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土地問題に関する世論調査(平成6年2月調査)

2002年6月26日掲載

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内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

内閣府政府広報室


調査の概要

調査の目的


土地問題についての国民の意識を調査し,今後の施策の参考とする。

調査項目


(1)地価動向について
(2)住宅について
(3)資産としての土地,土地の取引及び利用について
(4)土地に関する情報の整備と公開について
(5)都市づくりを進めるに当たっての土地利用における規制について
(6)土地対策に関する政府への要望

調査対象


(1) 母集団 全国20歳以上の者
(2) 標本数 3,000人
(3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法

調査時期

  平成6年2月17日〜平成6年2月27日

回収結果


(1) 有効回収数(率) 2,153人(71.8%)
(2) 調査不能数(率) 847人(28.2%)
−不能内訳−
転居 76 長期不在 82 一時不在 335
住所不明 16 拒否 315 その他
23

性・年齢別回収結果

性・年齢別回収結果



調査票
地価の動向について,お伺いします。
Q1 〔回答票1〕 近年,一時の地価高騰期と比べて,地価は全国的に下落又は横ばいの傾向にありますが,あなたはこれについてどう思いますか。この中から1つだけあげてください。
(25.2) (ア) 非常に好ましい
(34.6) (イ) まあ好ましい
(10.5) (ウ) あまり好ましくない
( 2.4) (エ) 全く好ましくない
(22.5) (オ) 一概には言えない
( 4.9) わからない

Q2 〔回答票2〕 では,地価が下落又は横ばいの傾向にあることによって,好ましいことがあると思いますか。あるとすれば,どのようなことでしょうか。この中から2つまであげてください。(2M.A.)
(43.2) (ア) 家賃や住宅の購入費の負担が軽くなる(又は増えない)
(12.1) (イ) 事業の拡大や新規事業がやりやすくなる
(23.8) (ウ) 土地に関する税負担が軽くなる(又は増えない)
(12.3) (エ) 個人の間の資産格差が縮小し,国民の生活水準の格差が是正される
(21.0) (オ) 地上げなど土地取引をめぐるトラブルが少なくなる
(17.4) (カ) 地価動向の影響により物価が下がる(又は安定する)
(18.5) (キ) 道路整備などの公共事業が進みやすくなる
( 0.0) その他
( 8.2) 特にない
( 8.0) わからない
(M.T.=164.6)


Q3 〔回答票3〕 では,地価が下落又は横ばいの傾向にあることによって,好ましくないことがあると思いますか。あるとすれば,どのようなことでしょうか。この中から2つまであげてください。(2M.A.)
( 8.6) (ア) 自分が貸している土地の地代や家賃を下げる必要が出てくる(又は上げることができない)
(19.8) (イ) 自分の所有する(又は相続するであろう)土地やマンションの資産価値が下がる(又は上がらない)
(21.0) (ウ) 国や地方公共団体の税収が減少し(又は増えずに)満足な施策が期待しにくくなる
(32.0) (エ) 地価動向が景気に悪影響を及ぼす
( -) その他
(30.7) 特にない
(12.9) わからない
(M.T.=125.1)


Q4 〔回答票4〕 あなたは,現在の地価は,高いと思いますか,それとも低いと思いますか。この中から1つだけあげてください。
(65.9) (ア) 高い
(19.6) (イ) ほぼ妥当な水準である
( 3.9) (ウ) 低い
(10.5) (エ) わからない

Q5 〔回答票5〕 あなたは,今後,中長期的に見て,地価が今よりも下落することが望ましいとお考えですか。それとも上昇することが望ましいとお考えですか。この中から1つだけあげてください。
(22.0) (ア) 大きく下落することが望ましい
(37.5) (イ) 少し下落することが望ましい
(22.4) (ウ) 現在の地価水準で推移することが望ましい
( 7.4) (エ) 少し上昇することが望ましい
( 0.7) (オ) 大きく上昇することが望ましい
(10.0) わからない

Q6 〔回答票6〕 それでは,あなたは,今後,中長期的に見て,現実には地価は下落すると思いますか。それとも,上昇すると思いますか。この中から1つだけあげてください。
( 1.3) (ア) 大きく下落する
(25.5) (イ) 少し下落する
(28.0) (ウ) 現在の水準程度で推移する
(28.8) (エ) 少し上昇する
( 2.2) (オ) 大きく上昇する
(14.2) わからない

Q7 〔回答票7〕 近年,地価が下落又は横ばいの傾向にありますが,このような地価の動向によって,あなたの消費に何か変化はありましたか。この中から1つだけあげてください。
( 3.2) (ア) 地価の動向に伴い,住宅関係の支出が減少し,その分,他の支出が増加している
( 6.5) (イ) 地価の動向に伴い,高額な支出については抑えるように心がけている
( 8.3) (ウ) 地価の動向に伴い,家計消費全般を切り詰めるように心がけている
(73.6) (エ) 地価の動向により,特に消費が影響を受けたことはない
( 0.1) その他
( 8.4) わからない

次に,住宅について,お伺いします。
Q8 〔回答票8〕 あなたは,土地や建物の所有権についてはどう思いますか。この中から1つだけあげてください。
(83.3) (ア) 土地・建物については,両方とも所有したい →SQa1へ
( 3.4) (イ) 建物を所有していれば,土地は借地でも構わない →SQb1へ
( 9.4) (ウ) 借家(賃貸住宅)で構わない →SQb2へ
( 3.9) わからない →Q9へ

(Q8で(ア)と答えた者に)
SQa1 〔回答票9〕 その理由は何ですか。この中から2つまであげてください。(2M.A.)
(N=1,793)
(53.8) (ア) 土地・建物は有利な資産だから
( 3.6) (イ) 借地又は借家には良いものが少ないから
(70.6) (ウ) 自分で所有していると自由に使え,安心だから
(24.9) (エ) 借地・借家は生活や権利が不安定だから
( 0.1) その他
( 0.4) わからない
(M.T.=153.4)


SQa2 〔回答票10〕 もし良い賃貸物件(借地又は借家)があったとしても土地・建物とも所有したいですか。
(N=1,793)
( 8.4) (ア) 賃貸物件(借地又は借家)でよい
(78.6) (イ) 土地・建物とも所有したい
( 0.2) その他
(12.8) わからない

(Q8で(イ)と答えた者に)
SQb1 〔回答票11〕 平成4年8月に,一定期間後に土地を所有者に確実に返還することを前提とした比較的低コストの「定期借地権」という制度が発足しましたが,あなたは,この「定期借地権」についてはどのようにお考えですか。この中から1つだけあげてください。
(N=74)
(51.4) (ア) 一定期間の居住が担保されるならコストの安い定期借地権がよい
(27.0) (イ) 権利金等が高くとも更新可能な通常の借地権がよい
( -) その他
(21.6) わからない

(Q8で(イ),(ウ)と答えた者に)
SQb2 〔回答票12〕 土地又は建物を所有しなくてよいとお考えになる理由は何でしょうか。この中から2つまであげてください。(2M.A.)
(N=276)
(36.6) (ア) ライフステージ(人生の段階)に応じて住み替えるには,借地又は借家の方がよいから
(49.6) (イ) ローン返済に追われて生活水準を落としたくないから
(11.2) (ウ) 近年は,借地の優良物件の供給が増えているから
( 4.7) (エ) 転勤が多いから
( 5.1) (オ) 会社等の社宅,寮制度が充実しているから
(22.1) (カ) 税負担が軽いから
( 5.8) その他
( 9.1) わからない
(M.T.=144.2)


Q9 〔回答票13〕 あなたが住宅を選ぶ場合に何を重視したいと思いますか。この中から3つまであげてください。(3M.A.)
(65.9) (ア) 居住面積,間取り,設備などの住居の快適性
(17.3) (イ) 資産としての価値
(49.7) (ウ) 通勤,通学の便利さ
(51.1) (エ) 買い物などの生活の便利さ
(30.9) (オ) 地域の教育水準や医療環境
(43.6) (カ) 周囲の自然環境
( 6.8) (キ) 地域のイメージ,格
( 0.1) その他
( 1.9) わからない
(M.T.=267.3)


Q10(1) 〔回答票14〕 資産としての土地,土地の取引及び利用について,お伺いします。次に申し上げるそれぞれの項目について,「そう思う」,「そうは思わない」でお答えください。まず,「(1)土地は貯金や株式などに比べて有利な資産である」についてはどうでしょうか。〔次に(2)〜(7)について聞く。〕(1)土地は貯金や株式などに比べて有利な資産である
(61.8) そう思う
(21.3) そうは思わない
(11.4) どちらともいえない
( 5.6) わからない

Q10(2) 〔回答票14〕 (2)企業も個人も,投機を目的として土地を売買すべきではない
(64.7) そう思う
(18.3) そうは思わない
( 9.0) どちらともいえない
( 8.0) わからない

Q10(3) 〔回答票14〕 (3)土地の公共性を踏まえて,所有者はその土地を有効に利用すべきである
(77.0) そう思う
( 7.0) そうは思わない
( 9.2) どちらともいえない
( 6.8) わからない

Q10(4) 〔回答票14〕 (4)土地の利用に当たっては,所有者の権利が公共の利益のために制限を受けてもよい
(41.2) そう思う
(30.7) そうは思わない
(16.0) どちらともいえない
(12.1) わからない

Q10(5) 〔回答票14〕 (5)土地の有効利用を促進するため,土地の保有に当たっては,所有者は,固定資産税などの適正な負担を負うのもやむを得ない
(74.5) そう思う
(10.3) そうは思わない
( 7.8) どちらともいえない
( 7.3) わからない

Q10(6) 〔回答票14〕 (6)土地所有者の努力とは無関係な地価上昇(鉄道や道路などの整備に伴うもの)による利益は,公共のために還元すべきである
(50.2) そう思う
(23.5) そうは思わない
(14.6) どちらともいえない
(11.8) わからない

Q10(7) 〔回答票14〕 (7)道路,公園など公共のために必要な土地については,所有者が売りたがらない場合でも積極的に収用制度(国や地方公共団体が補償して強制的に土地を買い取る制度)を活用すべきである
(45.4) そう思う
(26.0) そうは思わない
(17.9) どちらともいえない
(10.8) わからない

Q11 〔回答票15〕 現在,地価の高騰が生ずることのないように,一定規模以上の土地取引について,公的機関による監視が行われていますが,このことについて,あなたは,どのようにお考えでしょうか。この中から1つだけあげてください。
(48.8) (ア) 土地取引については,地価の高騰が二度と起こらないよう,常時,公的機関による監視が必要である
(31.0) (イ) 土地取引については,地価の動向等により,公的機関が必要に応じ監視を行えばよい
( 7.9) (ウ) 土地取引については,当事者間の自由に任せるべきであり,公的機関の監視は必要ない
( 0.0) その他
(12.2) わからない

次に,土地に関する情報の整備と公開について,お伺いします。
Q12(1) 〔回答票16〕 土地の所有,利用,取引,価格などの土地に関する情報について,どのようにお考えでしょうか。次に申し上げるそれぞれの項目について,「そう思う」,「そうは思わない」でお答えください。まず,「(1)土地情報の整備は土地政策の基本であり,全ての土地についての詳細な情報を整備する必要がある」についてはどうでしょうか。〔次に(2)について聞く。〕(1)土地情報の整備は土地政策の基本であり,全ての土地についての詳細な情報を整備する必要がある
(61.7) そう思う
(11.1) そうは思わない
(10.9) どちらともいえない
(16.3) わからない

Q12(2) 〔回答票16〕 (2)土地の利用や取引を行いやすくするため,土地情報については,プライバシー保護等の視点に配慮しながら積極的に公開していくべきである
(66.2) そう思う
( 9.9) そうは思わない
( 9.8) どちらともいえない
(14.1) わからない

次に,土地利用における規制について,お伺いします。
Q13 〔回答票17〕 都市づくりを進めるに当たっての土地利用における規制について,あなたは,どのようにお考えでしょうか。この中から1つだけあげてください。
(27.3) (ア) 個々の土地の利用方法まで定める詳細な都市計画を作るなど,規制を現在よりきつくしても,計画的な土地利用を進める方がよい
(40.9) (イ) 都市計画では利用の最高限度を定めるにとどめるなど,規制は現在と同程度とし,あとは民間の自由な活力に任せるのがよい
(14.2) (ウ) 土地利用は所有者の自由に委ねるべきであって,規制を緩くして公的な介入はなるべくしない方がよい
( -) その他
(17.6) わからない

次に,土地対策について,お伺いします。
Q14 〔回答票18〕 土地対策について,今後政府に力を入れてほしいと思われることは何ですか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(27.1) (ア) 土地の有効・高度利用を促進する
(53.6) (イ) 土地取引の適正化などにより地価を安定化させる
(41.2) (ウ) 計画的な都市づくりを推進する
(32.3) (エ) 適正な土地税制を推進する
(26.8) (オ) 道路・公園など公共のために必要な土地は,補償を行って土地を買い取る土地収用制度を強化する
(18.5) (カ) 土地の所有,利用,取引,価格等に関する情報を整備する
(25.1) (キ) 首都機能の移転など東京一極集中の改善を図る
(29.6) (ク) 投機的な土地取引を助長するような融資を規制する
( 0.2) その他
( 8.8) わからない
(M.T.=263.3)


<フェース・シート>
F1  〔性〕
(44.4) 男性
(55.6) 女性

F2  〔年齢〕あなたのお年は満でおいくつですか。
( 4.2) 20〜24歳
( 6.2) 25〜29歳
( 9.2) 30〜34歳
( 9.2) 35〜39歳
(12.1) 40〜44歳
(12.9) 45〜49歳
(11.6) 50〜54歳
(10.6) 55〜59歳
( 9.7) 60〜64歳
( 7.1) 65〜69歳
( 7.2) 70歳以上

F3 〔回答票19〕 〔世帯構成〕お宅の世帯はどの世帯にあたりますか。この中ではどうでしょうか。
( 4.5) (ア) 1人世帯
(16.1) (イ) 夫婦のみの世帯
(53.1) (ウ) 親と子の2世代世帯
(24.2) (エ) 親と子と孫の3世代世帯
( 2.1) (オ) その他の組み合せの世帯
( -) その他

F4  〔本人職業〕あなたのご職業は何ですか。(具体的に記入して下の該当する項目に○をつける。)
<自営業主>
( 4.7) 農林漁業
( 9.3) 商工サービス業
( 0.9) 自由業
<家族従業者>
( 1.9) 農林漁業
( 4.3) 商工サービス業
( 0.4) 自由業
<被傭者>
( 2.5) 管理職
( 1.1) 専門・技術職
(16.5) 事務職
(22.7) 労務職
<無職>
(24.4) 主婦
( 1.3) 学生
(10.1) その他の無職

F5 〔回答票20〕 〔住居形態〕現在のお住まいはこのように分けた場合,どれにあたりますか。
(76.5) (ア) 自分の家(分譲マンションを含む)
( 5.2) (イ) 公団・公社の賃貸住宅,公営(都道府県営・市町村営)住宅
(14.5) (ウ) 民間の賃貸住宅(民間貸家・アパート・マンションなどを含む)
( 3.7) (エ) 勤め先の給与住宅(社宅・寮・公務員住宅など)
( 0.2) その他

F6 〔回答票21〕 〔土地の所有形態〕あなた又は同居していらっしゃる親族は,土地を所有していらっしゃいますか。
(38.9) (ア) 現在居住している土地と,それ以外の土地を所有
(29.7) (イ) 現在居住している土地のみを所有
( 4.7) (ウ) 現在の居住地以外の土地のみを所有
(26.4) (エ) 土地は所有していない
( 0.0) その他
( 0.3) わからない

F7 〔回答票22〕 〔世帯収入〕お宅の収入は,ご家族全部合わせて,去年1年間でおよそどれくらいになりましたか。この中ではどうでしょうか。ボーナスを含め,税込みでお答えください。
(11.6) (ア) 300万円未満
(10.4) (イ) 300万円〜400万円未満
(18.3) (ウ) 400万円〜600万円未満
(16.7) (エ) 600万円〜800万円未満
(10.1) (オ) 800万円〜1,000万円未満
( 6.8) (カ) 1,000万円
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