• 環境・自然

地球環境とライフスタイルに関する世論調査(平成10年11月調査)

1999年1月25日掲載

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電話番号 03-5253-2111(代表)

世論調査報告書

総理府広報室


調査の概要

  1. 調査の目的
    地球環境とライフスタイルに関する国民の意見を調査し、今後の施策の参考とする。
  2. 調査項目
    ・ 地球環境問題に関する意識
    ・ ライフスタイルについて
  3. 調査対象
    (1)母集団 : 全国20歳以上の者
    (2)標本数 : 3,000人
    (3)抽出法 : 層化2段無作為抽出法
  4. 調査時期  平成10年11月12日〜22日
  5. 調査方法  調査員による面接聴取
  6. 回収結果
    (1)有効回収数(率)  2,131人 (71.0%)
    (2)調査不能数(率)  869人(29.0%)

調査票

Q1 〔回答票1〕 あなたは、オゾン層の破壊、地球の温暖化の問題や熱帯林の減少などの地球環境問題に関心がありますか。それとも関心はありませんか。この中から1つだけお答えください。
(42.1) (ア) 関心がある
(39.9) (イ) ある程度関心がある
(13.3) (ウ) あまり関心がない
( 4.0) (エ) 全く関心がない
( 0.7) わからない

Q2 〔回答票2〕 近年、石炭や石油などの消費により排出される二酸化炭素の量が急速に増加して空気中に溜まりつつあるため、地球の温度が徐々に上昇し、問題となっていることをご存じですか。この中から1つだけお答えください。
(43.7) (ア) よく知っている
(42.8) (イ) 大体知っている
(10.5) (ウ) あまり知らない
( 2.7) (エ) 全く知らない
( 0.3) わからない

Q3 〔回答票2〕 あなたは、地球の温暖化を防ぐために、世界各国が昨年末京都に集まり二酸化炭素などの排出削減に取り組むことを決定した内容をご存知ですか。この中から1つだけお答えください。
(14.6) (ア) よく知っている
(34.8) (イ) 大体知っている
(31.5) (ウ) あまり知らない
(17.9) (エ) 全く知らない
( 1.2) わからない

Q4 〔回答票3〕 あなたは、地球環境問題に関する知識や地球環境を保全するための方法についての情報を何から入手していますか。この中から3つまであげてください。(3M.A.)
(75.2) (ア) 新聞
(89.6) (イ) テレビ
(14.6) (ウ) ラジオ
(24.3) (エ) 雑誌や書籍
( 2.9) (オ) パンフレット
( 2.6) (カ) シンポジウムや講演会
( 1.9) (キ) 学校教育
( 0.6) (ク) 市民大学などの社会教育
( 0.9) (ケ) インターネット
( 1.6) その他(口口
( 2.9) 特にない
( 0.9) わからない
(M.T.=218.1)

Q5 〔回答票4〕 あなたは、地球温暖化防止のため、個人の日常生活における取り組みについて、どのようにお考えになりますか。あなたのお考えに最も近いものをこの中から1つだけお答えください。
( 7.7) (ア) 積極的に取り組む
(66.4) (イ) できる部分があれば取り組む
(13.5) (ウ) どちらかというと取り組むことは難しい
( 3.6) (エ) 個人の日常生活へのしわ寄せは反対
( 5.9) (オ) どちらともいえない
( 2.9) わからない

Q6 〔回答票5〕 現在はエネルギー大量消費型の生活スタイルといわれていますが、地球温暖化防止のためには、あなたは個人の生活スタイルをどのように変えるべきだと思いますか。あなたが変えるべきだと思うことをこの中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(38.6) (ア) バスや電車などの公共交通機関や自転車を利用し、車の使用を控える
(31.3) (イ) 燃費効率の良い自動車を利用する
(56.8) (ウ) 蛍光灯や電気機器をこまめに消すなどエネルギーの無駄を省く
(50.3) (エ) 冷暖房を控えめにする
(18.7) (オ) 住居の断熱効果を高める
(19.8) (カ) 太陽熱温水器を利用する
(14.7) (キ) 家庭で太陽光発電・風力発電などを利用する
(29.2) (ク) より省エネルギー型の家電製品などに取り替える
( 5.7) (ケ) 今のままでよい
( 0.3) その他(口口
( 2.3) わからない
(M.T.=267.7)

Q7 〔回答票6〕 では、地球温暖化防止のために、地域としてどのような取り組みをしていくことが望ましいと思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(16.4) (ア) 自転車道や路面電車の整備
(64.3) (イ) リサイクル運動などの推進
(54.6) (ウ) 緑化の推進
(20.0) (エ) 地球温暖化の防止に関する講習会や勉強会の開催
(31.6) (オ) 身近にできる暮らしの工夫などについての情報を広報誌などでの提供
( 0.6) その他(口口
( 5.5) わからない

サマータイム(夏時間)について伺います。

 「サマータイム制度」とは、太陽の恵みを生かし、明るい時間を有効に活用するもので、夏などの、明るい時間が長い期間、全国の時計を標準時より1時間進める制度です。
 この「サマータイム(夏時間)」は、我が国でも昭和23年から26年まで導入されました。現在は、世界70ヶ国以上で導入されており、OECD諸国(経済協力開発機構、先進国中心の29ヶ国で構成)で導入されていないのは、日本、韓国とアイスランド(白夜があるためサマータイムを導入する必要はない)です。
 サマータイムを導入すれば、照明に使う電気などの節約により省エネルギー・地球温暖化防止に役立つとされているほか、会社などの終わった後(いわゆるアフターファイブ)に、明るい時間が増えるため、ゆとりが生まれ、ボランティア活動などが活発化すると期待する人もいます。しかし、一方で、時刻あわせが面倒であったり、残業時間が増える恐れがあるなどと心配する人もいます。

Q8 〔回答票7〕 あなたは、「サマータイム制度」がどのようなものであるか知っていましたか、それとも知りませんでしたか。この中ではどうでしょうか。
(45.8) (ア) 知っていた →SQへ
(25.2) (イ) 言葉は聞いたことがある  →SQへ
(28.2) (ウ) 知らなかった →Q9へ
( 0.8) わからない →Q9へ

SQ 〔回答票8〕 あなたは、何によってこの「サマータイム制度」についての情報を得ましたか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=1,514人)
(49.9) (ア) 新聞
(61.4) (イ) テレビ
(11.6) (ウ) ラジオ
(11.0) (エ) 雑誌、書籍
( 1.4) (オ) パンフレット
( 1.0) (カ) シンポジウムや講演会
( 0.5) (キ) インターネット
(11.4) (ク) 人伝え
(28.8) (ケ) 実際に体験している
( 1.8) その他(口口
( 1.7) 忘れた・わからない
(M.T.=180.4)

Q9 〔回答票9〕 現在の余暇時間の過ごし方について、また、サマータイム制度が導入されるとした場合の平日の余暇時間の過ごし方について、それぞれお伺いします。
(1) まず、現在、平日の余暇時間には、主にどのようなことをして過ごすことが多いですか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(2) では、夕方から夜間にかけて明るい時間が1時間増えるサマータイム制度が導入されるとした場合、どのように余暇時間を過ごしたいと思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(1)
平日の余暇時間
(2)
サマータイム制度が導入
されるとした場合の平日の
余暇時間
(ア)何もしないでのんびりする(23.8)(19.7)
(イ)テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などの見聞き(52.8)(35.0)
(ウ)家族とのだんらん(31.5)(28.6)
(エ)友人などとの交際(27.3)(22.7)
(オ)軽い運動やスポーツ活動(19.0)(22.2)
(カ)趣味・娯楽(33.1)(34.1)
(キ)観賞・見物・観戦( 9.6)(12.0)
(ク)学習活動( 3.8)( 5.3)
(ケ)地域や社会のための活動( 5.3)( 6.1)
(コ)飲食・ショッピング(18.8)(13.9)
(サ)ドライブ( 7.7)( 6.2)
その他(    )( 1.9)( 2.3)
余暇時間はない・特にない(10.7)(12.6)
わからない( 0.9)( 4.9)
(M.T.=246.4)(M.T.=225.6)

Q10 〔回答票10〕 サマータイム制度が導入されるとした場合、生活面でどのようなことが考えられますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(26.0) (ア) 始業時間が涼しく冷房用のエネルギーが節約できる
(29.9) (イ) 夕方明るいので照明時間を短くできる
(13.0) (ウ) 生活スタイルを切り換え、新たな気持ちとなる
(20.8) (エ) 日没までの明るい時間があることにより、家族とのふれあいの機会が増える
(21.7) (オ) 涼しい朝の時間に通勤・通学ができる
(14.2) (カ) 明るい夕暮れの退社となり、交通事故が減少する
(18.3) (キ) 明るい夕暮れの帰宅時間で女性にとって安心である
( 4.1) (ク) 欧米との時差が年間を通じ同じとなり、仕事や旅行で海外のサマータイムを意識しなくなる
( 8.7) (ケ) 年2回時計を直すのが面倒くさい
( 9.2) (コ) 日没までの明るい時間があることにより、出歩く機会ができて出費が増える
(18.8) (サ) 生活のリズムが変わるおそれがある
(10.8) (シ) 寝る時間が遅くなる
( 3.0) (ス) 明るい余暇時間があるとドライブに出るので省エネルギーにならない
( 9.2) (セ) 外が明るいと職場から離れにくい
( 0.7) その他(口口
(24.5) (ソ) 今までと変わらない
( 2.4) わからない
(M.T.=235.3)

Q11 〔回答票11〕 あなたは、サマータイム制度を導入することについてどのように考えますか。この中から1つだけお答えください。
(16.3) (ア) 賛成 →SQaへ
(37.6) (イ) どちらかといえば賛成  →SQaへ
(17.8) (ウ) どちらかといえば反対 →SQbへ
( 7.5) (エ) 反対 →SQbへ
(20.8) わからない →Q12へ

SQa 〔回答票12〕 サマータイム制度の導入に賛成なのは、どのような理由からでしょうか。この中から1つだけお答えください。
(N=1,150人)
(37.1) (ア) エネルギーの節約になるから
(17.2) (イ) 余暇時間の拡大になるから
(13.6) (ウ) 太陽(日光)を活用する習慣をつけることはよいことだから
( 3.9) (エ) 先進国の大半が導入しており国際協調になるから
( 9.8) (オ) 健康によいから
(10.3) (カ) 日没までの明るい時間があることにより、家族とのふれあいの機会が増えるから
( 5.8) (キ) 生活スタイルを切り換え、新たな気持ちになることができるから
( 0.7) その他(口口
( 1.5) わからない

SQb 〔回答票13〕 サマータイム制度の導入に反対なのは、どのような理由からでしょうか。この中から1つだけお答えください。
(N= 538人)
(11.5) (ア) エネルギー節約の効果があるとは考えられないから
( 4.3) (イ) 余暇時間を拡大するという機運が盛り上がっていないから
( 7.1) (ウ) いまのままでも十分アフターファイブに太陽(日光)を活用できるから
(17.3) (エ) 労働時間が増加するおそれがあるから
(19.1) (オ) 日本の風土になじまないから
(14.7) (カ) 生活時間の変更で体調を崩すおそれがあるから
( 6.1) (キ) 明るい時間が増えても、家族とのふれあいの機会が増えるわけではないから
(15.8) (ク) 切替日において時間あわせが面倒だったり、混乱したりするから
( 2.2) その他(口口
( 1.9) わからない

Q12 〔回答票14〕 仮に、サマータイム制度を導入するとしたら、その期間はいつからいつまでがよいと考えますか。
(1) まず、開始するのはいつからがよいと考えますか。この中から1つだけお答えください。
(2) では、終了時はいつがよいと考えますか。この中から1つだけお答えください。
(1) 開始時期
( 3.8) (ア) 3月半ばから
(17.5) (イ) 4月始めから
( 8.2) (ウ) 4月半ばから
(29.7) (エ) 5月始めから
(19.1) (オ) 5月半ばから
( 5.7) その他(口口
(16.1) わからない

(2) 終了時期
(12.1) (ア) 8月末まで
(10.2) (イ) 9月半ばまで
(40.5) (ウ) 9月末まで
(10.6) (エ) 10月半ばまで
(10.2) (オ) 10月末まで
( 0.5) その他(口口
(16.0) わからない


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