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障害者に関する世論調査(平成9年7月調査)

1997年12月17日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

「障害者に関する世論調査」(平成9年7月)

総理府広報室
調査の概要

1.調査の目的 障害及び障害者に関する国民の意識を調査し,今後の施策の参考とする
2.調査項目
・「障害者の日」の周知度について
・障害者との交流及びボランティア活動について
・障害のある人に対する取り組みについて
・障害者プランの周知度について
・国や地方公共団体への要望について
3.調査対象
・母集団   全国20歳以上の者
・標本数   3,000 人
・抽出法   層化2段無作為抽出法
4.調査時期
平成 9年 7月24日〜 8月 3日
5.調査方法
調査員による面接聴取
6.調査実施委託機関
社団法人 中央調査社
7.回収結果
・有効回収数(率)  2,238人(74.6%)
・調査不能数(率)762人(25.4%)


調査票


Q1 あなたは,障害のある人々が社会の構成員として地域の中で共に生活を送れるようにすることを目指すという「ノーマライゼーション」という言葉を聞いたことがありますか。
(15.6) 聞いたことがある
(84.4) 聞いたことがない


Q2 〔回答票1〕国や地方公共団体では,この「ノーマライゼーション」の考え方に基づいて共に生活できるための環境作りを進めていますが,あなたは,障害のある人が身近で普通に生活しているのが当たり前であるという考え方についてはどう思いますか。この中から1つだけお答えください。
(51.7)(ア)そう思う
(26.6)(イ)どちらかといえばそう思う
( 5.7)(ウ)どちらかといえばそう思わない
( 5.4)(エ)そう思わない
( 5.4) 一概に言えない
( 5.2) わからない


Q3 国は,1975年の国連総会で,「障害者の権利宣言」が採択された12月9日を「障害者の日」と定めました。あなたは,12月9日が「障害者の日」ということを知っていますか。
( 7.7) 知っている(SQへ)
( 7.4) 月日は知らないがその日があることは知っている(SQへ)
(84.9) 知らない(Q4へ)


SQ 〔回答票2〕それは何によって知りましたか。この中からいくつでもあげてください。(M.A. )
(N=339)
(15.0)(ア)国・地方公共団体による広報
(69.9)(イ)テレビ,新聞などによる報道
(10.9)(ウ)障害者団体などの活動
( 9.7)(エ)人から聞いて
( 3.5)その他(         )
( 2.4)わからない

(M. T. =111.5)


Q4 〔回答票3〕国や地方公共団体は,「障害者の日」を中心にこのようないろいろな行事や催しを行っておりますが,あなたは,このような行事や催しに今後参加してみたいと思いますか。思いませんか。この中ではどうでしょうか。

・「障害者の日・記念の集い」・障害者による演劇,コンサート
・障害者の文化祭・障害者のスポーツ大会
・障害者が描いた絵画等の展示会・福祉バザー
( 7.6)(ア)是非参加したい
(58.4)(イ)機会があれば参加したい
(26.8)(ウ)参加したくない
( 7.2) わからない


Q5 〔回答票4〕障害のある人々が,職場やスポーツ・文化など様々な分野で活躍されていることが,新聞やテレビなどで報道されることがありますが,あなたのお宅では,このようなことについて話題にすることがありますか。この中ではどうでしょうか。
( 9.5)(ア)よくある
(39.3)(イ)時々ある
(31.3)(ウ)あまりない
(19.5)(エ)ほとんど(全く)ない
( 0.4) わからない


Q6 あなたは,障害のある人と気軽に話をしたり,障害のある人の手助けをすることがありましたか。
(55.5) あった(SQa1,SQa2へ)
(44.5) なかった(SQb1へ)


SQa1 〔回答票5〕それはどのような気持ちからでしょうか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=1243)
(29.4)(ア)身内などに障害のある人がいて,その大変さを知っているから
(17.5)(イ)近所付き合いや親戚付き合いなどで
(55.6)(ウ)困っているときはお互い様という気持ちから
(19.1)(エ)自分の仕事に関連して
( 9.6)(オ)交通事故などにより,自分も障害者になることがあるから
( 5.7)(カ)何となく
( 2.8) その他(        )
( 0.1) わからない

(M. T. =139.8)


SQa2 〔回答票6〕それはどのような話や手助けでしたか。この中からいくつでもあげてください。(M. A. )
(N=1243)
(34.7)(ア)席をゆずった
(31.1)(イ)横断歩道や階段で手助けをした
(29.5)(ウ)車椅子を押した
(22.8)(エ)一緒に遊んだ
(15.0)(オ)家事や買物などの手伝い
(11.9)(カ)入浴や着替えなどの手伝い
(46.3)(キ)相談相手,話し相手
( 5.5)(ク)手話,点訳,音読など
(14.6)(ケ)寄附
(18.9)(コ)募金活動
( 3.8)(サ)経済的な援助
( 4.9) その他(        )
( 1.4) わからない

(M. T. =240.4)


SQb1 〔回答票7〕なかったのはどうしてでしょうか。この中からいくつでもあげてください。(M. A. )
(N=995)
(85.1)(ア)そのような機会がなかったから
(10.3)(イ)どのように接してよいかわからなかったから
( 9.3)(ウ)おせっかいなるような気がしたから
( 3.5)(エ)自分にとって負担になるような気がしたから
( 6.8)(オ)専門の人や関係者にまかせた方がよいと思ったから
( 1.7) その他(        )
( 1.1) わからない

(M. T. =117.9)


Q7 障害のある人,ない人相互の交流活動や催し,あるいはボランティア活動が全国各地で行われていますが,あなたは,そのような活動に参加したことがありますか。
(15.2) 参加したことがある
(84.8) 参加したことがない


Q8 〔回答票8〕あなたは,今後,このような交流活動や催し,あるいはボランティア活動に参加してみたいと思いますか。
( 6.3)(ア)是非参加したい(SQへ)
(59.2)(イ)機会があれば参加したい(SQへ)
(26.0)(ウ)参加したくない(Q9へ)
( 8.5) わからない(Q9へ)


SQ 〔回答票9〕それでは,あなたは今後,具体的にどのような交流活動や催し,あるいはボランティア活動に参加したいと思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M. A.)
(N=1465)
(40.1)(ア)身近にいる障害のある人に対して,積極的に手助けをする
(18.5)(イ)障害者の施設でボランティア活動をする
(42.5)(ウ)地域のボランティア活動に参加する
(29.1)(エ)障害のある人々のための募金に対して寄附を行う
(16.3)(オ)障害のある人々が必要とする場所の提供や物の援助を行う
( 2.0) その他(        )
( 3.8) わからない

(M. T. =152.3)


Q9 〔回答票10〕あなたは,日常生活の中で接する物や場所について,もう少し工夫すれば障害のある人々にも利用しやすくなるのに,と思うことがありますか。それとも,そう思うことはありませんか。
(26.0)(ア)よくある(SQ)
(47.9)(イ)時々ある(SQ)
(17.2)(ウ)あまりない(Q10へ)
( 4.2)(エ)ほとんど(全く)ない(Q10へ)
( 4.7) わからない(Q10へ)


SQ 〔回答票11〕それはどのようなことですか。この中からいくつでもあげてください。(M. A.)
(N=1654)
(40.4)(ア)住宅の構造
(68.5)(イ)電車やバスなどの構造や乗り降り
(28.4)(ウ)図書館やデパートなどの公共的な建物の構造
(29.1)(エ)駅や郵便局などの公共的な施設での点字表示や音声・文字案内
(76.4)(オ)道路の段差や信号
(15.3)(カ)テレビや映画での場面の状況説明や字幕
(19.2)(キ)電気製品の使い勝手
(18.1)(ク)日用雑貨の使い勝手
( 2.0) その他(         )
( 0.3) わからない

(M. T. =297.6)


Q10 障害のある人々の自立と社会参加を促進し,総合的な生活の向上を目指す「障害者プラン」が平成7年12月に策定されましたが,あなたは,知っていましたか。
( 7.1) 知っている
(92.9) 知らない


Q11 〔回答票12〕「障害者プラン」の中の次のような政策課題のうち,早急に推進すべきであると思うものは何でしょうか。この中からいくつでもあげてください。(M. A. )
(56.8)(ア)障害のある人々が地域の中で共に生活を送れるようにするための住まいや働く場の確保,保健福祉サービスの充実
(36.5)(イ)障害に応じたきめ細かい教育体制の確保,雇用対策の推進など社会的自立の促進
(49.2)(ウ)道路,駅,建物など生活環境面でのバリアフリー化(物理的な障壁の除去)
(19.3)(エ)障害者スポーツ,芸術文化活動の振興,コミュニケーション機器の充実などによる生活の質の向上
(29.7)(オ)地域の防犯・防災ネットワークの構築など,障害のある人々の安全な暮らしの確保
(28.7)(カ)交流教育やボランティア活動を通じた,障害のある人とない人との心のバリア(障壁,偏見)の除去
(10.7)(キ)障害に関する分野での我が国にふさわしい国際協力・国際交流の推進
( 0.4) その他(          )
( 9.5) わからない

(M. T. =240.6)


Q12 〔回答票13〕あなたは,国や地方公共団体が行っている障害のある人々に関する次のような施策のうち,もっと力を入れる必要があると思うものをこの中からいくつでもあげてください。(M. A. )
(23.8)(ア)障害及び障害者についての理解を深めるための啓発・広報活動の推進
(36.8)(イ)障害のある人々への理解を深めるための学校教育の充実
(28.6)(ウ)障害のある人々に対するボランティア活動の育成・支援
(22.9)(エ)障害のある生徒などに対する教育の充実
(21.8)(オ)障害のある児童に対する生活援助,相談・指導体制の充実
(38.5)(カ)障害の種類や程度に応じた職業訓練の充実,就労の場の確保
(38.7)(キ)医療・リハビリテーションの充実
(29.2)(ク)生活の安定のための年金や手当の充実
(29.1)(ケ)相談員や介護人などの在宅福祉サービスの充実
(21.6)(コ)自宅から通って利用する通所型の福祉施設の充実
(21.1)(サ)施設で生活しながら作業,訓練などを行う入所型の福祉施設の充実
(15.5)(シ)福祉機器など障害のある人々の生活を支援する機器の開発
(26.1)(ス)公共的な建築物の改善・整備
(22.7)(セ)障害のある人々に配慮した公的住宅の整備
(33.2)(ソ)交通機関や交通施設の改善・整備
(17.9)(タ)点字,手話などによる障害のある人々への情報提供
(10.3)(チ)情報機器などによる障害のある人々への情報提供
(16.9)(ツ)障害のある人々に配慮した防犯・防災対策の推進
(15.0)(テ)障害のある人々のスポーツ,レクリエーション及び文化活動の充実
( 7.1)(ト)障害に関連する分野での国際協力の推進
( 0.8) その他(          )
( 7.6) わからない

(M. T. =485.1)


Q13 〔回答票14〕障害者施策を推進するため,「障害者基本法」では,各市町村は,障害のある人々への支援や社会参加などを進めるための計画を策定するように努めることとされていますが,この計画の策定に当たって,誰でも意見や要望を出すことができる場が設けられるとしたら,あなたは,参加したいと思いますか。この中から1つだけお答えください。
(15.7)(ア)是非参加したい
(30.9)(イ)参加したいと思わないが,検討状況を知りたい
(33.6)(ウ)参加したいと思わないが,障害のある人々や専門家で十分議論すべきだ
( 9.8)(エ)関心がないので参加したくない
( 1.8) その他(          )
( 8.2) わからない


Q14 〔回答票15〕あなたは,企業などの民間団体の活動について,どのようなことを希望しますか。希望することをこの中からいくつでもあげてください。(M. A. )
(56.7)(ア)障害のある人々の雇用の促進
(48.6)(イ)障害者になっても継続して働くことができる体制の整備
(18.9)(ウ)障害や障害のある人々への理解を深めるための研修の実施
(20.3)(エ)障害のある人々のスポーツ,文化,レクリエーション活動に対する支援
(29.5)(オ)障害のある人々に配慮した事業所等の改善・整備
(21.3)(カ)障害のある人々に配慮した商品の開発
(26.9)(キ)職場での精神的な不安を解消する相談体制の整備
(20.8)(ク)職場での事故防止体制の充実
(19.8)(ケ)ボランティア休暇の制度化
(22.6)(コ)障害者団体に対する経済的支援
( 6.2)(サ)障害に関連する分野での国際協力の推進
( 0.4) その他(          )
( 8.5) わからない

(M. T. =300.4)


Q15 国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)は,1993年から2002年までの10年間を,「アジア太平洋障害者の十年」と決議し,障害者施策の一層の充実を呼びかけました。あなたは,この「アジア太平洋障害者の十年」という言葉を聞いたことがありますか。
(12.5) 聞いたことがある
(87.5) 聞いたことがない


Q16 〔回答票16〕この「アジア太平洋障害者の十年」において,我が国は,アジア太平洋地域の各国に対する様々な国際協力を進めていくこととしていますが,その場合,あなたは,これら各国における障害者施策のうち,どの分野に対して支援していくことが,相手国にとって最も効果的であると思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M. A. )
(16.8)(ア)障害のある人々に関する各種情報の収集・普及等を支援する
(14.2)(イ)「アジア太平洋障害者の十年」の目標についての啓発広報を推進する
(30.1)(ウ)障害のある人々が利用しやすい施設や活用しやすいコミュニケーション手段の整備を支援する
(33.2)(エ)障害のある人々が充実した教育を受けられるよう支援する
(37.5)(オ)障害のある人々が職業に従事するための訓練及び雇用機会の確保ができるよう支援する
(10.0)(カ)障害を予防するための計画等を策定することを支援する
(36.5)(キ)障害のある人々がリハビリテーション・サービスを十分に受けられるよう支援する
(25.6)(ク)障害のある人々が利用する補装具や福祉機器などの開発・普及を支援する
(16.6)(ケ)障害のある人々の自助組織の活動を支援する
(17.6)(コ)障害のある人々のための各種方策に関する情報交換等を通じた各国間の協力体制を確立する
( 0.8) その他(          )
(19.0) わからない

(M. T. =258.0)


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