答えた者の割合は,町村で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「知っている」と答えた者の割合は,60歳代で,「知らない」と答えた者の割合は,15〜19歳,20歳代,30歳代で,それぞれ高くなっている。(図17,表17)ア 犯罪被害者支援ボランティア団体の周知媒体
犯罪被害者支援ボランティア団体があることを「知っている」と答えた者(1,410人)に,何によって犯罪被害者のカウンセリングや支援などを行っているボランティア団体のことを知ったか聞いたところ,「テレビ、ラジオ」を挙げた者の割合が76.4%と最も高く,以下,「新聞」(51.9%),「人の話」(11.6%)などの順となっている。(複数回答)
都市規模別に見ると,大きな差異は見られない。
性別に見ると,「新聞」を挙げた者の割合は,男性で高くなっている。
年齢別に見ると,「テレビ、ラジオ」を挙げた者の割合は, 20歳代で,「新聞」を挙げた者の割合は, 50歳代と70歳以上で,「人の話」を挙げた者の割合は, 15〜19歳で,それぞれ高くなっている。(図18,表18)(2) 犯罪被害者支援ボランティア活動への協力意向
犯罪被害者のカウンセリングや支援などを行っているボランティア活動に協力することについてどう思うか聞いたところ,「協力したい」とする者の割合が57.4%(「ぜひ協力したい」9.3%+「どちらかといえば協力したい」48.0%),「協力したくない」とする者の割合が24.3%(「どちらかといえば協力したくない」15.8%+「協力したくない」8.5%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が18.3%となっている。
都市規模別に見ると,「協力したい」とする者の割合は,中都市と小都市で,「協力したくない」とする者の割合は,大都市で,それぞれ高くなっている。
性別に見ると,大きな差異は見られない。
年齢別に見ると,「協力したい」とする者の割合は,50歳代で,「協力したくない」とする者の割合は,20歳代で,それぞれ高くなっている。(図19,表19)
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