内閣府政府広報室
調査の概要
調査の目的
勤労に関する国民の意識を調査し、今後の施策の参考とする。
調査項目
(1)仕事に関する意識
(2)賃金制度に関する意識
(3)労働時間制度に関する意識
(4)転職に関する意識
調査対象
(1) 母集団 全国20歳以上の者 |
(2) 標本数 5,000人 |
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法 |
調査時期
平成7年10月5日〜平成7年10月15日
回収結果
(1) 有効回収数(率) 3,588人(71.8%)
(2) 調査不能数(率) 1,412人(28.2%)
−不能内訳−
転居 | 132 | 長期不在 | 110 | 一時不在 | 489 |
住所不明 | 32 | 拒否 | 618 | その他
| 31 |
性・年齢別回収結果
調査票
Q1 | 〔回答票1〕 人は何のために働くことが大切だと思いますか。あなたの考え方に近いものを、この中から1つだけお答えください。 |
(58.2) |
(ア) |
お金を得るために働く |
(24.3) |
(イ) |
社会の一員として、務めを果たすために働く |
(15.4) |
(ウ) |
自分の才能や能力を発揮するために働く |
( 0.6) |
|
その他 |
( 1.5) |
|
わからない |
Q2(1) | 〔回答票2〕 次にあげるような2つの仕事のうち、あなたにとってどちらの仕事が好ましいと思いますか。あなたの考えに近いものをこの中から1つだけお答えください。(1)まず、この2つの仕事ではどうでしょうか。 |
(29.5) |
(ア) |
自分の判断で業務を行うことはできないが、責任の軽い仕事 |
(63.3) |
(イ) |
責任は重いが、自分の判断で業務を行うことのできる仕事 |
( 6.0) |
|
どちらともいえない |
( 1.2) |
|
わからない |
Q2(2) | 〔回答票3〕 続いて、この2つの仕事ではどうでしょうか。 |
(67.2) |
(ア) |
収入は少ないが、精神的な満足感の得られる仕事 |
(21.9) |
(イ) |
精神的な満足感は得られないが、収入の多い仕事 |
(10.1) |
|
どちらともいえない |
( 0.9) |
|
わからない |
Q2(3) | 〔回答票4〕 最後に、この2つの仕事ではどうでしょうか。 |
(52.3) |
(ア) |
収入は少ないが、労働時間の短い仕事 |
(33.8) |
(イ) |
労働時間は長いが、収入の多い仕事 |
(13.0) |
|
どちらともいえない |
( 0.9) |
|
わからない |
Q3 | 〔回答票5〕 勤続年数や年齢に応じて給料や地位が上がるという、いわゆる年功序列制は企業、労働者それぞれにとってよい制度だと思いますか。この中から1つだけお答え下さい。 |
(23.6) |
(ア) |
企業、労働者の両者にとって、よい制度だ |
(31.2) |
(イ) |
労働者にとっては、よい制度だ |
( 8.2) |
(ウ) |
企業にとっては、よい制度だ |
(27.0) |
(エ) |
企業、労働者の両者にとって、良い制度ではない |
( 0.5) |
|
その他 |
( 9.6) |
|
わからない |
Q4 | 〔回答票6〕 最近、一部の企業では、従来の年功序列中心の賃金制度から、個人の能力を中心とする賃金制度に切り換えられつつあります。あなたは、この賃金制度の切り換えについて、好ましい傾向だと思いますか。それとも、そうは思いませんか。この中から1つだけお答え下さい。 |
(63.0) |
(ア) |
好ましい傾向だと思う |
→SQへ |
(19.6) |
(イ) |
好ましい傾向だとは思わない |
→Q5へ |
(12.8) |
|
どちらともいえない |
→Q5へ |
( 4.6) |
|
わからない |
→Q5へ |
SQ | 〔回答票7〕 個人の能力を中心とする賃金制度が採用された場合、評価によっては賃金がこれまでより少なくなることも考えられます。こうした制度において、あなたは、能力の評価に応じてどの程度まで賃金を変動させるのがよいと思いますか。この中から1つだけお答え下さい。 (N=2,261) |
(46.4) |
(ア) |
一定の上限と下限を設けて、その範囲内で賃金を変動させる |
(32.2) |
(イ) |
下限のみを設けて、賃金を変動させる |
(16.8) |
(ウ) |
特に制限を設けずに、賃金を変動させる |
( 0.1) |
|
その他 |
( 4.4) |
|
わからない |
Q5 | 〔回答票8〕 現在、フレックスタイム制が一部の企業で導入されるなど、労働者がある程度自主的に働く時間を決められるようにしようという動きが見られます。あなたは、働く時間について、労働者がどの程度まで自主的に決めるのがよいと思いますか。この中から1つだけお答え下さい。 |
(31.0) |
(ア) |
例えば「1週間で40時間」というように一定期間内の労働時間をあらかじめ固定し、その範囲内で、労働者が仕事を始める時刻や終える時刻、1日の労働時間を決める |
(36.7) |
(イ) |
例えば「1日8時間」というように1日の労働時間はあらかじめ固定し、労働者が仕事を始める時刻と終える時刻のみを決める |
(20.3) |
(ウ) |
労働者が自主的に決めるのではなく、仕事を始める時刻や終える時刻、1日の労働時間は固定しておく |
( 0.6) |
|
その他 |
(11.4) |
|
わからない |
Q6 | 〔回答票9〕 労働時間に関係なく、仕事でどのような成果が得られたかによって賃金が決まるという働き方は、企業、労働者それぞれにとってよいと思いますか。この中から1つだけお答え下さい。 |
(43.7) |
(ア) |
企業、労働者の両者にとってよい |
(15.6) |
(イ) |
労働者にとってはよい |
(19.8) |
(ウ) |
企業にとってはよい |
( 9.7) |
(エ) |
企業、労働者の両者にとってよくない |
( 0.7) |
|
その他 |
(10.6) |
|
わからない |
Q7 | 〔回答票10〕 通勤の負担を軽減するために、より住宅地に近い場所に会社の機能の一部を備えた事務所、いわゆるサテライトオフィス、などを設け、そこで就業できるようにすべきだという考えがあります。あなたは、今後企業などがこうしたサテライトオフィスなどの設置に取り組む必要があると思いますか。それとも、そうは思いませんか。この中から1つだけお答え下さい。 |
(22.6) |
(ア) |
必要がある |
(44.9) |
(イ) |
ある程度必要がある |
(17.0) |
(ウ) |
あまり必要はない |
( 6.9) |
(エ) |
必要はない |
( 0.2) |
|
その他 |
( 8.3) |
|
わからない |
Q8(1) | ところで、あなたのご職業は何ですか。(具体的に記入の上、該当する項目に○をつける。)被傭者 |
( 2.8) |
|
管理職 |
→SQへ |
( 0.7) |
|
専門技術職 |
→SQへ |
(18.3) |
|
事務職 |
→SQへ |
(26.0) |
|
労務職 |
→SQへ |
( 3.8) |
|
農林漁業 |
→Q9へ |
( 9.4) |
|
商工サービス業 |
→Q9へ |
( 1.0) |
|
自由業 |
→Q9へ |
( 2.2) |
|
農林漁業 |
→Q9へ |
( 4.3) |
|
商工サービス業 |
→Q9へ |
( 0.2) |
|
自由業 |
→Q9へ |
(20.2) |
|
主婦 |
→Q15へ |
( 1.3) |
|
学生 |
→Q15へ |
( 9.9) |
|
その他の無職 |
→Q15へ |
SQ | 〔回答票11〕 あなたの就業形態は、この中のどれにあたりますか。この中から1つだけお答え下さい。 (N=1,714) |
(73.2) |
(ア) |
正規の社員 |
(26.8) |
(イ) |
正規でない社員(パート、アルバイト、嘱託など) |
(有職者に聞く)
Q9 | 〔回答票12〕 あなたは、ふだんの生活の中で、仕事の時間と余暇や睡眠など仕事以外のことに使う時間をどのように配分するのがよいと思いますか。この中から1つだけお答え下さい。 (N=2,465) |
(42.8) |
(ア) |
仕事があれば、当然仕事以外のことに使う時間を減らすべきだ |
(44.7) |
(イ) |
仕事があっても、できるだけ仕事以外のことに使う時間を減らさないようにすべきだ |
( 9.7) |
|
どちらともいえない |
( 2.8) |
|
わからない |
Q10 | 〔回答票13〕 1日の労働時間と休日・休暇日数の関係について、あなたの考えに近いものをこの中から1つだけお答え下さい。 (N=2,465) |
(38.6) |
(ア) |
現在より1日の労働時間が長くなっても、休日・休暇日数が増える方がよい |
(14.7) |
(イ) |
現在より休日・休暇日数が減っても、1日の労働時間が短くなる方がよい |
(41.5) |
(ウ) |
現在の1日の労働時間や休日・休暇日数は変えなくてもよい |
( 1.1) |
|
その他 |
( 4.1) |
|
わからない |
Q11 | 〔回答票14〕 あなたが長期間連続して休暇をとる場合、週休日(通常の休日)を含めて最低どれくらいの期間とりたいと思いますか。この中から1つだけお答え下さい。 (N=2,465) |
(28.0) |
(ア) |
3〜5日間程度 |
(36.0) |
(イ) |
1週間程度 |
(17.2) |
(ウ) |
10日間程度 |
( 8.0) |
(エ) |
2週間程度 |
( 1.4) |
(オ) |
3週間程度 |
( 3.3) |
(カ) |
1ヵ月程度 |
( 1.1) |
(キ) |
1ヵ月超 |
( 0.6) |
|
その他 |
( 4.4) |
|
わからない |
(「自営業主」「家族従業者」はQ15へ)(「被傭者」に聞く)
Q12 | 〔回答票15〕 あなたは、昨年1年間に年次有給休暇を何日とりましたか。この中から1つだけお答え下さい。 (N=1,714) |
(10.3) |
(ア) |
0日 |
→SQ2へ |
(21.9) |
(イ) |
1日〜5日 |
→SQ1へ |
(20.9) |
(ウ) |
6日〜10日 |
→SQ1へ |
(11.8) |
(エ) |
11日〜15日 |
→SQ1へ |
(12.3) |
(オ) |
16日以上 |
→SQ1へ |
(20.5) |
(カ) |
年次有給休暇は付与されなかった |
→Q13へ |
( 2.3) |
|
わからない |
→Q13へ |
SQ1 | 〔回答票16〕 あなたは、昨年、年次有給休暇を主にどのようなことに使いましたか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.) (N=1,147) |
(31.2) |
(ア) |
休養 |
( 1.6) |
(イ) |
寝たきりの家族などの介護 |
(19.7) |
(ウ) |
自分の病気などの治療 |
(12.1) |
(エ) |
家族の病気などの治療や看病 |
(12.2) |
(オ) |
家事・育児 |
(27.2) |
(カ) |
冠婚葬祭 |
(39.2) |
(キ) |
旅行 |
(21.0) |
(ク) |
スポーツ・レジャー |
( 6.4) |
(ケ) |
飲食・ショッピング |
(15.7) |
(コ) |
家族とのだんらん |
(20.1) |
(サ) |
趣味・娯楽、学習活動 |
( 4.3) |
(シ) |
ボランティア活動などの社会貢献 |
( 3.6) |
|
その他 |
( 0.8) |
|
わからない |
(M.T.=215.0)
(Q12で、「0日」、「1日〜5日」と答えた者に聞く)
SQ2 | 〔回答票17〕 年次有給休暇をそれだけしかとらなかった理由は何でしょうか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.) (N=553) |
(23.7) |
(ア) |
病気や急な用事のために残しておく |
(38.9) |
(イ) |
後で多忙になるし、同僚にも迷惑になる |
( 6.9) |
(ウ) |
仕事が楽しい |
(23.7) |
(エ) |
職場の雰囲気が、年次有給休暇をとりにくい |
( 7.6) |
(オ) |
休んでもすることがない |
( 0.7) |
(カ) |
手続きが面倒 |
( 6.0) |
(キ) |
上司がいい顔をしない |
( 7.4) |
|
その他 |
(10.8) |
|
特に理由はない |
( 4.7) |
|
わからない |
(M.T.=130.4)
(Q12で、「6日〜10日」、「11日〜15日」、「16日以上」と答えた者に聞く)
Q13 | 〔回答票18〕 あなたは、仕事に対する知識や能力、技能などを身につける方法についてどのようにお考えですか。この中から1つだけお答え下さい。 (N=1,714) |
(24.7) |
(ア) |
企業などが行う研修や訓練で十分だ |
(49.2) |
(イ) |
企業などが行う研修や訓練と個人で行う自己啓発は、同じ程度に重要だ |
(18.3) |
(ウ) |
企業などが行う研修や訓練よりも、個人で行う自己啓発が重要だ |
( 3.9) |
(エ) |
特に、研修や訓練、自己啓発などにより知識や能力、技能などを身につける必要はない |
( 0.1) |
|
その他 |
( 3.7) |
|
わからない |
あなたは、引っ越しを伴う転勤について、どのように思いますか。
Q14(1) | 〔回答票19〕 まず、国内での転勤についてはどうでしょうか。この中から1つだけお答え下さい。 (N=1,714) |
(13.2) |
(ア) |
どこへでも行く |
→(2)へ |
(42.0) |
(イ) |
条件によっては行く |
→SQaへ |
(38.2) |
(ウ) |
転勤は絶対にしたくない |
→SQbへ |
( 6.6) |
|
わからない |
→(2)へ |
SQa | 〔回答票20〕 では、どのような条件が整うなら、引っ越しを伴う転勤をしてもよいと思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.) (N=720) |
(62.2) |
(ア) |
収入が増える |
(23.6) |
(イ) |
地位が上がる |
(37.9) |
(ウ) |
気候や風土がよいところ |
( 6.1) |
(エ) |
転勤先が大都市 |
( 4.3) |
(オ) |
転勤先が地方 |
(29.9) |
(カ) |
現在の住まいから遠くないところ |
(10.3) |
(キ) |
友人や親類のいるところ |
(34.7) |
(ク) |
配偶者の了解 |
( 8.9) |
(ケ) |
同居している、あるいは近隣に住む親の了解 |
(34.3) |
(コ) |
学校など子どもの教育 |
(11.9) |
(サ) |
自宅の管理 |
( 1.0) |
|
その他 |
( 1.5) |
|
わからない |
(M.T.=266.7)
SQb | 〔回答票21〕 では、それはどうしてですか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.) (N=655) |
(31.8) |
(ア) |
学校など子どもの教育 |
(22.6) |
(イ) |
同居している、あるいは近隣に住む親の問題 |
(22.0) |
(ウ) |
配偶者が就労している |
( 4.6) |
(エ) |
家族に病人がいる |
(19.7) |
(オ) |
自宅の管理ができない |
(59.2) |
(カ) |
今住んでいるところを離れたくない |
(26.7) |
(キ) |
見知らぬところに行くのが不安である |
( 3.2) |
|
その他 |
( -) |
|
わからない |
(M.T.=189.8)
Q14(2) | 〔回答票22〕 次に、国外への転勤についてはどうでしょうか。この中から1つだけお答えください。 (N=1,714) |
( 6.9) |
(ア) |
どこへでも行く |
(27.8) |
(イ) |
条件によっては行く |
(57.9) |
(ウ) |
転勤は絶対にしたくない |
( 7.4) |
|
わからない |
(全員に)
Q15 | 〔回答票23〕 一般論として、単身赴任することについて、あなたはどのように思いますか。この中から1つだけお答えください。 |
(49.3) |
(ア) |
やむ得ない理由があれば、家族を残して単身赴任することも仕方がない |
→SQへ |
(44.3) |
(イ) |
どのような場合でも、家族と共に赴任すべきだ |
→Q16へ |
( 0.6) |
|
その他 |
→Q16へ |
( 5.8) |
|
わからない |
→Q16へ |
SQ | 〔回答票24〕 どのような理由があれば、家族を残して単身赴任することも仕方がないと思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.) (N=1,770) |
(68.3) |
(ア) |
学校など子どもの教育 |
(36.1) |
(イ) |
同居している親の問題 |
(28.4) |
(ウ) |
配偶者が就労している |
(24.5) |
(エ) |
配偶者や子どもが転居をいやがる |
(39.2) |
(オ) |
家族に病人がいる |
(15.5) |
(カ) |
自宅の管理ができない |
(18.6) |
(キ) |
会社の方針や慣行 |
( 0.2) |
|
その他 |
( 1.6) |
|
わからない |
(M.T.=232.3)
あなたやあなたの家族が引っ越しを伴う転勤をする場合、企業などに対して、特にどのようなことを望みますか。
Q16(1) | 〔回答票25〕 (1)まず、家族と一緒に赴任する場合はどうでしょうか。この中から2つまであげてください。(2M.A.) |
(29.5) |
(ア) |
赴任までに十分な準備期間を確保する |
(58.1) |
(イ) |
赴任先での住宅を確保、充実する |
(28.9) |
(ウ) |
赴任手当などの手当を支給、充実する |
(11.8) |
(エ) |
共働きの場合などに、配偶者の就職先を紹介、確保する |
(32.2) |
(オ) |
子どもの転入学を配慮し、転勤の時期を決定する |
( 9.0) |
(カ) |
赴任先での受入校や手続きなど学校に関する情報を提供する |
( 4.9) |
(キ) |
留守宅の管理について業者の紹介などを行う |
( 0.1) |
|
その他 |
( 3.7) |
|
特にない |
( 5.5) |
|
わからない |
(M.T.=183.7)
Q16(2) | 〔回答票26〕 (2)次に、家族を残して単身赴任する場合はどうでしょうか。この中から2つまであげてください。(2M.A.) |
(19.9) |
(ア) |
赴任までに十分な準備期間を確保する |
(14.5) |
(イ) |
給食サービス・家事代行サービスの紹介などを行う |
(42.8) |
(ウ) |
単身赴任者用の住居を確保、充実する |
( 5.5) |
(エ) |
テレビ、冷蔵庫、家具などを貸し付ける |
(30.9) |
(オ) |
単身赴任手当などの手当を支給、充実する |
(33.8) |
(カ) |
一時帰省や家族が赴任先へ訪問するための費用を支給、充実する |
(25.0) |
(キ) |
一時帰省のための休暇制度を実施、拡充する |
( 0.1) |
|
その他 |
( 3.5) |
|